アジア杯で見たかった選手
今年1/6に開幕したアジア杯。各チーム1試合ずつを消化した状況で、このテーマのブログを投稿するのは遅すぎた感があると、自分でも反省しています。また、これとほぼ同じテーマをすでにQolyさんが書いていたので、「これ投稿してよいのか…」という気持ちがありました…。
それでも書きました!このテーマは個人的に書きたかったテーマだったので書きました!
「遅い!」とか「すでにQolyさんが書いてる!」とか関係ありません!(笑)
ということでQolyさんとは一線を画する形で、この投稿では筆者が個人的に見たかった選手という趣旨で書きましたので、よろしくお願いします。
オマル・アブドゥルラフマン
国籍:UAE
ポジション:MF/FW
年齢:28歳
所属:アル・アイン(今シーズンはローンでサウジアラビアのアル・ヒラルでプレー)
今大会のホスト国UAEのスター選手。特徴的なアフロヘアーと、対日本戦での活躍などから日本でも知っている人が多いのではないだろうか。
昨夏に欧州移籍の交渉が上手くまとまらず、アル・アインと契約延長した後に自身がユース時代プレーしたサウジアラビアのアル・ヒラルへローン移籍。サウジアラビアでの活躍と自国開催のアジア杯での活躍が期待されていた。
しかし、移籍して早々の10月に右膝前十字靭帯を損傷。復帰は早くて2月〜3月になる予定で、自国開催のアジア杯を欠場することになった。
クォン・チャンフン
国籍:韓国
ポジション:MF
年齢:24歳
所属:ディジョン
元々中盤ならどこでも熟すユーティリティープレイヤーだったが、リーグ・アンのディジョン移籍後は、右WGと攻撃的MFのポジションで得点を量産。昨シーズンはリーグ戦で11ゴール2アシストの活躍を見せて、パク・チュヨンのリーグ・アン 1シーズン12ゴールの記録に近づいた。
順風満帆な海外生活初年度と思われたが、昨年5月に右脚のアキレス腱を損傷。その後無事手術は成功したものの、復帰まではまだ時間が必要な状況だ。クォン・チャンフンはこの負傷により、ロシアW杯、ジャカルタ・アジア大会、アジア杯の国際大会3つを欠場することになり、同選手はまだ兵役義務が残っている点で、最も脂が乗っている時期に国際大会3つを逃すのは痛い。
アーロン・ムーイ
国籍:オーストラリア
ポジション:MF
年齢:28歳
所属:ハッダースフィールド・タウン
スキンヘッドがトレードマーク(?)のオーストラリア代表の絶対的司令塔。2シーズン前にイングランド2部リーグで年間MVPを受賞した経験があり、昨シーズン途中に保有元のマンチェスター・シティからハッダースフィールド・タウンに完全移籍した。
当初はアジア杯に挑むオーストラリア代表の最終メンバーに選出されていたが、直前のイングランド・プレミアリーグの試合で靭帯を損傷。復帰まで2ヶ月ほどかかる予定で、開幕直前で代表チームから離脱することが決まった。またオーストラリア代表は、同選手の他にトム・ロジッチとマシュー・レッキーの2名も負傷による離脱が決定。アジア杯連覇に向けて厳しい戦いを強いられそうだ。
カウィン・タンマサッチャーナン
国籍:タイ
ポジション:GK
年齢:28歳
所属:OHルーヴェン
タイサッカー史上初めて欧州に渡ったGK。身長183cmとサイズも十分なGKで、飛び出しのタイミングやシュートストップの技術はアジアでは屈指の実力だ。今シーズンは自国の強豪ムアントン・ユナイテッドからベルギー1部リーグのOHルーヴェンへ移籍。
今シーズンはリーグ戦8試合に出場するなど、まずまずの戦いぶりを見せている。しかし、カウィンは以前から負傷を繰り返しており、当初メンバー入りしていた同選手であったが、クリスマス後に足の負傷により無念の離脱。タイ代表の主将を務めていた同選手の不在は大きく、タイ代表は初戦でインド代表に1-4で大敗した。カウィンがいれば4失点しなかったかも(?)しれない。
サイード・エザトラヒ
国籍:イラン
ポジション:MF
年齢:22歳
所属:ロストフ(今シーズンはローンでイングランド2部のレディングFCでプレー)
アトレティコ・マドリードの下部組織に在籍した経歴の持ち主で、イラン代表や所属クラブでは主に中盤の底でゲームをコントロールする役割を担っている。
昨冬にロストフからイングランド2部リーグのレディングFCへローン移籍。しかし、加入早々に足を負傷してしまい、今シーズンここまで公式戦4試合の出場にとどまっている。この負傷で1月中の復帰は難しいと判断されたため、今回のアジア杯は惜しくも欠場することになった。
まだまだ22歳と若い。これからイラン代表を担っていく存在であるため、今後の奮闘に期待したい。
ニール・エザリッジ
国籍:フィリピン
ポジション:GK
年齢:28歳
所属:カーディフ・シティ
今シーズンイングランド・プレミアリーグに昇格したカーディフ・シティの正GK。イギリスで生まれ育ち、チェルシーのユースチームに在籍した経歴がある。
抜群の身体能力を活かしたシュートストップが得意で、12/31までのリーグ戦では、シュートセーブ数が78回でリーグトップ。アジアはおろか、ワールドクラスのGKだ。
そんなエザリッジは、当初カーディフ・シティとフィリピンサッカー協会との協約で、初戦の韓国戦のみ出場を予定していた。しかし、最終的にフィリピンサッカー協会は同選手を招集外にすることを決定。現在アジアNo.1GKのアジア杯出場は幻に終わった。
中島翔哉
国籍:日本
ポジション:MF/FW
年齢:24歳
所属:ポルティモネンセ
現在ポルトガル1部リーグのポルティモネンセでブレイク中のドリブラー。身長は164cmと小柄だが、相手の懐にグイグイ入っていく推進力あるドリブルと、相手の背中を取る鋭い切り返しが武器だ。
昨シーズンは、ポルトガル1部リーグで10ゴールを挙げる大活躍を見せ、今シーズンは好調を維持し、5ゴール6アシストを記録。国内外のクラブへの移籍の噂も囁かれていた。
今回のアジア杯では新生日本代表の攻撃の中心選手として期待値が高かったが、代表合流直前のリーグ戦で右下腿を負傷。前回のロシアW杯も代表入りを逃した同選手だったが、今回も直前でまさかの負傷離脱を強いられてしまった。
まとめ
今大会はどこの国もなかなかベストメンバーで挑めていない印象。理由は様々だが、ベストメンバーで挑めない理由の1つに、今大会が欧州のシーズン真っ只中の1月開催という点があるだろう。
しかし、その分国内リーグで活躍する選手や期待の若手選手が試合に出場するため、まだ我々が知らない隠れた逸材を発見できる楽しみがある。
アジア杯はまだまだ始まったばかり。アジア杯ならではの緊迫した1試合1試合を我々はウォッチャーとして楽しんでいきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?