見出し画像

兵どもが夢の跡

本日は営業の日!!!
楽しい楽しい外回り♪
今日は中野、新宿、杉並、渋谷の外周り。
特に中野、杉並は駅自体初めて下りるので、まあ楽しみである。
で、もって最初に来た中野での出会いが「中野サンプラザ」♪
一体築何年経っているのだろうか??

子供の頃から名前だけは聞いている。
山口出身の私が東京に行った回数はいったい何回だっただろう?
子供のころの家族旅行と言えば、別府、広島、福岡、四国、そう言われてみれば我が家族は不思議と東京はもはや、大阪にも行ったことはなかった。
昭和ってそんなものなのかなぁ?

そんな子供時分の田舎育ちあるあるであろうか。
新宿アルタ、渋谷109、竹下通り、原宿、サンシャイン60、そして中野サンプラザ。全てがTVでしか見たことのない憧れの塊であった。
そして今日、目の前にそびえるビルに書いてあるのはサンプラザの文字!!
これは!!もしや!!あの!サンプラザ中野じゃないか!!!
ん・・・・?・・・・工事中の柵で囲ってある?
そういえば、何ヶ月か前に、取り壊しが決定って言ってたような・・・

再開発・・・なんだろうなぁとは思うけれども、ビル前の時計台もビル自体もそんなに古い物には全く見えないのだが・・・耐震性とかなのか?
昭和の象徴なのか、いや、もはや昭和の産物なのか。
だが、どうだろう、この堂々として佇まい。青空にそびえるサンプラザは本当に美しいと思った。
そして今、力強さも感じるこの憧れだった建造物に私が立ち入ることは生涯ないことが決まった瞬間でもあったが、写真を撮らずにいられないこの高揚感!!
これよ、これが私の好きな東京なのよ!
ふと営業で歩いているとビルの谷間に見える東京タワー、
なんだこの坂と上っていると右にゆっくりと回ったら少しづつ見えてくる六本木ヒルズ。
憧れという存在と言葉はいつも私の心に栄養をくれる。

だがしかし!!!
入れないからってだからなんなんだ!
子供の頃に夢見た建物が目の前にある、ただそれだけで嬉しいのだ。
目の前にあの憧れの塊が息遣いさえ聞こえてきそうなほどの存在感を示してくる。私は単純な生き物だからそんなことだけで力が湧いてくる。
それは史跡に立ち寄った際、古き歴史の向こうに当時の情景を思い浮かべるが如く、私の心に水を注いでやまないのだ。

そう、兵どもが夢の跡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?