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デジタル読書と音楽鑑賞の両立

私のnote記事で特に話題にしていませんでしたが、デジタル読書にハマっていますが、それ以前は音楽鑑賞にかなりハマっていた 時期がありました。
今回は、現在ハマりにハマっているデジタル読書と、音楽鑑賞の両立について思索してみようと思います。

私の音楽鑑賞遍歴

私の音楽遍歴をまずお話しすることにしましょう。
ハマっているジャンルはクラシック なんですが、特に意識して聞くようになったのは中学生ぐらいの頃 でした。
ちょうどその頃すごくはやりだったのはピアニストのブーニン 氏。
なんかほぼアイドル状態でセンセーショナルにデビューされました。

そこから、少しずついろいろなクラシック音楽を聴くようになりました。

CDレンタル屋に通う

中学生ですからお小遣いも限られていますし、その頃隆盛を極めていたCDレンタル屋を覗く ようになりました。
CDレンタル屋でも大体どんなところでもすこしはクラシックのCDを置いている のです。例えば「ベスト100」 などと銘打ってバロックから交響曲、オペラに至るまでそれなりの有名どころの演奏者や指揮者の演奏した、定番と思われるものを全集化したもので1枚ずつテーマを設けて100枚で構成されている 、というようなやつです。
結構無造作にそのような全集がレンタルCD屋にあったので、毎月小遣いとにらめっこしながら借りて、テープにダビング していました。その頃はウォークマンを持っていたので、それで聞いていた のです。

まずはCDをいろいろと買ってみた

その後、高校生になってちょっとだけ小遣いが上がりました。
そして、レンタルCD屋で借りるCDも底をつくようになりました。
もちろん普通のレコード屋を見にいったりしましたが、高校生には高く感じました。大体1枚3000円 ぐらいしました。買えばお小遣いの半分以上は飛んでしまいます。
そして年間12枚しか買えない ことになります。
ということで、中古のCD屋 を見にいくようになりました。
中古のCD屋は強いジャンル、弱いジャンル、というものがある ようでクラシックに強いCD屋を狙って見にいき、かなり安い額で購入することができました。
そうしてCDが増えてくると、ダビングすると音質も落ちるし、てまなので、ポータブルCDプレーヤーをお年玉で買って、それで音楽を聴いていました

大学生になって

最初の2年間ぐらいは時間的にも余裕があったので、実際にコンサートに足を運んだり 、下宿をしていたので食費を処分しつつCDを買ったり していました。もちろん中古CD屋も覗きにいっていました。
その頃には、絶版になっているけどお値打ちの値段のもの を探したりしていました。それなりにCDは増えてきました。
この頃までにたまったCDは300~400枚ぐらいだったと思います。

就職してから

車通勤になりましたので、車の中で音楽をかけたくなります。ですので、話題になっているものとかも含めて、結構CDは買いました。
働きだしているし、少し贅沢な買い方もできるようになりました。この頃までにたまったCDは800~1000枚ぐらいになっていました。
途中、車でDVDを再生できるようになった ので、映像を見ずに、コンサートのライブDVDをかって音だけ楽しんだりしていました。
DVDはかなり安く価格設定がされているものが多かったので、あっという間にDVDも200~300枚たまっていきました。

ポータブルオーディオで再生するようになった

現在の職場に来てから、車通勤の時間は30分弱、そして、自分のデスクでは音楽が楽しめないのでちょっと残念だと思っていた頃、iPodなどが隆盛を極めだし、その後音質のこだわったポータブルオーディオプレーヤー が出現しました。
最初はそれほど音質にこだわっていませんでしたが、徐々にこだわりだすと、ホームオーディオではかなえられない音量で楽しめる ことを発見しました。
A&K(Astell and Kern)という会社からホームオーディオで実現したらとんでもないなと思うようなオーディオプレーヤーがでた ので、それを購入。そして小さなアンプも購入した上で、音楽を楽しみました。
非常に臨場感があって、没入することができました。

良いイヤホンで極上の音楽を楽しんだ

同時にイヤホンにもこだわっていました 。ヘッドホンを職場でつけるのはさすがにはばかる、と思っていたからです。

ある程度環境が整った後は、CDをどんどん買い増し しました。
このときは、今までにリリースしていたCDをまとめたもの(箱に入っていて、CDは紙のスリーブケースに入っているもの)がたくさんでるようになって、価格も1枚あたりにすると数百円レベルまで落ちているものがでてきました。
すべて、音質の良いリッピングを行ってクラシックにおけるほぼすべてのジャンルについて鑑賞を楽しみました

なんとなく聞かなくなった

けど、ある程度飽和したのか、あまり聞かなくなりました。
職場で使う場合は、イヤホンをつけたり外したりすることも多く、イヤホンは耳を密封するので周りの声が聞こえにくい ことも原因の一つだったと思います。

そうこうするうちにデジタル読書をするようになりました。

デジタル読書を始めてから

デジタル読書を始めると、そのものの没入感が非常にある ことに気づきました。

読書自身は非常に没入感がある

E-ink液晶パネルではありますが、ほぼ紙媒体の書籍と変わらない読み心地なので、ぐんぐん没入感がでてきました。
これは良いな、とデジタル読書を進めていきました。
そんなときふと思ったことがありました。

