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ポメラ2台体制での運用 ローテーションで気付いたところ

つい先日、ポメラ2台体制での運用を始めたこと、そのきっかけなどについてnote記事を書きました

そこでは特に触れることがなかったのですが(まだ体制を組んで間がなかったためです)、2台をどのように使い分けるか 、ということについて、そして使い分けていて気になったこと について書いてみたいと思います。

現在のところ、原則としてローテーションのタイミングは充電がなくなったとき 、使用しているポメラをもう1台のポメラに変える、という運用をしています。
持ち歩く端末と、置いておく端末と役割を決めてしまう 方法や、自宅に置いておく方と、オフィスに置いておく方 に分けるという方法などもローテーションのやり方としてあると思いましたが、どちらかの方をよく使う感じになるはずなのでどちらも均等にエージングして欲しい という希望もあり、上記のような充電のサイクルでのローテーションとしました。

交代のタイミング

具体的には、充電が必要、とポメラの方からアラート画面が出たとき に、交代のタイミングとしています。
BluetoothやWi-Fiを使っていると少し早めに(30%未満) 上記のアラート画面が出て、BluetoothやWi-Fiが使えない状態になります。この場合は、充電を開始しながら、Wi-FiやBluetooth機能を使って必要な処理をしてから、それ以外の場合は約20%で1回目のアラート、約10%で2回目のアラートが出るので、2回目のアラート(約10%) で交代としています。
新しいポメラは特に充電することなく運用に投入しました。商品納入の段階でバッテリの残量は50%程度 でしたので、そのまま使い、Wi-Fiが使えなくなった(30%未満)になったところで、充電を開始しました。
そして、最初の回だけは、初期不良がないかの確認と、まだ1度も充電をしていない 、ということで、そのまま新しいポメラを使い続けました。
この週末直前、再度新しいポメラの充電アラートが出ましたので、はじめてローテーションを実施し、この週末は今までのポメラを使っています。
ちなみに、初期不良を思わせるような挙動はなく、ほっとしています、。

実際にポメラ2台で運用して気付いたところ

運用していて気付いたところをいかにいくつか揚げ思索していきます。

登録単語→SDカードで持ち歩く

これは、良い運用方針だった と個人的には考えています。
ポメラの交代、となったら、まずは使っていて自動で単語登録をされたものを見直し、必要なものは品詞等を確認しながら必要に応じて修正して登録、必要のないものはがさっと消してしまいます。
意外に、「何でこんなものを登録するのだろう」という単語も結構あります ので、変換の品質と速度を保つためにも非常に良いこと だと思っています。
その内容をSDカードにエクスポートします。
そして、編集している文書ファイルをすべて閉じます。
ここで本体を閉じたら、今まで使っていたポメラはいったんお役御免になり充電に回します。
おもむろにSDカードを引き出し、新しいポメラにそのSDカードを挿入します。
その後本体を開け、まずは、登録単語の辞書のインポートを行います。
インポート機能についても非常によく出来ていて、ファイルの差分を発見して、それのみをコピーしてくれる ようになっています。
この段階で、新旧両方のポメラの登録単語は一緒になっている(同期している)状態 です。

ここから新しいポメラで作業を始めれば良いのです。
文章にしてしまうと結構時間のかかる作業のように見えますが、実際は5分とかかりません

気分転換にもなって非常に良い感じです。

設定はすべてコピーしているので全く一緒

設定は新しいポメラが納入されてからすぐに新旧ポメラを並べて設定を首っ引きでコピー するように設定しましたので、特に問題はないです。
文字通り、全くおなじ環境 で作業が出来ます。
ちなみに、一つだけ設定を忘れていたところがありました。スリープまでの時間を元々30分で設定していたのですが、新しい方ではその設定をしていなくて早々にスリープに入る、という事態がありましたがすぐに気付いて設定し直しています。
2台体制で一番大事なことは、新旧どちらのポメラを使っているかを意識させない体制 である、と考えていますので、新旧とも同型のものを使っているのでこのあたりは完璧にいけています。

