高校🏫のオープンスクールについて行った話

オープンスクール？

中学２年生の息子。まだ中学２年生の一学期が終了したところですが、近頃は中学２年生から高校のオープンスクールなるものに参加することができるようです。

夏休み中に４校も参加するようです。（予約をしたのは私ですが…）そして、人気でハイレベルな高校はすぐに予約が一杯になるようです。

といいますか、そもそも私が中学生の頃は、高校のオープンスクールなんてありませんでした。オープンスクールって何？…最初はそんな感じでした。

私が中学生の頃

私が中学生の頃は、どんな高校だろう？などと全く見たり考えたりすることもなく、単純に自分の模試の点数、内申点と相談しつつ、高校までの距離など考えていたら、ほぼ選択肢などありませんでした。

言ってみれば、難しい高校＝良い高校…校風や部活、設備など気にすることもなく、機械的に高校を選んでいた…。

学区なども細かく分けてあり、学区外の高校にはほぼ合格できない…なので選択肢は僅か…そんな世の中でした。

第二次ベビーブームの終わり頃産まれ、子供が多い…圧倒的に高校の定員が少なく、本当に模試のレベルに合わせて受験して、誰もがある意味行き先の違うエスカレーターに乗るかのようにレベル分けされて高校に入学していました。

少子化なのに…

なぜ中２から高校のことを考える必要があるのか…ようやく中学校にも慣れたところという感じだろうに…。

少しだけ調べてみたところ、結局は少子化により定員割れする高校が増えてきたため、早めから生徒に興味を持ってもらうために、各校がそのようなことをしているようです。

就職と同じで完全に売り手市場。生徒は楽に構えることができる気が…

…いや、できない…。せっかくの少子化なのに…。

オープンスクールが早くから開催されるため、中学２年の夏休みから受験の波に否応なく晒されている感じです。

オープンスクールに行くと、名簿が残され受験の合否に影響する…オープンスクールとは言え、受験と同様に観察されているから、身だしなみや言動には気をつけよう…などと言われております。

そして、夏休みの宿題として、オープンスクールに参加した感想を書いて提出する必要があります。参加を強制させられている感じ…。
なんだかもう、教育界が一体となって、少子化の中の高校を保護している…そんな気がします。もしかしたら提出した作文も高校の手に渡るのか…？

しかしながら、親がウダウダ考えても仕方ない。今がそういう時代であるなら、息子もその波に乗せてあげる必要があります。

親が悩む

休日だったので、私も同行しました。２校目のようです。

今の時代、進学についてどうすべきか、親としては悩みます。私達の時代は、とりあえずできるだけレベルの高い普通科の高校に行き、できるだけ良い大学を卒業する。そうすれば、最低でもそこそこの就職ができ、終身雇用で５５歳で定年退職。高額な退職金、その後、悠々自適な年金生活…。

そんな算段のもと、進学していました。時代の波ににより、完全に誤算となりましたが…。

未来のことはよくわかりませんが、少子化で労働力は不足するのは間違いない…しかしながら、息子が社会人になる頃、世の中はどんな人材を必要とするのか…。正直全くわかりません。

できるだけレベルの高い普通科の高校に行き、できるだけレベルの高い大学を卒業する…それで良いのかがよくわからない…。

現在、最も価値が下がり苦しんでいるのはそのようなルートを辿ったホワイトカラー層の一部の人達のような気がします。

息子の希望？

最近の子は息子に限らずかも知れませんが、やはりパソコンなどに興味が強いみたいです。また、モノ作りに興味が強いようなので、工業高校のオープンスクールに行ってみました。

私には全く無縁の世界…。私の子供時代は、普通の勉強が苦手…または、確固たる目的を持った人しか行かないのが工業高校という感じでした。

しかし、今の時代はやはり手に職つけるという分野が重宝される気がします。実際にうちの会社でも技術職の不足が酷いことになっています。

最後は息子が興味がある道を進んでくれればそれで良いわけですが、まだ中２なので、親がある程度は導いてあげないといけません。

朝から開催されていましたが、激混みが予想されていましたので、昼過ぎからのんびり参加しました。

やはり、予想が的中しました。私達が子どもの頃のような工業高校のイメージではない。各学科が色んな催しをしており、文化祭のような雰囲気…。生徒たちも礼儀正しく挨拶してきますし、先生も数名はいるものの、基本的には生徒が主導でオープンスクールを運営している感じでした。

昼過ぎから参加したので、時間の余裕が全くない。参加してみないと、どんな催しかもわからず、学校によってかなり力の入れ方も様々なようで、今回参加した学校は、かなり興味深い催しがあちこちで開催されており、朝から参加すべきだったと後悔するほどでした。

最初に、木材加工を体験…。

その他にも色々な学科で作製したものを持ち帰りできるようです。

3Dプリンターなど大変興味があります。

しかし、それらには見向きもせず、やはりパソコンに興味が強いのか、そのような部屋に直行しました。

たくさんのパソコン🖥️が置いてありますが、それほど人気でも無いようです。確かにパソコン自体は珍しいものではありませんね。

そして、高校生がプログラミングについて色々マンツーマンで教えてくれました。近頃は中学でも学習するプログラミング…。もう私の出る幕は全く無く、ただどういうものなのかをボーっと眺めてました。今の時代はプログラミングを利用して現実世界の様々な活動を自動制御する…決してパソコンの中の世界だけの話ではないもののようです。

あっという間に時間は経ちました。

工業高校の専門科は確かに仕事に直結するものばかりだと感じました。

息子も単純なのでかなり興味を持ったようです。

今後、普通科のオープンスクールにも参加していく予定ですが、おそらくは退屈なものになってしまうのではないかな？と思います。

自分自身、普通科の道しか知りませんので親としては悩ましいです。

息子の学業の成績は中の上くらいはありますので、選択肢は多いと思います。両親ともに息子には頭でっかちにはなって欲しくはなく、高校では人間性を磨いて欲しいという願望があります。

まだまだ、中学２年生です。ゆとりを持って進路を決めて欲しいです🍀

暑い１日でした💧