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もう一人こどもを産むに当たっての夫と私の考えかた

ある日の夫婦の会話。
「俺はもう一人ほしい。」
「2人で十分じゃない?」

このところ毎回このやりとりが延々と続いて話は平行線に。お互いずーとモヤモヤしています。

39歳。もともと私は虚弱体質なので、妊活の身体のリミットも迫ってきています。そこで時間を設けて話し合うことになりました。

テーマは『三人目の妊活をするかどうか』。
この記事では、夫と私の腹の内の話し合いを綴っていきたいと思います。


1人目の妊娠

今、我が家には1男1女がいます。私が3人目の妊活をするにあたって前向きに考えられないのには理由がありました。

33歳。はじめての妊娠。
当時私は身体を酷使する仕事をしていました。そのせいなのかほかの原因があったのかわからないですが、妊娠初期から出血。
産婦人科の先生から「安静にするように」と言われ、食事とトイレ以外はほとんど寝たきりという生活を3ヶ月ほど続けました。
ようやく妊娠6ヶ月の安定期に入って安心したのも束の間。今度は切迫流産の疑いがあるということで2ヶ月半の入院。
点滴漬けの毎日。はじめての妊娠ということだけでも不安なのに、赤ちゃんが明日いなくなってしまうかもしれないという恐怖とたたかうのはホントにつらいことでした。


慣れない子育て

子育ても私にとってはつらく感じるものでした。
退院後、実母が、しばらくは手伝ってくれていましたが、自分の家に戻ってからは1人。
夫は仕事柄、月の半分は家にいないことが多く、ほぼワンオペ状態。産後の回復していない身体で一時間おきに起こされる毎日。身体も心もボロボロでした。今思えば産後うつになっていたと思います。


二人目の妊娠

二人目の妊娠もやはり楽なものではありませんでした。妊娠初期からの出血。2度目の約5ヶ月にわたる寝たきり生活。
中でも一番つらかったのは、9ヶ月目に切迫早産の疑いがあり入院したことで、上の子と離ればなれになったこと。
夫も家にずっといられないので、長男は1人で私の実家に預けられていました。どんなに寂しい思いをさせたでしょうか。

私にとっての2回の妊娠生活は決して楽しいものではありませんでした。それゆえ3人目の妊活にはあまりポジティブになれなかったのです。


話し合いのゆくえ

幸いなことに出産後子供たちは特に問題なくすくすく元気に育っています。
現在長男は5歳、長女は3歳になり、ようやく育児が一段落したところでの夫からの子作りの申し出。簡単に「一緒にもう一人頑張ろうね。」と言えない自分がいました。
仕事柄仕方ないとわかっていても夫がいない間、上の子二人をみながらあの大変な妊娠生活をおくる自信がなかったからです。仮に私が入院してしまった場合、また子供たちに寂しい思いをさせなくてはなりません。

私は夫に思いの丈を全部ぶちまけました。
ワンオペ育児がつらかったこと。
産後うつになっていたこと。
自分の身体が弱いこと。
子供たちに寂しい思いをさせてしまうかもしれないこと。

夫は少し沈黙した後、口を開きました。


夫が約束してくれたこと

「確かに大変だったよな。でも、俺はもう一人ほしい。」
夫の気持ちは変わりませんでした。

その代わりいくつかの約束事をしてくれました。

①1人で育児はさせない。
 義母、実母助けを求める場合夫から話をつけてくれる。
②家事、育児も家にいる時は必ず手伝う。
③精神的にも肉体的にもつらくなった場合、仕事を
 長期休業してでも支える。

私に大変な思いをさせるのはわかっているけど、自分の思いは変わらないから全力でサポートする…と、いうのが夫の気持ちでした。

まだ妊活に踏み切る覚悟は出来ていないですが、今回夫と深いところまで話し合えて良かったと思います。少なくても今回は頑張ってみても大丈夫かもしれないな、と思うことが出来ました。

皆さんもモヤモヤしたことがあったら、相手ととことん話し合ってみると解決の糸口がみえてくるかもしれないですよ。



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