ママ×保育士|この仕事を続ける意味 vol.9

富山県内を中心に「ジブンらしく生きる」ことを大切にしている女性にお話を聞き、それを記事にして多くの方に見ていただくことで、「ジブンらしく生きるヒント」を多くの女性へ発信したり、誰かの「やりたい」気持ちを後押しできたら…という願いから、『この仕事を続ける意味』という記事をシリーズ化。

第9回目は、富山県内で保育士として働くユキさん(仮称)にお話を伺いました。

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【プロフィール】
ユキさん(仮称・写真もイメージです。)
職業:保育士
家族構成:夫・義父・子ども(4歳.0歳)

○保育士はいつから始めて、普段どんな仕事をしているかを教えてください

短大卒業後の20歳から保育士を始めて、今は育休中ですが今年で13年目になります。1人目の娘が4歳になったのですが、その子の育休明けからは、未満児クラスのリーダー任務を請け負う事が多く、子どもたちと日常生活を送る中で、日々の成長を感じています。また早番遅番、保護者対応などもしています。


○何故保育士になろうと思ったか教えてください

保育士になろうと思ったきっかけは、子どもと関わるのが好きな事もあり、14歳の挑戦で保育園、幼稚園へ行きました。そこでの実習を終え、最後のミーティングで園長先生に『あなた、保育士にむいてるわ』と言われ、自信を持てすごく嬉しかったのと、大変な中にもやりがいがある仕事だと感じたからです。


○保育士の仕事には、預けるママサイドからは見えない大変さや苦労もあると思いますが、これまでに「このときは大変だったなぁ」という出来事とそれを乗り越えてきたときのエピソードを教えてください

育休明けの仕事は、身体がついていかず大変だったのと、家事と育児の両立が難しく、いつもバタバタしていました。娘が小さい頃は体調を崩す事が多く、早退やお休みを頂く事が多かったので、職場に迷惑ばかりかけているようで心苦しかったのが正直な気持ちです。ですが、家族や両親の協力もあり両立しながらも自分の時間や子どもと関わる時間が持てるようになり、心に余裕も生まれてきました。また同じくママさん保育士の先生方に悩みを打ち明ける事で、急な早退にも快く送り出して下さり、みんな同じと感じて少し肩の荷がおりました。


○これまでに「もう辞めたい」と思うことはありませんでしたか?

何度も辞めたいと思いました。仕事が忙しく、家へ帰ってからも持ち帰りの仕事がありイライラしてしまったり、上司に自分の思いが伝わらなかったり。毎日が試行錯誤で、子どもの寝顔を見ながら書類を書く日々もありました。何で私だけ?と不平等さにも何度も心折れそうになりました。
でもその度に話を聞いてくれる先輩や、家族がいて。たまには上司に反発もして自分の思いを伝える事で、関わり方も変わっていきました。


○今の仕事を続けてこれたのはどうしてですか。また、もしも今保育士を続けるか(または復職するかどうか)悩んでるママがいたとした時に、伝えたいことや今後の夢をお聞かせください。

今までこの仕事を続けてこられたのは、家族の協力が1番です!!正規で働き、時短も取らずに働く事は、家族の支えや協力なしには無理でした。帰ってきて、私が疲れていると、娘と一緒に玄関で『お帰り〜』と出迎えてくれたり、休みの日には『仕事の事は忘れよう!』とドライブに連れて行ってくれ気分転換をさせてくれました。もちろん毎日の愚痴のような話も、『うん、うん。』と聞いてくれました。聞いてくれるだけで心がホッとするのは本当です。家族には何でも打ち明けて話を聞いてもらうといいと思います。
そしてもう一つ。今まで担任してきた子どもたちがいたらからです。保育士の仕事は本当に大変ですが、子どもたちの成長を1番近くで見られるし、いつもにこにこ笑顔で迎えてくれて。保護者の方の『先生が担任で良かった』『先生いつもありがとう』の言葉は本当に励みになります。人間関係の輪も広がるし、この仕事を通して人との関わり方が身についたと思っています。今ではそれを武器に、保護者対応や若者の育成を頑張っています。



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