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#008 子供に自転車を買い与えたらエントリーマネージメントに想いが馳せてイライラした

7歳の誕生日に買ってもらった新しい自転車。近くの公園で練習。嫌いな野菜もモリモリ食べるようになり、階段をよく使う。
「一生懸命練習して、足をトレーニングしてオーストラリアに自転車で行くんだ!!」「そっか、じゃ来年はエリックに会うために自転車でオーストラリアに行こうね」という会話をしている親子。微笑ましい。

でも、自転車でオーストラリアに行けないことはそのうちわかるし、頑張れよと励ますことが虚しいことを親もわかっているはず。ある時点までは微笑ましいことも、現実を知ったら微笑ましくなくなり、逆に悲しくなる。足をトレーニングすることが他にいかせるかもしれないということは当然あり得る。

日本語教師養成講座はどうか。
授業を担当しているといくら説明しても理解できない人、そもそも教えることに適性がない人がたくさんいる。しかしお金を払って講座を終えれば修了生となる。だが、その人たちは日本語教師としての職になかなかつけない。寝てても420時間と揶揄される理由もここにあり、成績が悪くても修了できる。
誰の得になるのだろうか。
養成講座を運営している会社の得になる。
講座の修了生が教師になってもならなくも授業料は入る。もちろんバンバン就職することが次のタームの宣伝になるので優秀な人が多いほうがいい。

日本語教師養成講座に入学するために適性テストを行うべきである。

無理な人を入学させない。

日本語教師が国家資格になることから最近注目を浴びているのか入学者が増えているため会社としては嬉しい。

でも長期的に考えれば、今のままの制度で誰でも入学可能にすることが得策なのか。

オーストラリアには自転車で行けない。
適性は講座で身につくものではない。

日本語教師養成講座もなかなか大変だけど、エントリーマネージメントを考えることも大切じゃないだろうか。




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