【現像 #27】 前ボケを入れると写真に奥行き感が出る
はじめに
綺麗な風景や何かしらを主題にして写真を撮っても、それがただ離れた所にあるだけ、みたいな感じになりやすいと思います。
そんな時、主題より手前にある被写体をボカして画角に入れると、主題までの奥行き感が出てきます。
今回はその辺りをお話ししたいと思います。
作品紹介
距離感比較
まずは以下の写真、どうでしょうか。
飛行機が「ま、遠くにあるね」って感じで、写真としての奥行き感というのははあまり感じないと思います。
これに前ボケした被写体を入れてみるといかがでしょう。
自分がいる場所から飛行機までに奥行き感が出てきたと思います。
もう一つ比較の例を。
以下は桟橋を撮ってみました。
ま、これはこのままでも絵になるような気はしますが。。。
で、奥行き感を出すために、前ボケを入れてみました。
でもちょっとわざとらしいですね。笑
なので、いっそのこと視線誘導も兼ねて大胆に前ボケを入れてみました。
桟橋までの奥行き感、かなり伝わるのではないでしょうか。
作例
遊具の向こうにある花を見つめた感じで。
前ボケがちょっと入ってるだけでも効果はあると思います。
空に目を向けてみましょう。
天体ものはそれだけだと距離感なんて感じられませんが、前ボケを入れ込むことで、遥か遠くだなぁ、って感じが出てくると思います。
住宅街だって、前ボケを入れると奥行き感のある絵になりますね。
ホテルなどでも、手前に何かオブジェがあれば利用しましょう。
街中スナップですが、電灯の柱があるのと無いのとでは、印象が全く違うと思います。
街中スナップもう一つ。
とにかく何か前ボケを入れてみよう、と意識して練習してもいいかと思います。
比較的練習しやすいのは花かもしれません。
距離を置いて植わってるし、邪魔してる葉っぱが実はいい感じに前ボケになってくれたりします。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ついつい主要被写体だけを撮りがちですが、それも撮りつつ、前ボケを入れ込むことによる変化も楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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