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【ガンツウ】瀬戸内は船で航海するに限る!?究極のクルーズ

お値段からしてぶっ飛んでおりますので、当たり前っちゃ当たり前なのですけど、お値段から期待される内容を叶える、どころか超えてくる、もう究極といえる域なのではないかという存在にめぐりあってしまいました。

以前より、私の旅の憧れは長距離便ファーストクラスではなく、クルーズ旅行であると豪語しておったわけですが。当初は飛鳥IIしか知らぬ身でしたが、この夏、ここに「ガンツウ」が加わりましたということなのです。


そもそも瀬戸内海のみを航海する船ですし、大多数を載せて世界一周までもする飛鳥IIとはコンセプトが違うので、一概に比較することはできないのですけれども、場所を瀬戸内海に限定するとこれが最強の船、と言えるのではないでしょうか。


で、早速ここでご紹介するわけなのですが、ガンツウさん側の要望により、写真は個人ブログやSNSの個人アカウントでのみ掲載OKで、営利目的の使用は一切不可、すなわちYouTubeなどを含む公のメディアでは使用することができません。

つきましては、m3.comではその魅力を文章でお伝えし、船体が写る写真については私のブログかInstagramを見にきていただくのみだったのです。


が、


noteはそういうわけではないので、お写真を交えてまいりたいと思います笑笑





客室全てスイートルーム!

全てに妥協がないガンツウ、お部屋ももちろん、広いし、高級ホテル並みのスペックです。一番ランクの低いテラススイートでも50平米、でもやはりテラスに露天風呂がついたお部屋がおすすめです。

我々は今回思い切って、上から2番目のカテゴリーであるグランドスイートに宿泊しましたが、その理由は広いテラスからのパノラマ絶景。お部屋からの眺めは映画さながらの迫力でした。



日程は2泊3日もしくは3泊4日のみ

ガンツウ乗船はほとんどが3日間、長くても4日間。一部の時期に2つの日程を繋げて、5泊滞在するプランもあるにはあるみたいですが、それは極めて限られたケースで、ほとんどが3日ないし4日、おそらく「あとちょっと乗っていたいなあ」と思えるくらいの設定です。

3連休や週末を利用しての航海も非常に多いため、30代~50代の現役世代の利用も多く、飛鳥IIに比べて船内の客層が若い、という印象でした。



2泊3日のスケジュール


<1日目>

各地からベラビスタマリーナまで送迎
→ 福山駅や広島空港からも!無料で送迎してくださいます。
 我々は鞆の浦に前泊したので、前泊の宿から送迎していただきました。

13時半:ベラビスタラウンジで、G7会議で出されたシャンパンを飲みながらチェックイン手続き

15時:乗船
乗船後ウェルカムドリンク(もちろんシャンパン含む)とカナッペのサービス

17時:尾道水道通過を横目にお部屋のバルコニーの露天風呂
(注:外の人に見えるかもとか一切気にしていない)

18時半~:お寿司ディナー
20時~:バータイム ここでデザートもたらふく


<2日目>

6時15分~:船外体験・大三島朝散歩(所要時間:1時間30分)


8時半〜朝食

9 時:宮浦港沖抜錨 出港


10時20分頃:見どころ・鼻栗瀬戸通過
10時40分頃:見どころ・多々羅大橋(生口島・大三島間 1,480m)


11時:和菓子の振舞い 於・Deck-3 ラウンジ(各回4名までのご予約制)

11時50分:見どころ・因島大橋(因島 向島間 1,270m)
12時30分頃:見どころ・生名橋(生名島・佐島間 515m)
合間に昼食


14時15分:船外体験・村上海賊ミュージアム~能島上陸見学~潮流船

帰ってきてお風呂

18時頃:見どころ・多々羅大橋(生口島 大三島間 1,480m)

18時~:メインダイニングで夕食

20時30分~:瀬戸田夏祭り花火大会(約 3,000発)
※今回、たまたま航路沿いで花火が上がるとのことで、寄ってくださり、最上階のデッキテラスという「特等席」で鑑賞できてラッキーでしたが、日頃花火目的のクルーズというのはされていない、とのことです。

22時10分頃:見どころ・因島大橋(因島 向島間 1,270m)

23時:鞆の浦沖錨泊地到着(広島県福山市)


<3日目>

7時半~:朝食

11時:下船



お酒込みのオールインクルーシブ 船内の出費一切なし!