音楽鑑賞とデジタル読書の掛け合わせ

じゃあ、音楽鑑賞(イヤホンでデジタルオーディオプレーヤーで音楽を聴くということ)と掛け合わせるともっと良い体験ができるのではないか 、ということなのです。

実際にやってみましたが、楽曲の細部を聞き逃して良いところが聞けていなかったり、読書の方も筋さえちゃんと終えないような状況になることもあり、どちらの没入感もあまり感じなくなる ようになりました。
だったらどうしよう?ということで、デジタル読書の方をとった ということなんです。

結局また聞かなくなった

上記のような理由であまり音楽鑑賞だけ、ということはせずにデジタル読書をもっぱらするようになりました。
デジタル読書、というのは音楽鑑賞以上に広がりがある分野のように現在は感じており、実際に読書ノートをつけたり、書評などでアウトプットを行うなど、思いのほかいろいろな活動につながっています。

音楽鑑賞は通勤の車の中でのみ、という生活がここのところ続いていたのですが、ひょんなことでちょっとほしいイヤホンがでてきました。

今回ちょっとしたイヤホンを購入した

今年の2月頃だったのですが、ネットで見つけたNakamichiブランドのかなり音質の良さそうなイヤホンがクラウドファンディングででる 、という話しでした。

クラウドファンディングで購入

Nakamichiというのは、知る人ぞ知るオーディオブランド、ということで現在は会社としてありませんが、超高級なカセットデッキを開発したり、米国版セルシオ(レクサス LS400ですね)のオーディオを開発したり 、という高級ブランドでした。
私も当時はカセットデッキをほしかったのですが、かなり高く(20万円弱)変えなかった幻のブランド でした。
そのブランドが(一旦潰れてはいますが)復活して、ワイヤレスイヤホンを作ったとのことで、これはかなり悩みましたが、結局購入しました。
ちなみに、当該商品の購入は終わっています。

なかなか製品がうまく製造できなかったようで、元々も納期からかなりずれましたが、先日、こちらに到着しました。

早速スマホとペアリングをして、聞いてみました。

使った感想

スピーカーとしては、BA(Balanced Armature)という非常に高精細な音を出せるが中高域に強いものを片耳に2機、低域には普通のドームスピーカーが片耳に1機ついているという非常に贅沢なものです。
今まではBAで低域も出せる、というものを使っていたのですが、それでは想像ができない豊かな低域と、音量、音場を感じました。
中高域は、BAのみのものほど繊細な感じはしませんがドームスピーカーで味わうものよりはずっと良い、という感じのもので非常に良い音質だな、と思いました。十分高音質ですが、(失礼な言い方にはなりますが)いままでのBAだけのイヤホンほど没入感がない ので、ちょっと考えを巡らせてみました。

デジタル読書と音楽鑑賞を再びしてみた

そして、再びデジタル読書と音楽鑑賞をしてみました。
結論からいうと、やはり、両立は難しい です。
今回は今までの経緯を考えて、ちょっとライトな小説を読んでみたのですが、結果としては同じでした。
後、今回は、ポメラで文章を打っているときのBGMに もしてみましたが、結局気が散ってうまく進みません でした。

ただし、そのままうっちゃるのはもったいない品質のものです。
さあ、どうしましょうか?

音楽鑑賞と両立する行動は?

いろいろと考えてみたのですが、部屋の掃除をするときとか、洗濯物を干すとき とか、このようなときには非常に便利だと気づきました。Bluetooth接続ですので、ケーブルがありません。動き回っても引っかかることがありません。それほど大きな部屋でなければ、スマホを置いておいて、両手が塞がっていても問題ありませんでした。
音楽に合わせて気持ちよく、そしてスピーディーにことが運びました。
どうやら、考えることはそれほどなく、単純に体を動かすなど、それほど没入することがいらないことのときは非常に良い相棒になる ようです。

まとめ

小理屈野郎の隠れた?趣味の音楽鑑賞についてその来歴から述べてみました。
そこで前提条件として音楽鑑賞とデジタル読書が両立しないことを確認しました。
そんな中、気になるイヤホンがあったので購入し、再度音楽鑑賞とデジタル読書、音楽鑑賞とポメラでの文章作成を試してみましたが、やはりだめでした。
唯一うまくいったのは家事をしているときに音楽鑑賞をする、ということでした。
音楽鑑賞にしろ、デジタル読書にしろ、本気でやればかなりの没入感をえら得ます。そしてそのような行為は排他的であり、一つのことしかできない、ということがよく分かりました。
没入感があるが軽いものと家事のようなこちらも没入感があるが軽いものを合わせるとうまくいくことが分かりました。
これで、家事をしようかな、とちょっと憂鬱なポイントを軽々と超えられそうです。


単機能のものを好んで使う小理屈野郎ですので、没入感といってもかなり深い没入感を楽しんでいる ということですね。

家事はこれで気持ちよくできるようになりました。

今回購入したNakammichiのイヤホンは、面白い使い方をするガジェットになりました。

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小理屈野郎
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