活字離れの時代にあえて「文字での表現」を選ぶわけ
こんにちは! 旅するフリーランス女医、えりおです。
日々、旅をしながら、ブログやSNS、メディア連載などを通じ発信させていただく傍ら、週15時間だけ医師として従事しております。
ブロガー起業をしてみてからというもの、ブログ、メディア連載に加え、Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube、さらにはTikTokまで、最近はnoteというものにも手を出してみたりと、中途半端にひとしきりやってみた結果、医師として、ブロガーとして、何が見えてきたか、これを読まれている皆様に役立ちそうな部分も見えてきたので、今回はその辺りを書いていきたいと思います。
文章が得意な人間にInstagramやYouTubeはやりづらい
ブログの黄金期は2010年代のお話。今や、旅系のインフルエンサーとして台頭しているのは、インスタグラマーやYouTuberであり、フォロワーが1万人以上いて、いいね!やコメントの数が多い方にオファーが行く傾向にあるようです。
「あるようです」というのは私にはInstagramやYouTubeでそれだけのフォロワーがおりませんため、ごく一部しか情報が入ってこないためです。
ブログでしたら、それに近い実績があるように思うのですが、今、各企業の皆様の目が、Instagramに向いてしまっており、ブログはどうも、存在が霞んでしまっております。
なもので、一瞬だけ、Instagramを頑張ってみた時期もあったのですが、まあ、続かない。
静止画より、短めの動画のほうが作っていて楽しいなと始めてみたTikTokですが、結局更新が滞り、他の方の投稿を見ているほうが多くなってしまいました。
SNSの発信というものは、コツコツ継続することが第一です。続かねば意味がありません。写真より文章が得意な私が写真で自己表現したとしても、継続すること自体が苦痛で、難しいのです。ゆえに、こんなことより自分は1000字~5000字の文章の世界で勝負していきたい、と思うに至りました。
トレンドではないが、「文字表現」はなくならない
最近、驚いたオファーがありました。それが「YouTube動画をブログ記事に起こしてほしい」というもの。
1時間ほどの動画を2000字にまとめてほしい、とのご要望でした。活字離れが進み、文章を読むことよりYouTubeを見て情報を集める時代、ではなかったのでしょうか!?
どうも、画像や動画の台頭により、今度は文章で情報を伝えることの長所・短所も見直されてきている模様。そりゃそうですよね。どんなことにも長所と短所があるはずなのですから。
動画ですと、試聴している間、ずっと集中しておらねばならず、つい聞き逃すと戻るのにも一苦労。文章だと、真剣に読みたいところだけ読み、あとは流すとか、繰り返し読みたいところは何度でもじっくり読めるから、そのほうがいい、とおっしゃっている起業家さんもいらっしゃいました。
かくいう私も、調べ物をするときは動画でなく、記事を検索する派です。なるほどな、と思いました。
「知らない」よりも「少しでも知識がある」ほうがましです
なにも知らないまま、丸投げ、というのが一番よろしくない、というのはこの連載で何度も口にしていることです。
InstagramやTikTokではなく、ブログなどのメディアの連載に力を入れていこうと思えたのも、一度はInstagramやTikTokの運営を試みて、継続にはいかほどの労力が必要なのかを、思い知ったからこそです。画像や動画を発信してみてこそ、文章で発信することの良さに気づいた、という側面もあります。
起業家たるもの、失敗を恐れてはいけない、ということも、この連載で申し上げております。集客も含めて、発信というのは、色々やってみて、しっくりくるものを見つけて、それを継続すれば良いわけですので、やってみたけど、ダメだった、というのも、貴重な経験の一つで、なに一つ無駄になりません。
自分の形を見つけ「軸がブレない」のが大事
私は文章を軸に発信していく。これが私の「自分軸」となりました。
なにも、無料で旅行や宿泊ができずとも、宿泊した経験を書くことで事業収入が得られており、旅費の一部は経費として計算できているので、いくつか無料で旅行に行くことができているようなものです。
以来、ブログやSNSの運営について相談される際も、その方、ないしは、その方が専攻されている分野が、果たして映像で表現できる分野なのかということと、その方が視覚表現と文章とどちらが得意か、そこを踏まえてアドバイスさせていただくようにしております。
とはいえ、InstagramやTikTokの更新をすっかりやめてしまったわけではありません。ブログの手が空いた時や、ショート動画が溜まってきた時に、不定期に更新は続けています。突発的に、ライブ配信をすることもあります。
本来は定期的に、コツコツ更新している方がフォロワーへの表示回数が上がることはわかってはいるのですが、不定期更新でも、チェックしてくれるファンがおりますし、じわじわとフォロワーさんも増えているので、完全に辞めよう、とはなりません。
なんかのきっかけで私の知名度がグッと上がった時に、形だけでもアカウントがあると、フォロワーさんが急に増える、などということがあります。なにがどうなるか、わかりませんので、アカウントは継続しています。あくまで文章での発信が最優先であり、ブログやメディア連載より画像や動画の発信は優先順位が下がる、ということです。
全部100%じゃなくてもいい
なんだかんだInstagramももう少しでフォロワー1000人に達しようとしておりますし、実はYouTubeも、あくまでブログに貼り付けたり、こちらでたまに埋め込んでいる動画のためだけに、適当に編集してアップロードしていたりするだけですが、それなのに、チャンネル登録数が500人を超えています。
Instagram以上に、YouTubeがなんでまたこんなにご登録いただいているのか、わけがわかりませんが、そちら方面の需要も、決してゼロではない、ということなのです。これは実際に運営してみなければ、わからないことです。
「バズり」という経験も、決して多くないですが、実は初めてのバズりというのが、一番真剣にやっていないYouTubeの動画でした。スマホに入れておくと容量ばっかり食ってしょうがない、と思った動画を、バックアップを兼ねてYouTubeに公開したら、それが25万回再生されてしまったのです。そこで、45人しかいなかったチャンネル登録者が350人近くまで増えました。
ですので、一見「これは自分のやりたいことに関係ないかな」と思うことも、一度やってみると新たな発見があったりするもので、侮れないな、と思ったりしています。とにかく自分を売り出すにはどうすればいいのか、試行錯誤をしつつ、文章での発信をしていく一方で、こうしたわけわからん挑戦は、今後も続きそうです。
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