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私と断捨離

断捨離、ミニマリスト、シンプリスト、持たない暮らし…。いつからかブームになっている、少ない物でスッキリ暮らすというライフスタイル。私も普段から物を増やさずスッキリした空間で暮らしたいと思っている。断捨離歴は10年以上。すっかり生活の一部となった断捨離について、今日はいろいろ書い綴っていこうと思う。


そもそも断捨離って?

断捨離とはヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」を組み合わせた、やましたひでこさんが作った造語。「不要な物を断つ、捨てる、物から離れる(執着しない)」の思想のもと行動し、生活をより快適に豊かにしていくことが目的、だと私は解釈している。断捨離することが目的ではなく、断捨離でどのような生活を実現したいかが大切であり、断捨離はあくまでも手段。

きっかけはとあるブログ

元々物が多く汚部屋の実家。服は山のように積み重なり、テーブルの上の物を端に寄せて空いたスペースで食事を取る、家庭訪問前は荷物を物置部屋に押し込みなんとかその場を乗り切る。そんな家で育ち、我が家は友達の家より少し散らかっているよなぁとずっと思っていた。ただ探し物が見つかりにくい程度の不便さはあったが、特に困ってなかったので物を捨てるなんてことは考えてもなかった。

そんな中、何がきっかけかはわからないが、ネットでとあるお宅のブログを発見し、衝撃を受けた。それがゆるりまいさんの「なんにもないぶろぐ」だった。



がらーんとしたリビング、開けても綺麗な収納の数々、お気に入りの物だけが収められたクローゼット…どれも我が家にはない空間で衝撃的だった。「こんなモデルルームみたいな家で住んでる人がいるんだ!」と思い、その日からブログを読み漁った。今のようにInstagramやYouTubeが一般的ではなかった時代。人の家の中を覗き見するというブログ内容自体も新鮮で面白かった。

その日から私の断捨離スイッチがONになり、今に至る。ゆるりまいさんは断捨離という言葉は使わないし(そもそも断捨離は商標登録されているので商業利用はできない)、断捨離ブームの随分前から今のスタイルを確立し生きてきたらしい。自分のことを「捨て変態」と呼び、家族からは少し変わった人だと言われていたとか?その後断捨離ブームやミニマリストブームがくるわけで、時代がゆるりまいさんの生活スタイルに追いついたと私は思っている。

そんなわけで便宜上世間的によく知られている「断捨離」を使うが、私はやましたひでこさんの本を読んだわけでもなく、はたまた「ときめき」で有名なこんまりさんの本を読んだわけでもない。ゆるりまいさんのグログに衝撃を受けて現在の生活スタイルに行き着いた。


断捨離って「断」が一番難しい、「離」はよくわからない

10年以上断捨離を繰り返してきた。「まだそんなに捨てるものがあるの?」と思われるかもしれないが、断捨離は生きている限り続く。年齢や時代が変われば必要な物は変化するし、趣味嗜好もどんどん変化する。生活の一部のように断捨離を繰り返してきたし、これからも続けていくのだと思う。

断捨離の「捨」は比較的簡単だ。手放すことを繰り返していくうちに取捨選択が上手になり、部屋はどんどんスッキリする。ただ「断」をしなければ永遠に物は増え続ける。私も何度も「断」に失敗し、買っては捨てるを繰り返してきたが、最近は自分に必要な物や量を判断できるようになってきた。私は断捨離歴10年でようやく「断」を習得できたと感じており、「断」はかなり難しい。

断捨離の「離」は結局よくわからない。物への執着から離れることらしいが、生きている限り物は使うし、「お気に入りの物に囲まれた暮らし」が理想なので物への執着からは離れられない。物と向き合う時間は私にとって大切な時間なので、これからも執着?して生きていこうと思う。


理想は壊れるまで物を使い続けること

私の生活の理想は、物を修理しながら壊れたら買い換える生活。昔の人は当たり前のようにしてたのに、現在は物が溢れすぎて使える物をどんどん捨てている。そんな物を捨てる生活に疲れたので、最近は手入れをしながら長く使える物を選ぶようにしている。

去年15年使った眉毛カットのハサミが壊れた。ハサミの柄が劣化で折れて使用できなくったのだが、その時初めて物を「使い切った」という感覚を覚えた。その後新しく眉ハサミを購入。壊れたから買う、その当たり前のことが新鮮で楽しかった。こういう暮らしを私はしたいんだなぁとその時感じた。人生まだまだ長いので「壊れるまで物を使う」生活スタイルを確立するべく、今後色々試していこうと思う。

そんな訳で私の断捨離遍歴と今後の理想の暮らしについてまとめてみた。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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