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〜シタール奏者伊藤公朗人生の反省文〜

【週1配信】終戦間もない混沌とした時代に愛媛県の禅寺に生まれたシタール奏者伊藤公朗。昭和初期の田舎での自給自足的な暮らしをした幼少期、実家の寺を出て闇の道に走った青年期、当時まだ…
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#先生

【第13話】授業中

僕が中学生の頃は、先生も生徒も人間丸出し(良いも悪いも)で、いつも本気でぶつかっていた。…

【第12話】遠足

僕にとって小学校の頃の一番の楽しみは遠足だった。その日は給食ではなくお弁当、と言うだけで…

【第9話】説教はバケツとビンタ

 「まっちゃん(僕の姉)、コーローちゃんまた立たされちょるよ」 と、姉の担任の先生が校庭…

【第8話】ピンボケの正義感

僕はこう見えて正義感(だけは)強い。禅寺の末っ子として自由奔放に育った僕は、幼い頃から悪…

【第5話】将来の夢は医者『解剖実験』

小学校の理科室には、必ずガラスのケースに入れられた人間の全身のガイコツの標本があった。僕…

【第4話】水泳の授業は広見川

 四万十川の支流にあたる広見川(ひろみがわ)に沿って、集落が点在している静かな田舎で僕は育…