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〈実話ハートフル🥹〉娘達に最期の愛を見せた、父の霊

椿あんこです。


この、霊体験ブログを書き始めて、
気づいたことがあります。


もうすぐ母マミコがなくなってから、6年が経ちます。

若い時のマミコの霊体験を語ることは、
生前の元気なマミコを思い出す行為であって、
マミコと共に生活していた子ども時代の私を
思い出す行為でもあると言うこと。



想い出の?霊体験を脳内で再現していると、
「あの頃」が懐かしく、母からもらったたくさんの愛を思い出します。
こんな場をいただき、noteに感謝しています😊💕



さて、今日は、若い時のマミコが、
遠く旅立つマミコの父に
大きな愛をもらった時の話です。


⛩️危篤だったマミコの父

マミコの父左吉(仮名)が、胃潰瘍と言われて(本当は胃癌)からというもの、
マミコはマミコの妹と二人で、県を超えて足しげくお見舞いに行っていました。


3月に入ると左吉の容態は悪くなり、
危篤状態になってしまいました。

もうすぐ咲く、庭の沈丁花を左吉に持って行って見せたいなあと、
マミコは思っていました。

残念ながら、それは叶いませんでしたが。



⛩️帰りの電車の中で


マミコとマミコの妹は、
その日も危篤の父左吉を見舞い、

「今はまだその時ではないから、何かあればすぐ知らせる」
ということで、自宅に帰って行きました。




今はスマホがありますが、
当時は昭和、連絡は自宅に入ります。
電車の中では、その連絡は、受け取れないのです。


夕方で、電車の中は適度に混んでいて座れず、
マミコと妹は、つり革につかまり電車に揺られていました。


⛩️髪を撫でる、見えない手


いくつ目かの駅を通過した時のことです。


マミコの頭を後ろから、やさしく撫でる気配がしました。



マミコ「あら?🙄」



背後には人は立っておらず、気のせいかと思いました。



しばらくすると、また、マミコの頭をやさしく撫でる手があるのです。



マミコ「あら!また🙄🙄!」



マミコがしきりに自分の頭をさわっているので、マミコの妹が気づきます。


妹「おねえちゃま、どうしかしたの?」

マミコ「誰かが、私の頭をなでるのよ。あ!ほらまた!😳」


すると妹も、


妹「あ!私も今撫でられた!😳😳😳」


マミコ「でしょう?」




⛩️死後、真っ先に会いに来た左吉


実はその時間帯に、
マミコの父左吉は、あちらの世界に旅立ちました。

最期は危篤状態で、
娘達に話しかけることも、自分から手を握ってあげることもできなかった左吉が、
死後、肉体から離れて真っ先に向かったのは、
マミコとマミコの妹のところでした。



愛する二人の娘達の頭を、思う存分撫でたかったのでしょう。



小学生だった私もその話をあとで聞き、
あたたかい気持ちに包まれました。
身体はなくなっても、愛は確かにそこにありますね。


さて、東京の自宅に帰宅したマミコ、
「左吉が先ほどなくなった」との一報が。

私も小学校から帰るや否や、早速亡き祖父に会いに行くことになりました。
3月にしては生ぬるい暖かさで、
夕陽が濃い紅だったのを、覚えています。


後日談があります。


この時なくなった私の祖父左吉は、
これからたくさんあの世からマミコと会話します。ほぼ毎日です(笑)。


でもそれは、もうしばらく後の、お話。



椿あんこでした。
お読みくださり、ありがとうございました。
スキも、いつもありがとうございます🥰

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