体調不良になったら(海外旅行中の胃腸炎への対応):世界一周旅行記 vol.13
イスラエル出国2日前くらいから体調を崩した。
最初は便が緩いくらいだったのだが、
そこから腹痛と下痢が続くようになり、
吐き気と嘔吐も出るようになった。
もともとお腹は弱い方で
日本にいる時から下痢にはなりやすかったが、
今回の旅行では初めてだった。
イスラエル出国日は早朝便のため空港泊の予定だったが、気持ち悪すぎて急遽ホテルに宿泊。
空港に行く途中も吐き気との闘いで、
目的地のオランダでも頻回にトイレに籠り、
観光プランを変更せざるを得なかった。
イスラエルには7日ほど滞在したが
物価高の影響もあり、ほぼ自炊をしていたし、
飲み物も市販の飲料水を買うようにしていた。
原因ははっきりしないが、
もしかしたらオムレツを作った時、
半熟にしたのがいけなかったのかもしれない。
せっかくの旅行だし色々詰め込みたくなるが、
毎日予定があると突然の事態に対応しづらい。
世界一周などの長期間に及ぶ旅行では
やる事がない日(休息日)も考慮したプランづくりが大事だと思った。
以下に海外で下痢になった時の対応をまとめたので、
同じように苦しんでいる人の参考になれば。
旅行者下痢症の対応
多くの場合は2-3日で自然に軽快していき、
7日以内には改善する。
脱水にならないように水分補給をすることが大事。
飲み物について
ペットポトルの水
スポーツドリンク、OS-1
野菜スープ
日本からポカリの粉などを持っていくと良いが、
以下の材料を混ぜることで自分で作ることも可能。
・塩(ティースプーン3/4杯)
・砂糖(ティースプーン2杯)
・ペットボトルの水または沸騰させたお湯(約1L)
食べ物について
米、トースト、うどん
バナナ、すりおろしリンゴ
食事は下痢が改善してきてから開始。
一度に沢山食べずに、ま少ない量を少しずつ食べる。
症状が寛解したと感じたら普通の食事を試す。
※乳製品、カフェイン、食物繊維が多い食品は控える
下痢止めについて
症状を和らげる作用があるが、
腸管運動を抑制するので感染が長引く場合もある。
発熱や血便がある場合や乳幼児には使用しない。
(病原体が腸から排泄されずに重篤化する恐れ)
内服48時間後しても症状が悪化する場合、下痢が続いている場合、腹痛が出てきた場合には便検査や抗菌薬が必要な場合もあるため医師に診てもらう。
抗生物質について
どんな状態でも有益というわけではなく、
自身の体に耐性菌ができる可能性もあるので、
以下の症状がある場合に適応
・1日に下痢が4回以上
・症状が強い
・発熱がある
・血便、膿や粘液が便に混じる場合
病院受診のタイミングについて
39℃以上の発熱
血便
下痢が数日間しても改善しない
嘔吐が止まらない
脱水症状(こむら返り、めまい、尿量が少ない、等)
参考
Mayo Clinic:traveler’s diarrhea
Cleveland Clinic:traveler’s diarrhea
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