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水槽のある生活②

突然の産卵

金魚飼育を始めて2ヶ月が経過していました。
金魚は4匹で安定。
みんな仲良し、平和そのもの…

冬になっても餌を食べてもらいたいのでヒーターを入れて暖かくしてました。

ヒーター入れてるなら…ということでコリドラスパレアタスも数匹。
それからヒメタニシ。

ヒメタニシ

水槽が安定して楽しくて仕方ない日々。
ところが、ある日様相が一変します。

赤太郎、きたろう、ぶちおの3匹がぶちこをものすごい勢いで追いかけてます。何か怒るようなことをしてしまったんじゃないか?と思うくらい執拗に追いかけ回して、水槽の隅や水面に追い詰めてます。

熱帯魚飼育の経験はありましたが、こんなのは見たことが無かったです。

調べてみると、産卵行動の記述と一致しました。

ということは、ぶちこだけがメス♀
残り3匹はオス♂です。

ヒーター飼育をしていると年中いつでも産卵の可能性があるらしいです。

最初の産卵時は仕事で外出していたため、卵はほとんど食べられていたみたいです。

1週間後…また追い回しています。この頃ようやく疑問に思い始めました。泳ぐ速度があまりにも違うため、ぶちこは辛そうです。ブリストル朱文金?いや特徴は尾ビレがハート型のはずで、身体も流線型のはず…

ぶちこは身体は丸っこくて、尾ビレはヒラヒラ長い感じです。調べていくうちに、ぶちこはキャリコ琉金であると確信しました。よりによって、泳ぎの遅いキャリコ琉金がメス♀だなんて…お店が誤表記していたのでしょうか…

毎週のように産卵します。産卵する度、水換えしないといけません。オス♂の精子で水が駄目になってしまうからです。

そして、遂に「せっかくだから孵化させてみたい」と思うようになりました。飼育を始めて3ヶ月です。

卵を採取して親金魚に食べられないように隔離します。隔離には様子がよくわかるように、無印良品のクリスタルケースを使用しました。

追いかけられるぶちこ

卵隔離から4日程度で、有精卵は孵化します。金魚の卵は積算温度が100℃になると孵化するそうです。

稚魚飼育

シラスみたいなのが稚魚です。
大きさ5㍉くらいです。

孵化すると、とりあえず壁にくっつきます。生まれて数日間はお腹に栄養分が入った袋がついてるのでエサは要らないです。針みたいなので針仔と呼ぶそうです。

袋の栄養分を使い果たすと泳ぎ始めます。少し大きくなってます。そうなるとエサをあげないといけないです。

ここからは完全に未知の世界で手探りで苦労の連続です。

生まれたばかりの稚魚のエサ。オーソドックスなエサは、ブラインシュリンプっていう、小さな甲殻類みたいです。それを卵から孵して与えるそうです。毎朝…

正直、そんな時間の余裕はない…

というわけで、他のエサを探します。

最後に行きついたのは液体のエサとめだか稚魚のエサです。最初のうちは、何十匹と孵化しても大きくなる前に全滅しました。針仔ってほとんど死んでしまうと消えてなくなります。

1度に産む卵は数百個。早朝から昼にかけてバシャバシャ産み続けます。

水槽の中が卵だらけになります。

何度か卵採取、孵化を繰り返しているうちに、やっと何匹か針仔から青仔と呼ばれる状態まで成長しました。

青仔たち
同時期にコリドラスも
産卵してました

それから約2か月後、色が付いてきました。
大きくなってきたので、親と一緒にしてみました。
親子の再会です。

賑やかになりました
賑やか過ぎたので成長の遅い子は別水槽へ…
1匹だけ色が黒いままで成長も遅い子がいました。
興味深いので何とか大きくしたかったのですが
亡くなってしまいました…

更に半年後…
何匹かは他界しましたが、大きくなりました。
成長速度にも差があります。

現在は、生まれてから約3年経ちました。 

残念ながら初代の仲良し4匹はみんな亡くなってしまいました。

親も大きかったので、子もかなり大きくなりました。朱文金と琉金の間に生まれた子達です。
形も父母を足して2で割った感じです。

色は、朱色、紅白、1匹はいつの間にか真っ白になりました。不思議です。

現在の子達

子同士で産卵もしてますけど、これ以上増えてしまってはスペース的に飼えませんので、その後は孵化させてません。

そして、他の種類の金魚にも目がいくようになりました。おとなしい金魚も飼ってみたいというわけです。

…つづく

読んでいただきありがとうございました🍀



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