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【現像 #26】 写真の視線誘導の方法は色々あるよね

はじめに

写真には主題が必ずあると思いますが、パッと見た時にそれに気づいて欲しいですよね。
そんな視線誘導をするパターンがいくつかありますので、今回はその辺りをお話ししたいと思います。



作品紹介

以下、一般的に言われている事と、自分でも「これもそうなんじゃない?」と思ったところもあったので、パターン別にまとめてみました。

ピントが合っている部分

当然と言えば当然なんですが。。。
人間の目って不思議ですよね。注視している部分以外は見えてないですよね。
それを写真で表現するにはボケを利用する感じかと思います。ボケているものよりピントが合っているものに自然と目が行きますよね。

自然と写真の上の方に視線が行くと思います。
肉眼では遠くを注視している感じかと。
背景ボケの例
たとえ背景が同色系でも、ピントが合っている方に目が行くと思います。
前ボケの例
明るさで負けていても、ピントが合っている方に目が行くと思います。


明るい部分

暗いところより明るいところに目が行きますね。

他にも下記の記事で紹介していますので、よろしければ見ていただければと思います。


差し色

周りに比べ、目立って異なる色のものに目が行きますね。


画角に占める割合

被写体の画角に占める割合も大きな要素と思います。

これだけ大きければ、もう迷う事なく切り株に目が行くかと。
ちょっと引いてみましたが、ぱっと見での視線誘導が弱いような、
「草むらにも何か見るものあるの?」と思ってしまいそうです。


周りより突出している

何か同じものの中から飛び出ているものに注視してしまいますよね。


主題以外を不完全にする

主題以外のものも、完全な形で画角に入っているとどれを見ていいか迷いがちですが、そういうものを見切れる感じに切ってしまえば、自然と完全なもの(主題)に目が行きます。(写真における「引き算」)
作例は下記の記事を参照していただければと思います。


主題が暗くてもいい場合

明るい部分に目が行くと前述しましたが、主題が暗くても視線誘導される場合があると思います。周りが明るくて主題が暗い場合ですね。いわゆる影絵がそうだからかもしれませんね。
ただ、画角に占める割合は気にした方が良さそうです。


小さくてもいい場合

人間の目は不思議ですね。床に落ちてる小さなゴミに気づくように、小さくても周りと違うと目に入ってきますね。なんか異物的な形だったり色だったり。



おわりに

いかがだったでしょうか。
主題への視線誘導にも色々ありますね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


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