第65回 東京高円寺阿波おどり。
1957年に始まった東京高円寺阿波おどりは今年で第65回目を迎える。阿波踊りの発祥地である徳島県を含めて、戦後の復興と共に高円寺には沢山の地方出身者が住み着いたそうだ。
一般的には、お盆が終わるとそろそろ夏の終わりを感じ始めるのだが、高円寺の夏は2日間の阿波踊りを終えるまでは続く。まさに夏の風物詩といえる。
別に、祭事を行う事で世界の何が変わるわけでもない。しかし僕らにとって世界は、人間の認識の集合体として存在しているのだとすると、周りの人たちとこうした季節のイベントをともにする事は認識の足並みを揃える力があると思う。
1つの季節を迎え、そして終える。それは違う価値観や世界観を持つ人間同士が、手を取り合って生きていく動機を思い出させてくれるのではないだろうか。
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