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シー・カヤックの冒険 クジラの化石が眠る島(沖縄 岡波島)

シーカヤックを使って、前から見に行きたいと思っていた沖縄の無人島にある鯨の化石、2020年の11月にようやくそれが実現した。
この疫病蔓延の状況下なので、弾丸ツアーとなった。2泊3日。決め打ちで日程を設定する。旅の相棒は遊び友達のY氏、2人で沖縄へ向かった。

海は荒れていた
前日まで天気はよかったが、到着時の天気は曇り、明日がツアーの予定日だった。
頼みの綱の地元シーカヤックツアーの大御所のOさん、彼とも長い付き合いだが、彼に確認を取ると
「うーん、明日はだめだね」
残念・・。

翌日、激しい雨、海は荒れていた。絶景の喜屋武岬はこんな状況だった。喜屋武岬は沖縄本島のほぼ最南端に位置する糸満市にある岬。美しい海がパノラマで広がることで知られている。

2020_1.11.12-14沖縄カヤック_201115

行程では明日の午後3時の飛行機で東京へ戻る。
今回は糸満の居酒屋巡りで終わるのかと思っていたが、O氏と相談すると明日午前中に実行できそうだ。条件として借りているレンタカーを1時30分までに戻す。そうしないと飛行機に乗れない。

決行
そして翌日、朝9時、糸満のビーチへ集合し9時半に出発する。後発でO氏の友達が4艇ほどで追ってきた。

無人島と言っても1.2キロほど沖にある小さな島だ。途中浅瀬があり、結構気を遣った。
到着後、干潮時なので直ぐに見にいく。この化石は大潮の干潮時にだけ姿を現すという。

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発見された1898年当時、頭部としっぽは何者かに持ち去られていたが、それ以外の骨は現存している。見てもでもどちらが前か分からない。
ちなみに、化石を含んだ地層は100万年前にできた琉球石灰岩の地層。
頭部が残っていたとしても10m少しの体長、ザトウクジラではないかとの事。

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ホワイトアウト
後発のメンバーと共に早めのお弁当を食べていると、雲行きが怪しくなった。雨も降り出す。ここ数年ゲリラ豪雨で、海が突如としてホワイトアウトすることも多く、後発のメンバーはつい最近酷い目にあっている。
速攻で戻ることになった。

映画紹介風にまとめてみた。

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雲が陸側から来る


行きより潮が引いているので、岩礁にはより注意した。水路は知らないので、前を行くカヤックのラインを見て漕ぐ。
途中、GT(ロウニンアジ)に追われた手のひらサイズの魚が、海面から次々飛び出してきた。その1匹がカヤックの舳先にぶち当たってきた。
「おーっ、やはり沖縄の海はいいねぇ」
浜に着くと、潮にさらされた身体のままレンタカー屋へ向かった私とY氏。
そして、べたつく体そのままで機上の人となった。
早くまた何時もの沖縄に戻って欲しい。

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