見出し画像

無様でいいから、愛を語ろう。 語るからには、愛を示そう。

すっごい気持ちがぐちゃぐちゃしているから、ぐちゃぐちゃのまま吐き出して勝手にすっきりしようと思う。いわばこれは独白の懺悔だ。

いや懺悔はそもそも独白のようなものか。

これは、自分がその場でいくらでも出来ることがあったにも関わらず最低限もやらなかった、そのことへの反省。くだらない自分への戒めの文書。

そもそも、ぐだぐだと最もらしく言い訳を並べたところで、それは誰も救わない。言い訳はティッシュに包まれる価値もない、汚れそのものだ。

だったらどうするのか?どう自分の愚かしさに落とし前をつけるのか。そもそも誰かに許してもらうとか、理解してもらうとか、そんなものは体のいい戯言だ。

徹底的に向き合うしかない。嫌と言うほど刻み付けるしかない、2度と同じ過ちを繰り返さないように。


あぁ、優しく生きたいのだ。

優しく生きる、そう誓ったのだ。

何度も何度も、誓ったのだ、自分に。自分に。自分に。

それなのに結局出来ないのだ。いや結局できないと諦めることさえ自分に赦しを媚びている。

どこまで自分に甘い、詰めの甘い、恐ろしいほどに愚かしい生き物なんだろう。自分のことしか考えてない、根本的に自分のことしか考えてない行動原理なんだ、優しく生きるなんて、どこまで哀しい夢なのだろう。もはやそれは愚かしい夢なのか?

私は自分の狡さを嫌というほど知っている。自分の性根は理解しているつもりだ。人が思ってくれているほど私は清廉潔白でもなければ、優しい人間でもない。

どうにも自己愛の強い、どうしようもない存在だ。久しぶりに自分の本性を垣間見て、ゾッとしている。人間そうそう簡単に変われるものではないのだと、思い知らされる。

やるべきことはあった。出来ることはあった、けれどそのことに考えが至ったのはかなり後になってからだった。

出来なかったのはおろか、考えすらも及ばなかったことが何よりショックだった。少しはマシに、生きれるようになったと思っていたのにさ。

目の前にいる人を助けられなくて、いや直接的な助けにはならなくても何か出来ることがあったのに、それをしなかったら、どうやって世界に優しく生きるというのだ?

「大変だったね」「無事で良かった」

口先だけでいくらそれらしい言葉を紡いだところで、そんなことは誰にだって、意思と優しさがあれば出来るんだ。遠隔でも出来るんだ。

外野でいたいのか?親しき人に?
いま、この場にいる、近くにいる、私に何が出来るか、そこだろうよ。
そこを疎かにして、どう生きるというのだ?

・・・とまぁ、昔の私はこうやって悦に浸って独白してそのまま蓋をする人間だった。何度も同じことを繰り返して、悲劇のヒロインさながらに嘆き悲しんでみせて、うやむやにしてしまうのが何よりも得意だった。

でも今は少しばかり知恵がついた、と思う。

変われない自分を、出来ない自分を嘆いたところで、己と言うフィルターを通してしか見ることのできない世界は、いつまでたっても暗いままだ。それではいくらなんでも惨めすぎるというものだろう。

思い知ったから、受け入れる。思い知ったから、やりなおす。

私達は学べる生き物だ。精神的に果てしなく成長できる生き物であるはずだ。それを活かさずして、どう生きようというのだ。



人間だ、至らないことの方が多い。
反省しよう、後悔しよう、大いに。でもそれはあくまでも自分の中でだ。

他人を巻き込むべきではない。自分でやったことの後悔の吐露は自慰でしかない。いくら積み上げたところで虚しくゴミ箱にいくだけだ。

良い歳をくった大人なんだ、表面くらいは綺麗に取り繕ってなんぼだろう。悔恨の自慰に他人を巻き込むことほど恥にまみれてはいないつもりだ。

赤裸々であるべき姿はそこではない。

晒すべきはすべての悔恨と恥辱を内包しようとも、それを匂わせない生き様であるべきなのだ。

人間臭さというのは、腐臭ではない。

歯を食いしばってでも、食い壊してでも生き抜く、その汗こそが臭みであるべきなのだ。

人間らしく、人間臭く、生きたいな。

愛を尤もらしく乞うのではなく、ウザがられようとも与える人間でありたいんだよ。優しく生きたいんだよ。

綺麗にまとまって生きるよりは、はみ出しても笑われても、傷ついても、自分らしく生きたい。

そんな私を愛してほしいから、私も滑稽なほど皆を愛すよ。

まだまだ出来てないことばかりで、あとから取り繕うような口先ばかりでさ、なりたい自分に、あるべき自分には全然追いつけてないけどさ。
理想を先に語り、あとからなんとかして、どうにかして追いついていこうと思う。

今回、私は出来ないことだらけだった。やるべきことをやらなかった。でも学んだ。次はやるべきことを、やる人間になっていればよいのだから。

よし、スッキリした。

無様でいいから、愛を語ろう。
語るからには、愛を示そう。


読んでいただいてありがとうございます。
面白かったら「♡」をお願いします。
全力で私の愛をお返しします!

よくいく居酒屋のハイボールは、1杯190円です。もちろん深い意味はありません。