ママ×保育士|この仕事を続ける意味 vol.8

富山県内を中心に「ジブンらしく生きる」ことを大切にしている女性にお話を聞き、それを記事にして多くの方に見ていただくことで、「ジブンらしく生きるヒント」を多くの女性へ発信したり、誰かの「やりたい」気持ちを後押しできたら…という願いから、『この仕事を続ける意味』という記事をシリーズ化。

第8回目は、富山県内で保育士として働くかなさん(仮称)にお話を伺いました。

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【プロフィール】
かなさん(仮称・写真もイメージです。)
職業:保育士
家族構成:夫・子ども2人

○保育士はいつから始めて、普段どんな仕事をしているかを教えてください

22歳から26歳までの4年間、県内の公立保育園で保育士として働きました。結婚を機に県外へ引っ越すことになり退職。夫は転勤族だったので、各赴任先でパートや派遣で保育士を続けていました。妊娠・出産を経て2年前に夫が富山にUターン転職。現在は幼稚園でパートの幼稚園教諭として働いています。今年度は2歳児クラスの補助として、毎日可愛い子どもたちに癒されながら働いています。


○何故保育士になろうと思ったか教えてください

昔から子どもが好きだったことが1番です。歳の離れた弟や従兄弟がいて、一緒に遊んだりお世話したりすることが楽しかったので、将来保育園の先生になりたいなぁとその頃から思っていました。
大学では、子どもが遊びの中で学んでいく過程で保育士が設定する環境が大切だと学び、そこに保育士の仕事のやりがいや面白さを感じられると思いました。


○保育士の仕事には、預けるママサイドからは見えない大変さや苦労もあると思いますが、これまでに「このときは大変だったなぁ」という出来事とそれを乗り越えてきたときのエピソードを教えてください

保護者の方との関わりは、保育士の大切な仕事の1つですが、結婚前はクラスの担任として保護者の方と話したり、子育ての相談に応じたりすることにプレッシャーを感じていました。子育て経験のない自分がお父さんやお母さんに偉そうにアドバイスなんて…と思ってしまい、保護者の方との関わり方に悩んだこともありました。その時は、子育て経験豊富な先輩に聞いてみたり、育児書や専門書を読んでみたりしていました。でも今思えば子育て経験の有無に関係なく、保護者の方としっかり向き合い、話を聞き、一緒に悩んだり考えたりすることが1番だったんだろうと思います。女性は特にそうかと思うのですが、まずは共感して欲しいという気持ちが大きいかなと思います。
「大変ですよね」
「頑張っているよね」
その言葉を貰えるだけでも少し気持ちが落ち着くような気がします。
子どもの姿をいつも近くで見ていられる保育士は、保護者の方にとって常に話しやすい、相談しやすい存在でいなきゃいけないなぁと思います。子育てには正解は無いし、どの子もみんな違うので、同じやり方が通用するとは限らない。だからこそ日々の子どもの様子を伝え合い、一人ひとりに合った答えを見つける手助けが出来たらいいなと思います。


○これまでに「もう辞めたい」と思うことはありませんでしたか?

正規職員として働いている時には、事務作業の多さに苦労していました。日々の保育の準備に加えて、記録や自己評価、行事にまつわる書類の作成などに追われ、時間がいくらあっても足りないという感じでした。溜まった書類を前に「もう辞めたい」と思ったことは数知れず…。必要な書類ではあるのですが、もっと簡素化できないのかなぁと思っていました。


○今の仕事を続けてこれたのはどうしてですか。また、もしも今保育士を続けるか(または復職するかどうか)悩んでるママがいたとした時に、伝えたいことや今後の夢をお聞かせください。

1度全く違う仕事をしてみたことがあります。期間限定だったのですが、その仕事をしてみて「やっぱり子どもと関わる仕事が楽しい」と思いました。今の働き方は短時間なので、育児や家事の時間も十分取れますし、自分の時間も確保出来るので気に入っています。子育て中の潜在保育士の方で、家事や育児との両立に不安を持っている方も多いかなと思います。私のように短時間のパートも結構募集しているし、現場ではそういった保育士も歓迎されます。まずは短時間から復帰してみるのもいいかなと思います。
今は子どもがまだ小さく子ども中心の生活を送っていますが、少しずつ自分の趣味や好きなことに時間を使っていけたらいいなぁと夢見ています。



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