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#010 評価システムをいじっちゃえば究極のマンネリを狙える?

ゲリマンダー

アメリカ マサチューセッツ州のエルブリッジ・ゲリー知事による1812年の選挙区割り。
架空の火竜「サラマンダー」に似ていることから命名された。
自分の都合のいいように選挙区割りを変える。
倫理的にどうかということは置いておいて、選挙に勝つための方法として日本でも過去に「鳩マンダー」があった。
1970年代のアメリカン航空の座席予約システムもそう。
それまでの判断や評価の基準を変えて天下をとる。

このような事例を個人の日本語教師も活用しないわけにはいかない。

日本語教師はどのようにいい評価を得るのか、、

日本語学校に所属しているのであれば、

学習者目線で
授業がわかりやすい、授業が面白い、この授業を受けるとJLPTに合格できたり日本語能力が高まる、
などなど

教務主任目線で
無理なお願いを受けてくれる、学習者と問題を起こさない、などなど

経営者目線で
安い給料でガンガン働いてくれる、法人に利益を与えてくれる、サービス残業してくれる、などなど

このような評価基準を変えれば日本語教師として幸せに働ける。

学習者目線はそのまま重要視して、教務主任目線と経営者目線を排除。

ジョブディスクリプションを明確に文章化し、契約に盛り込む。

これとこれは自分の仕事、それ以外は関与しない。
「それ私の仕事ですか?ジョブディスクリプションに明記されていませんよ?」ときっぱりと断れる状態にしておくことが何よりも重要。

授業準備や丸つけや進路指導などに押し潰されて消えていった日本語教師の数を現役の教師なら多く知っているはず。

何でもかんでも仕事を押し付けられて、断れないキャラクターの教師になるのは地獄への入り口。
時間が来たらサクッと帰る。残業なんてあり得ない。
仕事を家に持ち帰るなんて仕事ができない教師のなせる技。

教務主任や同僚からなんと思われようが、学習者からの評価が高く、法人に利益を運ぶなら経営者側は嬉しい。

日本語学校に所属していないのであれば、学習者の究極のマンネリを目指す。

世界中の日本語学習者に向けて「日本関係なら〇〇先生とじゃなきゃヤダ」と思わせる。

いい授業をするのは大前提で、究極のマンネリまで行けば日本語の授業以外に仕事の幅が広がる。

もう9年も一緒に勉強しているシンガポール航空のキャビンクルーの女性。日本語授業だけでなく、色々な日本関係の依頼が来る。
この女性をハブに、イギリス、アメリカ、香港、の学習者を紹介してもらった。

誰でも入れる大衆向けの安い居酒屋チェーン店ではなく厳選した会員制高級クラブを経営するイメージ。

自分の希少価値を高めて、最初から授業料を高く設定する。プラットホームを使って中抜きされるのではなく全て個人で管理。スケジュールも自由。

学習者以外の他人から評価されるのでなく、日本が好きな学習者からの評価で幸せに働きましょう。




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