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Kindle端末 それぞれを車に例えてみる

ちょっと固い思索が続きましたので、今回は少し柔らかめの話にしていこうと思います。

小理屈野郎が毎日お世話になっているKindle電子書籍専用端末のKindleシリーズですが、それぞれの特徴についてお話をしていきたいと思います。
そして、今回の趣向としてはそれぞれを車に例えてみる、ということをしてみたいと思います。

Kindleシリーズについて

Kindleシリーズは、大まかに分けて

  • Oasis

  • PaperWhiteシリーズ

  • Kindle

の3つのラインがあります。
小理屈野郎が利用しているのは今までも何回かお伝えしましたが、OasisとPaperWhiteです。

では、それぞれについて見ていきますね。

Oasis

Oasisの一番の特徴はページめくり・戻しに対応する物理ボタンが装備されているということです。
あ、そう、という感じを受けるかも知れません(小理屈野郎も利用するまではそれほど重要視していませんでした)が、これはすごい武器なのです。
Oasis以外のKindle端末ではページ送り・戻しはフリックすることによって行います。(もしくは、領域の大まかな指定はありますが、タッチでも行えます)
これ、別に問題なさそうなんですが、良い勢いで本を読んでいるときに、フリックが空振りになること、結構あるんです。
それが続くとイライラが募ります。本当にしょうもないことですが結構なストレスです。
Oasisは物理ボタンがあり、クリック感のあるボタンです。押したか押さないか、というのは非常にわかりやすいし、ちょっと触れたぐらいではクリックされません。非常に良いあんばいのボタンです。これを使えば、ノーストレスで読書が出来ます
これが一番の利点だと考えています。
その他としては、液晶の大きさが全Kindle端末中一番大きい(7インチ)であるということです。そして、形がほぼ正方形に近い形です。PaperWhiteが新世代になってから特に感じるのですが、このOasisの正方形に近いディスプレイは、縦書きの本を読む場合目を上下に動かす量が少なく、勢いよく読書が出来没入感が上がるようです。
横書きでも、PaperWhite等より一行の表示量が多くなるのですがそれほど目の移動に気を使うことがなく、なかなか考えたサイズだな、と感じることが多いです。
筐体も、物理ボタンのある側が少し厚くなっていて、対側とは段差があるのでその段差に指を引っかけると軽く持てます(ちなみにアマゾンはエルゴノミックなデザインといっています)
また、背面は金属で、しっかりしているし、冬は寒くて持てない、という人もいますが小理屈野郎はそのあたりは気にならないようです。
唯一の欠点は、バッテリの容量が小さいことだと思います。前の世代や今の世代のPaperWhiteは、ガンガン本を読んで、ハイライトをつても1週間以上余裕で持ちますが、Oasisは2~3日ぐらいしか持ちません。現在は、そろそろ2年使用しているのでガンガン読んでいると1日ちょいぐらいしか持たなくなっています。
ここ半年ぐらい、充電の調子が悪かった(充電中常に充電ランプがつき、充電が完了していると思われる容量まで充電が済んでいても100%にならず緑色の充電完了ランプに切り替わらない)のですが、なぜかはわかりませんが、充電後は充電完了ランプに切り替わり、充電後も100%を表示するようになりました。
フロントライトは25個。個数がシリーズ中ダントツに多いです。理由としては色調調整ライトに対応しているということが揚げられます。さらにまんべんなく照らす、ということではシリーズ中これが一番良いと思われます。
色調調整ライトは非常にありがたく、特に夜の読書のときにどぎつい白いフロントライトではなく、少し暖色系にしておくと非常に優しい色で、目への刺激はほぼ紙媒体の書籍と同じようになります。明るさ自動調整機能もあります。これらは本当に便利です。
充電端子は、設計の古さもありmicroUSBですが、個人的にはあまり気にしていません。microUSBのケーブルは手持ちで何本もありますので。防水機能はありますが、こちらは入浴時には使っていませんので試したことがありませんが、安心材料ではあります。
ROMは8もしくは32GBから選択可能です。小理屈野郎は32GBを選択しています。

このようなOasisですが、読書に没入する、ということを最大限に考えているような端末で、そのためにいささか妥協をしているところもある、ある意味とがった端末だと思います。

車に例えるならスーパースポーツ。例えばフェラーリ、マクラーレンなどの車になるのではないかなと思います。

PaperWhiteシリーズ

PaperWhiteはシグニチャーエディションと、無印のPaperWhiteの2種類があるようです。この世代からシグニチャーエディションは追加となりました。
シグニチャーエディションは無印の少し上級バージョンと捉えると良いようです。
それではそれぞれを検証していき、思索してみましょう。

