【飛鳥IIクルーズの魅力】船内の「出会い力」: 普段は出会えない方々とも船内なら!
本日書かせていただきますのはズバリ、「クルーズの出会い力」。
医師あるあるですが、
医師以外の知り合い・お友達がいなくて世界が狭くなってしまっている先生方ってのがゴロゴロしてましてww
口を開けば専門分野のお話や職場環境、人事異動、行くとこまでいくと愚痴ばかり。
これ、自分がフリーランスになってから一番避けてるパターンの人間関係ですww
m3.comメンバーズメディアではそのような先生方をターゲットにこちらを書きましたが、
医師以外にも、身の回りの、限られた職種の人としか交流できていない、
こんなことではいけない!と思いながらも、なかなかその状況を打破できない人、
いらっしゃいますよねw
そのような皆様もぜひお読みいただきたい内容でございます。
私にとって飛鳥IIとは
「乗ると必ずロスになる!?」日本が誇る日本籍船
『今、私の旅の憧れは長距離便ファーストクラスではなく、別のところにあります。』
『今の私の「優先事項」はマイルでファーストクラスに乗るために腐心し、時間を費やすことではなくなりました』
JALファーストクラスに搭乗した時の経験を記事にした時(→人生初ファーストクラスを最高の経験に……旅ブロガー女医の大作戦)豪語してました。
その「優先事項」というのが、飛鳥IIクルーズ旅行。
実はこれまでに、ちゃっかり飛鳥IIに3回乗船しちゃってました。
2019~2020年末年始『ニューイヤー グアム・サイパン クルーズ』(10泊11日)
2021年4月『神戸発 春の北前航路 境港・金沢クルーズ』(3泊4日)
2023年7月『博多発着 週末ゆったり 釜山クルーズ』(2泊3日)
日本人しか乗っていない、日本人のための、日本籍船。
まず初っ端に『【飛鳥IIクルーズ】わざわざ時間かけ「あえて船旅」な理由』として、クルーズの魅力の概要をお送りいたしました。
飛行機で短時間で行ける距離を、何日もかけて移動する、一見多大なる時間の無駄と思われる船旅、なのにこれだけのことが起きるか!というくらいに、本当に魅力が盛りだくさん。
クルーズの素晴らしさはもう、私の想像の範疇を超えたものでした。そして毎回下船後、1日ほど浮遊感が消えず「飛鳥ロス」に陥るというお決まりパターン。
今回は、乗船してこそ初めてわかる、ガツンとくるテーマに絞って、詳細を説明させていただくわけであります。
クルーズ中、こんな方々に出会いました!
まずは乗客。日本で一番ランクの高いクルーズ船、飛鳥IIですので、ほとんど飛行機には乗らず、クルーズ旅のみを中心に、年に何度か楽しまれているという親子、悠々自適なシニアご夫妻から超有名脚本家と大女優さんといったところまで、高キャリア、ハイクラスな方々ばかり。
そしてお近づきになれるのは乗客のみではありません!
船内のさまざまなイベントを催す側として呼ばれているパフォーマーの皆様も、飛鳥IIと専属契約、という方達ばかりではなく、外からゲストとしても呼ばれており、ご自身のリハーサルや公演の時間以外は乗客と同じく“そこらへん”で普通に過ごされています。
今回のトップ画像とさせていただきました、お正月ならではの書道パフォーマンス、書き初め教室などを船上で催された大物書道家先生とはカジノとカラオケで親交を深めさせていただき、連絡先も交換しました。最終日には先生から「お届け物」があり、さらに後日、ご自身が書かれた文字がプリントされたTシャツや扇子を送っていただけるまでの間柄に。
ドレスアップしてのフォーマルナイトを美しく演出したオペラ歌手の皆様とも、船内や寄港地でバッタリ。
ベテランのバリトン歌手は東京二期会の超大物でいらして、母が社会人枠で通う音楽大学の大学院長でいらしたというご縁もあり名刺交換。
新進気鋭の若手ソプラノ歌手の方は、今後の公演もぜひお伺いしたかったのと、一緒に映った記念写真などを送る名目でLINEを交換させていただきました。
お正月ならではの邦楽公演も素晴らしかったのですが、殺陣のパフォーマンスや、殺陣教室を担当していたお兄さんは日頃も船上をはじめ、いろいろな舞台や映画などで活躍されている方で、後日Twitter(現X)で相互フォローさせていただいております。
さらに、リピートして乗ると、クルーとも仲良くなっちゃいます。カジノのボス「谷村さん」とは「マブダチ」です(たぶんww)
