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理系院×○○で一貫性を生む

就活で一貫性が大事であることは、実際に私が就活をする中で大きく実感した部分です。
いきなりですが、私の考える一貫性とは

「複数のエピソード・行動に共通して現れるその人の強み・考え方・モチベーション」

のことです。
粘り強い、明るい、挑戦的
なんでもいいです。
あなたには譲れないような思いや誇りに思っている考え方があると思います。
それを最大限アピールすることで
「この人はこういうタイプなんだな。こういうところで活躍できそうだな」
と、面接官や社会人の方は判断してくれます。
逆に一貫性がなくいろいろな強みがでてきた場合、あなたがどんな人か面接官に伝わらない可能性があります。

私も部活動・研究・趣味に現れる特徴を、一貫性を意識して伝えた際に「一貫してるねえ」「おもしろい」などとお偉いさんに言われたときは嬉しかったです。

あなたがどういう人かをわかってもらうために、あなたの中にある軸を、説得力を持ってアピールする必要があります。
その軸は、あなたの研究活動・ガクチカ・挫折経験など、様々な部分で顔を出すと思います。
そういった部分を面接官は話の中からくみ取ってくれます。
その軸こそが「一貫性」です。

以下のステップで、一貫性を生む方法を書いていきます。
なお、これは最低限の作業でガクチカ以外からも一貫性を生む方法はあります。(趣味や周囲との関わり方など)

1.一貫性を生む「スペックの掛け合わせ」

では、理系院生はどのようにして軸を作ればよいのか。
私の考える最も簡単で説得力がある方法はスペックの掛け合わせです。
すなわち

理系院×○○

という型です。
研究をやっているのは院生だけです。
つらいことも多いと思いますが、研究をエピソードとして使えるのは院生の特権であるといえます。
どうせなら良い方向に使いましょう。
○○には、なるべく研究とは関係のないものが入ると望ましいと思います。
ガクチカであれば作りやすいでしょう。
私の場合は「○○=体育会」で戦っていました。

○○の例
アルバイト、サークル、部活、長期インターン、留学

自分がやってきたことであれば何でもいいです。
ガクチカがここにあてはまるとだいぶ一貫性を生みやすいと思います。
全力で取り組んだことだと想いが伝わりやすいでしょう。
まずはこの○○に入るものを決めましょう。

この2つのスペックに共通する部分を見つけられれば、一貫性をアピールすることができると思います。

2.ガクチカで現れた自分の強みを選ぶ


ガクチカで発揮した・現れたあなたの特徴や強みを整理しましょう。
ただし、ガクチカのエピソードで発揮したものでなくても大丈夫だと思います。
例えばアルバイトであればお客様への気遣い、体育会であれば粘り強さ、サークルであれば企画力などが思い浮かびます。
活動そのもので発揮したものであれば十分です。

その中から一つ、自分の軸となるものを選びましょう。

3.研究で発揮している自分の強みと合わせる


研究にはいろいろな要素があります。

勤勉、努力、マネジメント、泥臭さ、粘り強さ、論理的思考力、継続力、指導力、後輩力、仮説思考、挑戦意欲、遂行力、計画性、専門性…などなど。

ガクチカで発揮したものと研究で発揮しているものを合わせましょう。
1つでも十分です。

(例)
ガクチカ:サークルの改革に挑んだ
研究:誰もやったことがない研究テーマに取り組んでいる
この2つのエピソードからは「挑戦的」という一貫性が読み取れます。
すると、なぜ自分は挑戦できるのかというモチベーションがそのエピソードや自分のパーソナリティの中に埋まっているはずです。
それを掘り起こしてモチベーションという部分まで言及できれば、
「この人はこういう思いがあるから挑戦できる人なんだ」
というように相手に伝えることができます。

これらは簡単な例で、一貫性の作り方は無限にあります。

「どの強みを最もアピールしたいか」
「それを証明するエピソードガクチカと研究にそれぞれあるか」

この2つを整理すると、一貫性が生まれやすくなると思います。

普通は時系列で考えた際に
ガクチカ→研究という順番になっているはずなので、ガクチカの軸を優先した方が説得力があると思います。
もちろん例外もあります。(ガクチカで挫折して研究で自分の軸が生まれた場合など)

4.一貫性を生んでいるモチベーション


前項で少しだけ触れましたが、どのエピソードや行動にも表れる自分の一貫性には必ずモチベーションがあります。
モチベーションを掘り起こす方法は「なぜ」と問いかけることです。

挑戦的なのであれば「なぜ挑戦したいのか」
継続力があるならば「なぜ続けられるのか」

そのモチベーションは幼少期からなのか、挫折経験があったからなのか。それとも活動を続けるうちに生まれたのか。
なにかしらのきっかけがあったはずです。
そのきっかけまで言及して面接で伝えることができれば、一貫性についてはほぼパーフェクトです。

5.取り組みたい仕事までつなげる


今の自分をつくっている一貫した軸を伝えるのはもちろん大事です。
「私はこんな人です」ということがわかりやすく伝わるからです。
ですが、それだけにとどめるのはもったいないです。

面接では必ず
「志望動機を教えてください」
「弊社に入って取り組みたいことはありますか」
「キャリアプランを教えてください」
など、未来のことも聞かれます。

ここでも一貫性を持った受け答えを心掛けましょう。
○○の仕事をしたい。私は○○というモチベーションがあり○○が得意なので、それを発揮できる○○に取り組みたい。

このような流れで十分かと思います。
一貫性というのは非常に重要なので、本選考の時期までにしっかりと固めていきましょう!!

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