PaperWhite シグニチャーエディション

小理屈野郎が今年1月に、購入したものです。
購入の経緯については以下のnote記事を参照していただければと思います。

前世代から改良として、ディスプレイがでかくなったことです。
以前は6インチだったのですが、今回は6.8インチ。サイズ的にはOasisに匹敵するかな、と思われるサイズになりました。
縦横比は、普通の長方形、という感じですので、Oasisとの差はある程度あるような気がします。
PaperWhiteは、どちらかというと上下方向に長い感じですので、縦書きの書籍を読むときは上下方向の目の動きがOasisより若干大きくなります
はじめて使い出したときにはこれが少し気になりましたが、これ1台しか持っていなければ、上下方向が長すぎてずっと気になる、ということはなさそうです。
ROMの容量は32GB
で、マンガを中心に読書する方でも十分な容量を持っています。逆に以前はあった8GBの設定はなくなっています。
フロントライトも17個に数がアップしています。以前は5個だったような気がします。特に数が増えた理由としてフロントライトが色調調整を行えるようになったこと、そしてさらにまんべんなく照らすということが揚げられます。さらに、明るさを自動調整する機能もあります。
充電はUSB-Cで行えるようになりました。PD対応の充電器でも充電できます。USB-Cの端子での充電ではPD対応していないものもありますので、これはありがたかったです。
防水機能は前世代もありましたが、今回も健在です。これがあるから入浴時にデジタル読書が出来ています。ただし入浴時は、ディスプレイが水に濡れたり、水滴がついたりするので、フリックがうまくいかないときがあります。これが玉に瑕ではあります。そんなときは、いったん電源を落として水滴をきれいに落としてから再度電源を入れると回復します。
バッテリの持ちはかなり良いです。お風呂の中でしかほぼ使っていませんが、充電は2~3週間に一度程度で、充電するのを忘れそうになります。
ワイヤレス充電が、Kindleシリーズで初搭載となったモデルです。個人的にはあってもなくても良いような感じがしていますが、必要な方もいるかも知れませんね。Qi対応のパッドがあれば充電できます。私はGalaxy s10用の純正ワイヤレス充電スタンドを持っているので、そちらで機能は試してみましたが、普通に動きました。充電スタンドはオフィスに常備しており、シグニチャーエディションは基本的に家で使っているので、ワイヤレス充電機能はほぼ使っていません
CPUの性能が前世代と比べて爆上がりしているようで、Oasisとほぼ一緒か場合によってはOasisより処理が早いのでは?と思うときもあります。キビキビ動くので、読書に没入しやすいです。

こんなシグニチャーエディションですが、装備はそれなりに豪華。そして誰にとっても使いやすく、少々負荷を掛けても大丈夫そうです。
読書もかなり快適に出来ます。ちょっと高級なオールラウンダーという感じでしょうか。

車で例えるなら、ラージミニバン、というところでしょうか。アルファード・ヴェルファイアやエルグランド、エリシオンといったところです。

PaperWhite(無印)

ここからの機種は小理屈野郎は所有や利用はしたことがありませんが、色々な情報から判断したことで思索しています。ご了承下さい。
無印の場合は、シグニチャーエディションと違うところは3つほど。
ワイヤレス充電に対応していないところと、明るさ自動調整に対応していないところ、そしてROMが8GBしか選択できないというところぐらいでしょうか。
マンガを中心に読書をする場合は8GBは少し心許ないかも知れませんが、Wi-Fi経由で頻繁に中身を入れ替えることをいとわなければ問題ないと思います。
明るさ自動調整は、使って便利と感じる人とあまりそう感じない人がいるようなので、搭載していない、と思えばそれはそれで納得できます。
CPUは、シグニチャーエディションと差がないはずですから、キビキビした読書が出来そうです。

無印は、少し贅沢かな、という機能をあえて絞って読書に没入するために必要な機能をしっかりと保っていて、使用時にあまりうっとうしくないような感じだと思います。

車に例えるとミドルクラスのミニバン、というところでしょうか。
ノア・ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンという感じだと思います。

Kindle

Kindleは一番ベーシックな機種で、値段もも8980円から、と1万円を切る価格になっているので、専用端末を買いたいけどどうしようかな?と迷っている人でも食指が動く価格設定になっています。
いったん専用端末を使い出すと、その良さがわかるので、PaperWhiteはまだしも、Oasisなどのように「それだったら安めのiPad買えるやん」というような価格でも、ちょっと考えつつになりますが購入しようかと思いますが、そうでない人には訳の分からん世界に見えると思います。
そういう人には訴求できる価格ではあると思います。
ディスプレイは6インチ。PaperWhiteの前世代のものとおなじ大きさです。ぱっと見は少し小さめに見えるかも知れませんが、表示できる情報量はページめくりを頻繁にして面倒くさい、ということは全くないので必要最低限、というところだと思います。
解像度はKindleだけが落ちます。それ以外の機種は300dpiを確保しているのですが、167dpi。細かく見ると荒く見える、という情報もありますが、これしか見ていなければぜんぜん普通の紙媒体と変わらないのではないかと思います。
フロントライトは4つ。必要最低限です。
バッテリについては使っていないのでわかりませんが、あまり持たない、特上が出ているのはあまり見ませんでした。
充電はmicroUSBで行います。
防水ではないし、ベゼルはディスプレイとの段差があります。
こちらはカラーの選択が出来るようで、ブラックとホワイトから選べるようです。

Kindleは専用端末で読書に没入するための必要最低限の機能を盛り込んだ感じの機種ではないかと考えています。

車で例えると、アクアみたいな感じでしょうか。
コンパクトだけど、しっかりしているし、使いやすいし、それなりに楽しいし、という感じですね。

このようなイメージが出来ていると新機種はどのようなことを狙ってくるか、ということもわかりますし、それをもとにしてご自身の機器更新のスケジュールを思索するなど、応用が利きやすいと考えます。

まとめ

今回はKindleの各モデルを縦覧し、機能を比べてみた上で車に例えてみました。
商品名を聞くより、車の車種名を聞く方がなんとなくのイメージがつくのではないかと思われました。
このように車種のイメージになぞらえると、色々なことが見えてくることがわかりました。


その上で、次回はしばらく新機種が出ていないOasisの新機種のことについても思索してみようと思います。


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