通常ならありえない、ここまでのつながりを作ることがなぜできたのか
そのキーワードは
限られた空間で長いこと同席している特殊な環境
終日航海
さらには
★自分自身が医師であり、旅ブロガーだということがお相手の興味に値した
この3つの要素が噛み合った結果であったと思います。
飛行機の利用や団体ツアーでも、まず味わえないのが、クルーズ旅の長時間にわたる「閉鎖性」です。
飛鳥IIの船体は大きいです、が、そこまで大きすぎません。乗客数は872名。1000人もおりません。(ちなみに乗組員は約470名と、乗客に対する比率は高めで、手厚いサービスが売りとなっています)
客室以外に乗客がイベントなどで出没するのは、主に3フロア+大浴場とジム・エステ、屋上デッキのある最上階。
逆を言えば、部屋の中以外だと3分の1の確率でどこかしらのフロアに出没しているということです。
さらに何かを食べるとなると、選択肢は一層狭まり、 朝食・昼食の会場は5デッキにあるメインダイニングと、11デッキのビュッフェレストランの2つのみ。
夕食は2部制でメインダイニングのみです。
この大きさに乗客が収まることこそが、あまり密着しすぎず、適度なパーソナルスペースを保ちながら、素敵な出会いを生み出すのにピッタリなのです。
行き先で何をするかではなく、移動自体が主たる目的だと実感できるのが「終日航海日」です。
クルーズにおいては一日中海の上という日と、どこかに寄港する日ではまるで1日の過ごし方が違うのです。
「ツウはわざわざ終日航海日が多めのクルーズを選ぶ」のではないかと言ってしまいたくなるくらい、終日航海日というのはクルーズにおいて特別な1日、クルーズならではの醍醐味ともいえる大変濃厚な1日です。
飛鳥IIのデビュー戦であったニューイヤー グアム・サイパン クルーズは、10泊11日の日程のうち、2日間が乗船と下船、もう2日がそれぞれグアムとサイパンに1日ずつ寄港、で、残りの7日間はずっと海の上という、極めて特殊かつ非日常な環境に1週間近くも置かれるクルーズでした。グアムまで片道4日近くかけるという「ムダ時間」(!)があるわけです。
旅程の大半が終日航海で船の中のみで過ごすという、クルーズならではの、ある意味無駄であり最高に贅沢な過ごし方、これを同じスペースで、同じ人員で過ごすとなるとどうなるか。
妙な連帯感みたいなものが乗客・クルーの間に生まれてくるんですよ!
当然、他の方との距離も詰めやすくなってくるんです。
この感覚は今までの旅では味わったことのないものでした。
「同じ船内」なら異業種の交友関係が広がりやすい
飛鳥IIともなれば、日本籍船において最高ランクを誇る船。当然、それにふさわしい乗客の方々のみが限られたスペースに乗られている、ということになります。人間関係というのは等価交換。いくらこちらがお近づきになりたくても、自分が相手の興味を惹くだけのものを持っていなければ、相手は興味を示してくださいません。
そういう意味では「医師であること」、さらにそこにプラスアルファが加われば加わるほど、普段はお知り合いになりえない人に興味を持ってもらえるものだ、ということを、クルーズを通して実感させられました。
3回目のクルーズではとうとう、クルーに「ブログ見てます」とお声かけいただくまでに笑。やばい、みんな乗船記読んでんだな笑笑。今後もクルーの皆様にお喜びいただける記事を書いていこうと気を引き締める次第なのであります。
気になる料金
1泊あたりの料金ですが、ざっくりですけど、
ツインルーム 8~10万
スイートルーム 15~50万
といった感じです。
食事やドリンク、船内の娯楽全て含まれており、アルコール、カジノ、お土産の料金のみ、別途かかる形です。
飛鳥IIの魅力、まだまだ続きます。どうぞお楽しみに!
<参考サイト>
【飛鳥II おひとりD旅】3日目⑥:境港出港セレモニー《春の北前航路 境港・金沢クルーズ》
【飛鳥II】6日目②: サイパン出港セレモ二ー《ニューイヤー グアム・サイパン クルーズ》
【飛鳥II おひとりD旅】2日目⑤:パットゴルフ大会《神戸発 春の北前航路 境港・金沢クルーズ》
【飛鳥II】3日目②: 硫黄島に接近!! 《ニューイヤー グアム・サイパン クルーズ》
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