白黒つけず、グラデーションでいいじゃない
「まず、結論から言うと…」
YouTubeでよく聞くセリフ。
いつからだろうか。世の中に大量の情報が溢れるようになり、人々は効率的に情報を取捨選択するようになった。結論に至るまでのプロセスはそこそこに、いち早く結論を求めるようになった。
昔のテレビのように、答えはCMの後!とオチまでの時間を長引かせるような手法はもう通用しない。そんなことしてるYouTubeチャンネルは伸びないだろうな。
結論の言い方も、とにかくわかりやすく端的に。
前置きが長かったり、回りくどい言い方をすると「だから何が言いたいんだよ」「早く結論言ってよ」とイライラしてくる。
また、一部では論破することがかっこいいという風潮がある。わかりやすく、端的に、矢継ぎ早に言葉を並べる、そんな話し方に人々は惹かれる。
確かにズバッと言ってくれるのは気持ちがいいし、自分がなんとなく考えていることを上手に言語化してくれるのも気持ちいい。わからなくもない。
でも
こういうすぐ結論を求めたり、白黒つけたりする空気は息苦しい。
人それぞれだよねとか、ケースバイケースだよね。みたいな発言は、意見言ってないのと同じのように捉えられてしまう。
ネット上では、自分勝手な偏った思考の発言が多いこと多いこと。勝手な決めつけで発言する人達に嫌気が刺して、Twitterはやめた。
まぁ発言や表現の自由と言ってしまえばそれまでなんだけど。
◇◇◇
白黒、善悪、賛否…など
白黒つけるだけでは判断できないことが世の中にはたくさんある。そして、その間にはたくさんの意見が点のように存在している。
意見はグラデーション
結果や結論を出すのももちろん大事だけど、大事なのはそこに至るプロセスだと思う。問題があれば双方の視点から情報を収集して、俯瞰して、他者とディスカッションして、また自分の意見を考え直す。すぐにバシッとした結論がでなくてもいい。
偏った視点から早急に結論を出そうとしないこと。
ひろゆきとかメンタリストDaiGoとか。
ネットでズバズバ言ってる人達は、きっと相当な知識と経験があるからハッキリと意見を言えるわけで。あれを真似して、知識がない人がそれっぽいこと言っても中身がないというか。言ってることがコロコロ変わるんだよね。
結論を急ぐばかりの偏った考え方が、世の中をギスギスさせているような気がする。みんながしっかり考える癖をつけた上で発言すれば、もう少し世の中が穏やかになるんじゃないかな。
時に白に寄ったり、黒に寄ったり。
意見はグラデーションでいいんだ、急いで結論を出さなくていいんだ。
そう思いながら、しっかり自分の頭で考えて発言していきたいな。最近のギスギスした世の中で、そんなことを思いました。
最後に
去年はかなり偏ったコンテンツから情報収集をしてしまったのが反省点。(とあるPodcastにどハマりしてしまい、そればかり聞いていた)。YouTubeのアルゴリズムも厄介。同じような動画ばかり見てた。
もっと多角的に、いろんな情報を得る練習していきたいな。今年の目標に付け加えておこう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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