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小理屈野郎が心がけている、電子書籍をメインで読書するときの注意点


電子書籍は紙媒体の書籍と違うところがあります。それらを提示するとともに、それらに対してどのように私達は行動すべきかについて私が意識していることについてお話ししたいと思います。

・電子書籍の購入とは書籍ファイルを利用する権利を購入すると言うこと

基本的には人に貸すことができないと言うことです(一部家族内などに限って供用出来るシステムも海外ではあるようですが)。これは紙媒体との一番の違いと言っても良いと思います。論理的には購入元にたてつくと権利を取り消される可能性があると言うことです。つい先日、ネットでもこの話題が特集されているページがありました。Amazonで4000冊購入している方が、ギフトカードをダンピングして購入していたらしく、それが判明したため、4000冊の本が一瞬にして読めなくなったとの由。


・紙媒体の場合は気軽に貸し借りができる

読書という非常に個人的な営為が、書籍の貸し借りによって気軽に社会的な広がりを持つようになると言うことを示唆していると思います。
電子書籍の場合は個人の中での広がりはその没入感により紙媒体より広いと思いますが、それ以上の広がりはありません。つまり自分からあえてアウトプットをするようにして自分の考えをまとめたり人の考えを聞いて自分の考えを止揚する必要があると思います。

・本を選ぶと言うこと


紙媒体の場合は、特に書籍名などが既に決まっている場合はAmazonでオーダーをかけるのが一般的にはなってきましたが、やはり実際に本屋に行って手に取ってから購入する人も多いです。これは、本屋の店頭での書籍との偶然の出会いがあるからだろうと思います。
Amazonでオーダーをかけていると自分の購入履歴から見たおすすめを購入してしまうことが必然的に多くなってきます。これでは書籍という広い海のごく一部分の狭い世界のみを回遊している事になってしまうのではないでしょうか?
さらにデジタル書籍の場合は、基本的にはAmazonなり楽天なりのネットショップからの購入しか購入の選択肢はありません。上記のような「狭い世界」の読書が増えやすい環境であろうと考えます。これを克服するためにも、実際に書店を散歩してみて、良さそうな本を電子書籍で読めるかどうか、と見てみるのも一つの方法ではないかと思います。しかしこれでは、本屋さんはただの「踏み台」になってしまうので紙媒体の本でも良いですが何か購入できるモノ(この頃の大きな本屋は書籍以外のものも売っているわけだし)を購入して応援する必要はあると思います。
また、ネット上で自分の読んだ本についてアウトプットをしてみて(noteで記事をアップするのも一つの方法)、それを他人に批評してもらったり意見をもらったりするのが非常に重要と考えます。
それ以外の方法として、よく言われるモノは新聞や雑誌の書評で自分の心に刺さった書籍を購入すると言うのがあります。
私は、産経新聞と朝日新聞、そして日経ビジネスの書評を見て、刺さったモノは購入するようにしてます。更に新聞の新刊書籍の広告も結構参考になると思います。

まとめ
電子書籍の購入というのは電子書籍のファイルの使用権の購入と言うことである。貸し借りを出来ないので気軽に他の人とその書籍の批評や討論を行いにくくなる可能性が高い。だから、自分でアウトプットを意識的にする必要があるし、それらをnoteなどにアップして他の人の批評や意見を積極的に取り入れて自分のモノにしていきたい。
これから読む本を選ぶ(選書する)場合は、「お客様へのおすすめ」だけをピックアップするのではなく選択肢を幅広くしておく必要がある。


※記事の題名を改題しました。(2021年10月10日 午後0時14分)

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