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〈実話ハートフル😁〉引っ越した家にいた座敷わらし

椿あんこです。


noteでマミコの霊体験を書き始めて、
これで6投稿目です(感涙)。
まだ、各機能とかよくわかっていないので、
読みにくかったりしたらごめんなさい。


前回の投稿で、
昭和な平屋に住んでいた時に、霊感体質の母マミコ(仮名)が聞いた、
「夜に誰もいないのに、引戸が開く音がする」話をしましたが、


実は引っ越した先の家で、
父と私が体験した不思議な現象が、ひとつだけあります。
今回は、その話。


⛩️新居の私道の階段がエグかった


昭和の平屋建築から
2階建ての家に引っ越した私達一家。
私は小学生になり、弟も生まれました。


その家は、高台に建っていました。


どのぐらい高台かと言いますと、
私道で階段が90段!

大事なのでもう一度言います。


私道で階段が90段!



きっついです。
特に私は病弱でしたので、
休み前の修了式で、絵の具だとか習字セットだとか全部持たされて下校した日には、
ラスボス的に我が家の私道、
「地獄の90段階段」が待ち構えているわけです。

踊り場ごとに荷物をおろし、息を整えてからまた上がって行きました。
つらいです。自分の家の階段ながら。
見上げると、大谷石の石垣の上に建っている我が家。
階段も何度か踊り場を設けながら折れ曲がり、
敵からの一直線の攻撃を防いでいます。

って、山城かよ!
(私がその後、山城に拒否反応をしめしたのは、
この家の階段のせいです)



その代わりと言ってはなんですが、
眺めは素ん晴らしかったです。


まず、富士山が見えました。
新幹線も見えまして、
夏にはどこかでうち上がる花火も
二ヶ所も見えました。
それは、子どもゴコロにとても嬉しかったのです。


⛩️家の階段を駆け上がる霊


ある日。


私達一家で、スーパーに買い物に行き、一週間分の食料を買って来た時のことです。

買いに行くのは車で行きましたが、
車から家に運ぶのは人力です(笑)。
ラスボス90段階段が待っています。


弟はまだ赤ちゃんなので、母が抱っこし、
スーパーの袋は父と私が受け持ちました。

その日、
父、私、母と弟、の順番で
90段の階段をせっせと上がっていました。



家の玄関に着いた時、
父がポケットから家の鍵を取り出しました。
私は父の真後ろにいて、家の扉が開くのを待っていました。



それは、鍵を鍵穴に差し込み、
ガチャ、
と回すぐらいの短い時間のことでした。



パタパタパタパタタ、タ、タ、タ!


父&私「!?!?!?」



家の玄関を入ってすぐ右にある
2階に続く階段を、誰かが慌てて駆け上がる音がしたのです。

父はその音を聞くと、
ドアを開けるやいなや、スーパーの荷物は玄関に放置して、
一目散に2階に駆け上がりました。
私もすぐに父の後を追います。なんだかおもしろくなってきました。
泥棒だったらやっつける気満々でした(笑)。



2階の部屋には誰もいません。


次に、父は2階の全押し入れを開けました。
私も小学生ながらも念入りに押し入れを覗き込みました。
誰も隠れていません。

最後に、ベランダに出てみました。
やっぱり誰もいません。
そもそも、ベランダに続く窓には鍵がかかったままでした。




⛩️階段を上がったのは、軽い人


確かに父と私の二人で、誰かが階段を駆け上がる音を聞いたのに、
2階で誰も見つけられなかった。
(母マミコは、後から登ってきたので、その足音は聞いていませんでした。)



私が覚えているその足音は、体重がとにかく軽かった、ということです。
年齢は、幼稚園児ぐらいの。


想像してみてください。
病気で2階で寝ていた幼稚園児が、
お母さんがちょっと買い物に出かけている間に
1階にこっそり降りてきて、
テーブルの上のお菓子をつまみ食いしている姿を。
お母さんが玄関の外で鍵を取り出している気配を感じ、
「やべっ!」と、慌てて2階に駆け上がった。

そんなような音でした。


もちろん、父にも私にもこれ以上の霊感(視えたり、交信したり)はないので、
この家に住んでいる時に聞いた不思議な音は
この1度切りでしたが、


あれは、誰だったのだろうと。



大人になって、あの足音を思い出すのです。
全然怖くなかった、あの、幼稚園児ぐらいの幽霊の足音を。

もしかしたら、あれは、恥ずかしがりやな座敷わらしだったのかもしれません。
座敷わらしなら、大歓迎!?ですね(笑)。



こんな感じで私は、その次に引っ越した家でも、3回、階段を上る音を聞いています。
が、それはまた、別の話。



お読みくださりありがとうございました。



椿あんこ



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