2台の違いを感じることが出来るか

そこで、2台の違いを感じることが出来るかどうかについて、あえて思索してみました。
本体を開けて、液晶を凝視しているだけでは、差は分かりません。
液晶にはノングレア処理の保護シールを、そして液晶の両側方にはショートカットのシールを貼っていますが、どれもおなじものを使っていますので、一見何の差もありません。(もちろん液晶の明るさもあわせています。)
キータッチなどもほぼ一緒といっていいと思います。何度か一緒かな、と本体を変えて入力してみたりしましたが、気のせいでした(苦笑)。1台目のポメラではこの1年2ヶ月、かなりの量のテキストを入力したつもりですがこれで全くフィーリングが変わらない 、というのは非常に優秀だと思います。
強いていえば、キートップのつや消しの剥がれが少し分かるか分からないか だと思います。キーボードは一番触れているところなので、今までのポメラはキーによってはつや消し(梨地加工)がすり切れてテカテカになっているところがあります。一方新しいポメラはつや消しがまだとれる様子はなく、明らかに違うな 、と思います。
つや消しが薄くなり出したのは使い出して2ヶ月目ぐらい からのことでした。それ以降徐々にひどくなっていますが、完全にテカリの出ているキートップについては一定以上は進みません ので、現在はほぼ止まっている感じです。
この現象から演繹すると、おそらく数ヶ月すると、キートップでの個体の判断は無理になってくる と考えています。そうなると判断の基準はポメラを閉じたときに見える、天板のステッカー1個のみ です。

このあたりは万年筆とは全く違うところだなと感じました。万年筆は、外装は全く一緒で区別を付けなくても、書こうと思って万年筆を握って紙に向かっただけでも、そして少し書いただけで1発でどちらかが分かります
もとのフィーリングが一本一本少しずつ違うので、かなり近くはなるけど、一緒、という感じはあまり受けないです。どちらも納得のいくものになってきますが。

以上のようなことから、数ヶ月の運用をもって外観についての完全な2台体制が整うのではないかな、と考えています。

交代して、出てきたポメラについて

今回は新しいポメラを使っていて古いポメラに交代しました。新しいポメラは10日程度使用しました。その間古いポメラは、時々大丈夫かな、と思って開けて電源を入れて確認をしたぐらいで数分ぐらいの使用でした。
サブとして控えている間のバッテリの消費はほぼ無し(100%まで充電していて99%で戦線復帰でした)。
あまりの長期間の保存は問題だろうと思いますが、私の使っているサイクルでのローテーションでバッテリに負担をかかることはおそらくないだろうということが確認でき、ほっとしました。

少し気になったところ

少し気になったところについても思索をしました。

文章入力時の変換候補 についてですが、新しいポメラは当然工場出荷時の変換の順位になっている ので、思ったものがすっと出てこないときがあリます。
今までのポメラは1年2ヶ月間ひたすら使われてきたので自分の思った単語が思った順番で変換されます。まあ、これは当たり前 ですよね。
単語登録で自分が登録したものを引き継いでいるので、なんとなく新しいポメラで今までのように変換が出来ると嬉しいような不思議な気分にもなります。
note記事を作成しているときにマークダウン記法で書く必要のあるものを単語登録しているのですが、それがすっと出てきたときに「新しいポメラなのに、今までのポメラみたい」  と感心というか、不思議な気持ちになりました。こう感じたのは 変換候補の表示順位だけが工場出荷状態に近い からだと思います。それぐらい、どちらのポメラで入力していても違和感は少ないという傍証でもあると思います。

変換候補についてもおそらく数ヶ月も使っていると、自分の好みの候補(自分の文体にあった候補)が一番最初に現れるようになってくるのではないか、思っています。ひたすら使い込むことによって解決できそうです。

まとめ

ポメラ2台体制での運用を開始してから少し時間が経ったので、運用について振り返ってみました。
基本的には、大きな問題なく運用は出来ています。
新旧ポメラにおいて現在でもほぼ差はないと考えても良い状態ですが、外観および入力時の変換候補等も時間が経ってくれば(使っておれば)、どちらの本体も全く一緒に近い感じになると考えられました。そう感じられるのは数ヶ月後ではないかと考えました。
交代のタイミングは、バッテリ容量の低下アラート発出時としていますが、そのタイミングも、基本的には考えやすく、利用するとしても理にかなっていると思われました。また、控えに回っているポメラのバッテリもほぼ消費はなく、バッテリにも負担をかかるような運用ではないことが確認できました。


ポメラ2台体制でしばらく安泰だ、と思っていたのですが、実際にその状態に近づきつつあります。

また、この2台体制のローテーション運用で気になることがあれば記事にしたいと思います。

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