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同一書籍名の電子書籍が混在するとややこしいことになる

ある電子書籍の発行レーベルが違うせいで、二重買いになってしまいました。
問題になったのは以下の2冊です。(著作の内容は非常に素晴らしいものです。追って書評を上げる予定です)
どんな問題が起こったかを説明していこうと思います。

以前に購入したのは以下のものです(もちろんどちらも電子書籍での購入です)

以前購入したときは新刊本でした。おそらく紙媒体であればハードカバーの本であったと思われます。

今回購入したのは下記のものです。

新刊書を文庫化するということでアマゾンかおすすめとしてきました。アマゾンの当該ページを見ても(下記の方です)、注文履歴がなく、横田氏の著作はどれも骨太で好きなのでポチったのです。

同一書籍を2冊買ってしまった

少し読み出してから、全く同一の作品であることに気づきました。

そしてEvernoteの読書ノートの記録を見てみました
ノートの作成日は2019年11月半ばとなっており、まだkindle専用端末も購入しておらず、おそらくタブレットで読了したものだと思われます。
さらに、多分読書ノートを付けだしたところだったので、とりあえずログだけでも、という感じで特に重要ではないところ(1カ所のみ)をハイライトし、Amazonのハイライトページで書影も含めたメタ情報をえて、それをEvernoteに貼っているだけでした。
しかし、以前に購入して、読了していると言うことは分かりました
やっぱり読書ノート、しょうもないものしか付けられていなくても、こんな風に役立つのか、とびっくりしました。

読書ノートが全然ちゃんと書けていなかったので、書き直す目的もあり、2度目を読もうとしましたが、両方の書籍の同期がグジャグジャになりました。
この段になって、やっとどちらの本をいつ購入して、どちらの本を読んでいるか、ということがおぼろげながら分かってきました。何せ内部のテキストは全く同じなわけだからどちらが新しく購入したものか、いまどちらを読んでいるのか、というのは電子化されているのでぱっと見は分からないのです。
これは電子書籍の思わぬ盲点だと思いました。

どちらもの本をどちらかとして意識せず読んでしまっている

どうやら、どちらの本を読んでいるかというのは題目を最後まで見なければ分からなく(出版レーベルの違いだけでそれ以外は全く一緒です)、どちらの本も読んでいる状態でどちらにもハイライトがついている状態でした。
AmazonのKindleサーバーの方もなんだか困っているようで、途中で「同期がとれません」、的なメッセージが専用端末に表示されたりしました。
このままでは収拾がつかず、せっかくのハイライトの結果も消えてしまう可能性が十分あると判断しました。

当該書籍の一本化を行う

そこで、もったいないな、と思いましたが、どちらかの本1冊Amazonの購入書籍を管理するページからも消してしまって、この書籍の一本化をすることにしました。(これ以外いい方法を思いつきませんでした)

まずは、どちらの方がハイライトをたくさんしているかを判断したところ、後から買った方(文庫版)にたくさんハイライトをしていたので、前からの方のハイライトをPCページを見ながら新しい本にハイライトし直しました。少し時間がかかりましたが、これで一冊になりました

読了少し前に書籍構成を完全に理解してわかったのですがこれはたまたまでしたが判断としては正解でした。

読了しましたが、どうやら、最初に購入したものは新刊書ということでおそらくハードカバーのものだったと考えます。そして新しく購入した書籍についてはその文庫収載版、という位置づけだったようです。
文庫版は、新刊版の内容に加え、2018および2019年のファーストリテイリングの株主総会に、株主として著者が参加し、質問をするという章、文庫版によせての解説がついた、というところが相違点と考えられました。
更にこの記事を書くときにもう確認のためアマゾンのページを詳しく見てみましたが、私の最初に購入したkindle書籍については廃盤になっているようで無くなっていました
同期が取れない、となっていたのはひょっとしたら存在していない本のハイライト情報を保存しようとしていたからかもしれません。

まあ、何はともあれうまく行ってよかったと思っています。

ここでAmazonに対して少し感じることを書いてみたいと思います。

Amazonに対して一言

おすすめのメールやお知らせについて

題名が全く同じで、発行レーベルが違うだけの本(今回のような新刊版と文庫版)をショッピングページはメールで薦めないで欲しいなと思います。
また、上記のように少し違うところがあるという場合が多いでしょうから、相違点については、書籍解説の項で相違点に触れておいてくれれば、ここまでややこしいことにならなかったのではないかと思います。
改善を期待したいと思います。
また、廃盤となっている本についても同期が出来ない、というふうに示すだけではなく書籍自身が廃盤になっているなど、端末表示の段階でもう少し丁寧な説明をほしいと思います。
また、廃盤となった著作にハイライトをつけることが出来ないかもしれないな、ということに気づきました。もしそうなら、読み返す時、難儀ですね。

つらつらと書きましたが、のAmazonの側にしたら、おそらくアイテムナンバーは違うので彼らにしたらそんなことは知らない、廃盤等は出版社に任せているというところなのでしょうか。
あくまでも商品を扱っているだけなので、内容については関知せずと言う姿勢なのすかねぇ…
彼らは売り上げを極大化することが目的でしょうから、このあたりは改善されない可能性は極めて高そうです。自衛策で乗り切るしか方法がないかも知れません。

自衛策

自衛策としては、まずは少なくともどんな本を読んだか覚えておくべきだ、ということです。しかし読了した電子書籍が800冊をこえ、未読本が430冊程度ある中、すべてのものを把握しておくのは難しいです。更に電子書籍ということで自分のライブラリの一覧性も極めて低く、キンドル専用端末はモノクロ端末でもあります。これも問題なのかもしれません。読書という意味ではモノクロ端末で良いのですが、ライブラリの一覧性を求める場合はタブレットやスマホで確認する習慣をつけたほうが良いかもです。

次に、電子書籍についてはほぼすべての書籍で読書ノートをつくっているので購入時に気になるときはまずはEvernoteに記録が残っているかどうかを確認すべきだなと思いました。
確認さえしておれば、ここまで手間がかかっていなかったのではないかなと思っています。

まとめ

同じ題名の本が手元のライブラリに2冊あり、そのうちの1冊が廃盤になっていたために同期が(サーバ側も読者側も)しっかりとれないため、新しいハイライトはグジャグジャ、ハイライトサイトを見ても一貫性がなくなってしまいました。
最終的に、一方の本を活かすこととし、活かさない方の本は、廃棄する方法を選びました。今回が電子書籍購入後初めての破棄でした。
このような面倒くささともったいなさをなくすためには、専用端末ですべてを済まさない、読書ノートで購入したかどうか、読んだかどうかをチェックする必要があると感じました。

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