ガンツウでは、スパトリートメントやギフトショップでのお買い物以外、船内での出費は一切ございません。

はい、ということで、お酒も飲み放題です。客室の冷蔵庫にもワインセラーがあって、スパークリング&シャンパン、赤、白とハーフボトルが各3種ずつ。日本酒やビールももちろんあり、お昼の清掃時と寝る前のターンダウンで必ず補充される徹底ぶりです。

お部屋のワインセラー



えげつないほど贅沢なお食事

そもそも食材が一級品なので、何をどう食べても美味しいガンツウさんのお食事は、

朝食:午前7時~午前10時
昼食:正午~午後2時
夕食:午後5時30分~午後8時30分​​

と、ざっくりした時間は決まっており、6席しかないお寿司のカウンターは早めの予約が望ましかったり、メインダイニングのディナーも何時ごろ、的な予約をした記憶があるのですが、朝昼晩、きっかり何時にコースとビュッフェ、とかではなく、好きな時間に好きな場所で好きな食材を好きなだけ、的なお食事は、前菜は洋食、メインは和食がいいのよねえ、とかでもOK。

メインダイニングのディナーはそもそもメイン料理が「ワゴンにあるお好きな魚介やお肉を好き調理法で好きななだけ」状態ゆえ、例えば伊勢海老を刺身、焼き、フライにして延々と食べて、〆は霜降り肉ステーキ、とかでもOK。私は延々と伊勢海老、母は延々とアワビを食べたあと、炭火焼きステーキしてました。


夏の乗船で、お気に入りでしたのが、小豆島そうめん。朝も昼も夜も(!)お腹に少しでもスペースがあれば食べていました。

さらなる詳しい内容はぜひブログやInstagramで、写真で見ていただきたいです。

夏でこれなので、寒くなって魚に脂が乗ってきて一番美味しくなる季節はさらに美味しい食事が期待できるのではないかと思います。我々も、次に乗るなら秋冬かな、と狙っています。(が、結局また夏になってしまいました。笑)



「しまなみ海道」は船から楽しむのがベスト!

今回のガンツウ乗船は、尾道のベラビスタマリーナを出港し、しまなみ海道の周囲を航海しました。

その後、別の旅行で尾道~生口島間の連絡船に乗ったり、しまなみ海道を車で往復したり、来島海峡大橋でサイクリングしたりする機会もあり、いわば「全ての交通手段をコンプリート」したに等しい状態ですが、全てを比較したうえで、船から眺めるのがベストオブベストでした。ガンツウ最上階のデッキでお酒を片手に眺めるしまなみ海道の景色は格別です。

橋を何箇所かくぐっていると、最後「全て同じに見えてくる」現象があったりもするのですが、今改めて思い起こしてみると「それだけの数、橋をくぐる瞬間を目とカメラに焼き付けておいてよかった」という感じです。



「移動そのもの」だけでなく、船外の観光も楽しめます。

皆様の思うところの「旅行」というのはそのほとんどが「到着先での観光」であるかと思いますが、クルーズの場合は、船での移動中のお楽しみがメインで「寄稿先はクルーズのついで」でしかありません、というのは実はすでに『【飛鳥IIクルーズ】わざわざ時間かけ「あえて船旅」な理由​​』でお伝えしておりました。

が、ご安心ください。ガンツウはそもそもの日程が短いこともあり、瀬戸内の範囲内、とはなりますが、クルーズ全体の割合をみると寄稿先(ガンツウ的には「船外活動」)で楽しむ要素の比重もそれなりに、多かったです。
もちろん、船外活動には参加せず、船でゆっくり、という選択肢もあります。

