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日帰り香川県〜厄除の旅〜前編

ここ最近、親戚が立て続けに若くして亡くなったりなど、辛いことが続きました。これまで知人で亡くなるのは、歳上ばかり。ふた回り以上離れた方が亡くなるのがほとんどでした。

自分が歳を重ねたということでしょうか、歳下の親戚が亡くなるような出来事が続きました。まだまだ人生も半分くらいの年齢でした。

他にも良くないことがありました。
そんな中、奥さんが…

👩厄払いに行ったほうが良いんじゃない?

と、提案してきました。

私としては、これらの出来事は自分に降り掛かってきた厄ではなく、自然の摂理じゃないのかな?などと考えましたが、まあ、行って損は無いだろうということで賛同しました。

👩どこかイイとこ探してみて…。

せっかくなので、観光も兼ねて、またしても香川県で探してみました。

数年前には、正月の三ヶ日に、日帰り旅行の途中で、車のフロントガラスにヒビが入り、修理から2週間後に道端の草刈り機が跳ねた石で助手席の窓ガラスが割れ、それを修理した2週間後に、駐車場でぶつけられる…という、驚きの事態になったことがありました。その時はいつも初詣に行く地元の神社で車をお祓いしてもらったところ、その後は何のトラブルも起こらなくなった…などという経験があります。

とはいえ、私自身は、自分に訪れる良いこと悪いことは全て、自分の行動が招いているという思考をしてます。しかしながら、奥さんは反対に、なかなか他力本願なところがあります。

神社仏閣を訪問するのは嫌いではないので、別に問題はありません…。

というわけで瀬戸大橋を渡ります。

近頃、四国に行く日に限って、なぜか天気が悪い☔のです…。この日も小雨の1日でした。

どんより…。

ここ2年で、有名どころの金刀比羅宮も善通寺も訪問しています。
そこで、香川県で厄除け、厄払いの寺社を調べてみました。

そうしたところ、お寺であれば「與田寺」。神社であれば「白鳥神社」が厄除け、厄払いのご利益で有名だとわかりました。
どちらも、香川県東部の東かがわ市という場所にあるようです。ではせっかくなので両方行こうと…。香川県東部は高速道路で通過することはありますが、立ち寄ったことは無く、気になってました。

お寺と神社、どちらが良いのだろう…と奥さんが言うので調べてみました。

なるほど、厄除けと厄払いで異なってくるようです。しかしながらどちらでもあまり結果は変わらないようです。現在持っている厄を払うか、未来の厄を除けるのか…。私には今どちらなのか判断できません。

途中で立ち寄った津田の松原
サービスエリアからの風景

白鳥大石ICで降りて5分ほど走ると與田寺に着きました。

天平11年(739年)に行基が開いたとされる真言宗別格本山。四国八十八ヵ所結願大窪寺奥の院に指定されており、「厄除けの寺」として有名です。
また、宝物館に所蔵された寺宝の多くは、国や県の文化財として指定を受けています。門前の樹齢600年を越える県の天然記念物の椋の木が、與田寺の長い歴史を感じさせてくれます。

出典 東かがわ市観光サイト
仁王門
「厄除の寺」の表札があります。
樹齢380年の杉の木
落雷などで途中で折れていますが生きています。
歴史を感じるお寺です。

奥へ進むと、右手に祈祷の受付があります。祈祷料が書いてあります。
2000円、5000円、10000円、20000円、50000円…。

3人分ですし、ここは各2000円で…。
木札を渡されます。
👴「これを持ち帰り、飾ってください…」と…。

祈祷済みの木札です。

👩え?こんなの要らないから、お祓いがしたい。

どうやら、ご祈祷は5000円からのようです。
こちらであれば、1か月間毎朝祈祷をしてもらえるようです。

お払いではなく、ご祈祷です…。

👨やっぱり、5000円に変更します。

👴わかりました。用紙に住所、氏名、年齢を書いて、祈祷内容を選んでください。

厄除開運に◯をします。個人的には長寿祈願が良かったですけど…。

年齢は数え年…?わかりません。住職の手元に早見表があり、教えてくれました。

参拝者は多くはありません。しかしながら、ほぼ全員が祈祷をして帰ります。観光地ではないため、本気で厄除けが目的の人がほとんどなのでしょう…。

控室のある棟
廊下で本堂まで続いています。
本堂

私達家族の他にもう一組。病気平癒祈願のようです。

控え室で待機していると放送が流れます。準備ができたので、本堂まで移動するようにと…。

本堂に着くと、先程受付をしてくれた住職が袈裟に着替えて待機してました。おそらく案内放送も住職です。1人で全てをこなしているようです。

祈祷が始まりました。これまでは神社でのお払いは何度か経験がありましたが、お寺での祈祷は初めてです。

お経のようなものを唱え始めました。お寺ですから確かに、馴染みのある葬儀や法事のようなイメージです。しかしながら木魚などはなく、何かを燃やしている…調べてみると護摩を炊いているようです。

途中で、住所と氏名を読み上げられます。

私の住所氏名、奥さんの氏名が読まれ、息子の順番。………。住職が固まりました…。そうです。読めないのです。夫婦で名前辞典で画数やイメージなど色々考えて付けた名前。漢字自体は難しいものではありませんが、読むとなると難しい…。どうやら読み仮名を書いてないようです。確かに息子も自分で祈祷用紙を書いたのは初めての経験です。読み仮名を書き忘れたのでしょう。

10秒ほどの沈黙の後、住職が後ろを振り返りました。

👩◯◯です。

おそらく、詰まった時点で教えて欲しかったのだと思われます。空気を読むべきだったかも知れません。

祈祷が終わり、住職がお寺の由緒など説明してくれます。とにかく、昔は参拝者も多く、栄えたお寺だったようです。四国八十八ヶ所霊場の奥ノ院と言われるお寺ですからすごいお寺なのだと思います。

現在は、初詣などは混雑するようですが、普段は私達のように厄除目的で訪問する人がほとんどのようです。地理的にかなり不便な場所で、近くに大都市もありません。

お護摩札。大きいです。50センチ位?
1年後に返却します。

奥さんが言います。
👩もっと軽い感じの厄除で良かった。以前の車のお払いのような感じで…。

そうなのか…まあ、良いじゃない…。最高の厄除ができたと思われますから…。

境内にはその他色々見所があります。

多宝塔
厄除石段

厄年の人は、歳の数のお金を石段に供えると良いらしいです。

石段の上からの景色

與田寺での厄除を済ませ、次は白鳥神社に向かいました。こちらも厄除…厄払い?で有名な神社とのことです…。

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