Nieuwerkerk B1 Hoofdklasse 2022年フィールドリーグ全国大会準優勝
勝手に広報のコーフボールママです。今回は、2022年のコロナ期間が終わってから初めてのフィールドリーグの全国大会について書きたいと思います。
2022年6月18日 全国大会 準決勝 Harderwijk
フィールドリーグはオランダ全国に散らばっているHoofdklasseの32チームを4つのリーグに分けて、リーグ優勝をしたチームのみ参加することが出来ます。つまり、4チームが準決勝を戦い、勝ったチームが決勝戦に進出します。
年齢カテゴリーC、B、Aと大人のリーグ戦は夏休み後にフィールドリーグが始まり、11月末頃から室内リーグが始まるので、その試合結果を4月中旬ぐらいにまた始まるフィールドリーグに持ち越す形になります。つまり、1年の仕合の流れとしては、前期フィールドリーグ(8月下旬、9月上旬頃から11月下旬)、室内リーグ(11月下旬から4月上旬)、後期フィールドリーグ(4月中旬から6月中旬)
Nieuwerkerk B1はBHKDリーグ優勝をしましたので、6月18日にHarderwijkでBHKAで優勝したLDODKに準決勝で当たりました。 LDODKはオランダ北部Friesland(フリースランド)にある、強豪チームです。コロナロックダウンで試合が出来なくなる2019年に年齢カテゴリーDの全国大会の決勝戦で室内リーグ、フィールドリーグ共にNieuwerkerkに敗れて準優勝だったので、今回こそはニューケルクに勝利して全国優勝に進みたい、という気持ちがヒシヒシと伝わります。
この試合の前にはリーグ優勝していたDelft(デルフト)の強豪チームFortuna対Papendrecht(パーペンドレフト)の強豪チームPKC。
この2チームLDOCKと同様にシニアチームはKorfbal Leagueに属し、ジュニアチームも毎年全国大会常連の超強豪チームなので、どちらが勝ってもおかしくありません。PKCは監督が、他のクラブの有力選手達を引き抜いて新たに作ったチームですので、個人の実力的にはPKCの方が勝っています。
しかし、コーフボールは個人の能力が高かったとしても、チームとして協力し合って発揮できるか、いかに、良い流れに乗って試合を進められるか、ミスしたチームメートを責めずに、応援して、試合の流れを早く立て直すことが出来るか等、どちらかと言うと個人の能力というよりチーム全体でいかに協力して試合を進めるのか、という事が一番大事な事だと思います。
もちろん、他のチームスポーツもチーム全体の協力が絶対欠かせませんが、例えば、サッカー、バスケットボールのようなスポーツは数名の飛びぬけて能力のある選手がチームにいると、その数名の選手にボールを渡せば点数が取れるので、とにかく、その選手達にボールを繋げれば良い。という側面があると思います。しかし、コーフボールはボールを持ったら停止しなくてははいけないので、必ず誰かの助けが必要になります。
もちろん、シュートがよく得点に繋がる選手もいますし、そういう選手は目立ちますが、他の選手もチャンスがあればドンドンシュートを打ちますので、スター選手だけをきつくマークしておけば大丈夫。という試合の運びにはなりづらいです。男女混合で力を合わせてプレーしますので、みんな仲が良い事が多いです。
Fortunaが勝って、決勝進出となりました。
Nieuwerkerk B1 対 LDODK B1
この日は、涼しい日が多いオランダにしては珍しく本当に日差しが強くて真夏日でした。前半はLDODKが3対5と有利に進め、後半でもすぐに3対6と得点差をつけてきました。ところが、Nieuwerkerkが連続4点得点を決めて、7対5になり、7対6、8対7、8対8とハラハラドキドキする試合展開で、このままでは延長戦になるだろうと、誰もが思った最後の30秒の一瞬で、何とNieuwerkerkがDoorloper(ドールローパー)というテクニックで1点を決めて、9対8で勝利し決勝進出となりました。本当に、え??というぐらいの一瞬で決めて、相手チームのLDODKは茫然と立ちすくんでいました。
ドールローパーというシュートのテクニックは、コーフに近づいてボールを両手で持って下から持ち上げて入れるテクニックです。コーフにより近くでシュートするので、得点に繋がりやすいテクニックですが、守備側もよく分かっていますので、なかなかドールローパーをするチャンスが掴めませんので、コーフボールリーグのようにトップレベルの試合では、ドールローパーはあまり見ません。
このビデオはDoorloper(ドールローパー)を初めて練習する人がどのように身に着けたらいいのか、ステップに分けて説明しています。
やはり、最後のホイッスルが鳴るまで何が起こるか分かりません。前半はLDODKが試合を断然有利に進めていましたが、ハーフタイムが挟まると流れが変わり、後半で全く違う流れになる事はよくあります。
来週の2022年6月25日はFortuna B1と決勝戦を戦います。D1の時の全国大会でFortunaD1と戦った時と室内リーグでB1と戦った時はNieuwerkerkが勝ちましたが、実力的には僅差ですので、どちらのチームがより流れに乗るかで勝ち負けが決まり、どちらが勝ったとしても不思議ではありません。
室内リーグでは準優勝でしたので、フィールドリーグでは、優勝したい、とみんな大興奮でNieuwerkerkのクラブに戻りました。
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