2泊3日のクルーズの場合、中日が「船外活動」に当てられます。私の母が小説『村上海賊の娘』(和田 竜・著)の大ファンでしたゆえ、参加したクルーズも「村上海賊ゆかりの海路を辿る 3日間」。
まず早朝に大山祇神社のお散歩、午後に能島城跡上陸→村上海賊ミュージアム→潮流体験と盛りだくさんの内容でした。中でも「潮流体験船」は、まさに小説で読んだ通り、ど迫力で、圧巻でした。



何歩も先を行く「おもてなし」

今まで色々な施設でおもてなしを受けてまいりましたが、ここのおもてなしはトップ・オブ・トップクラス。想定の一歩先を行くサービスです。

中でもおおお!と思ったのが、船外活動の時、首から下げるタイプの扇風機を参加者全員にレンタル支給してくださり、クルーが人数分の日傘を持ち歩かれ、希望者に貸し出していたことです。

真夏でこれなので、寒い時期の「防寒」のおもてなしもきっと万全なのでは!? 寒さが苦手な母が、食材の美味しそうな寒い時期の乗船を狙うにあたり、ここの部分に期待を馳せていました。


カップル・ご夫婦が多かったです

我々みたいな母娘ももう1と組ほどいましたが、圧倒的に多かったのが夫婦でのご参加でした。
まあ私はその中に1人でもw ですけど、母が1人で参加は、なかなか厳しかったのではないかな、と思います。てかそもそも父がまだ生きてたら私の出番はなかったという説…


気になる料金

2泊3日、2名1室での一人あたまの料金ですが、

テラススイート55~67.5万
露天風呂付きテラススイート65~77.5万
グランドスイート85~97.5万
ザ ガンツウスイート105万~117.5万

となっております。私たちが泊まった時は、グランドスイートで87.5万円でした。


一人部屋料金はほぼ2倍、で、どのお部屋も、2人で泊まった合計からキレイにマイナス10万、です。母がどうしても乗りたい、でも1人で乗るのは…とのことで、自分は今回、1人で泊まった料金と2人で泊まった料金の差額10万だけ払うのでOKだった、というのはここだけの話です笑 


以上、ガンツウの魅力、お届けいたしました。

年間通して晴天率が高く、気候がよろしいのが、もうすでに反則技な瀬戸内エリア、ガンツウで過ごすとならば、さらに良いものになること間違いなし!です。実は来年の乗船予定も、つい先日決まりまして、母は今からすでに目がハートになっております。

詳しい写真や旅程については以下のブログ記事及び各SNSをぜひご参照ください。ブログ旅行記はすでに完走、Instagramはブログとちょっと差別化する形で、現在進行中です。

母は未だにガンツウロスのようで、私のブログ記事を読んでは気分を盛り上げているのだそうです。

1日目(1):前泊宿にまでお出迎え
1日目(2):せとうちラウンジ
1日目(3):「縁側」でウェルカムドリンク
1日目(4):お寿司ディナー
1日目(5):夕刻の多島美にウットリ
1日目(6):バーでしっとりお酒&デザートタイム
1日目(7):ターンダウンサービス

2日目(1):ウットリする朝日をお部屋から
2日目(2):お昼までまったり
2日目(3):船旅の醍醐味!瀬戸内の絶
2日目(4):目の前で…! 和菓子の振舞い
2日目(5):また橋をくぐって気づいちゃったこと
2日目(6):お腹空いてないのに美味しかった昼食
2日目(7):驚愕のメインダイニング夕食
2日目(8):まさかの「瀬戸田夏祭り花火大会」寄り道

3日目:11時下船までのお楽しみ

船外体験(1):早朝の大三島は「大山祇神社」お散歩
船外体験(2):村上海賊ミュージアム~能島へ!

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