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♯7 多くを持たない心地良さ


まずは簡単に自己紹介させて下さい。
ワタシは、いわゆる繊細な人。
妻であり、母親でもある。
娘でもあり、仕事人でもあります。
そんなワタシも40代後半に突入しました。
ここにきてようやく気付いたこと、それは、
“いつも穏やかで、機嫌良くいたい“
シンプルにそれだけです。
その為に「自分を整える」を
何よりも大切で優先しています。
色々な視点から整える事について共有できたら
嬉しいです‥


20代のワタシは、人生の最大の喜びと最大の悲しみを経験しました。大事なモノが一気に増え、大事なモノを次々に失った。沢山の嬉し涙と悲し涙を流した10年。
30代のワタシは、自分を後回しにした10年。故に、心身共にバランスを崩していました。
40代前半、ひたすら社会勉強をさせてもらった5年間。
ワタシの常識と世間の常識の擦り合わせの連続。その「摩擦」のお陰で、常識の概念が変わりました。
そして今、40代後半。自分の足とペースで、ワタシという人間を、今存分に味わっています‥


今回のテーマは
「多くを持たない心地良さ」
です。


本当の理想って何?


自分の中の勝手に作り上げていた「理想の〇〇像」が漠然とありました。
妻の理想は〇〇
母の理想は〇〇
娘の理想は、〇〇
仕事人としては、〇〇する。〇〇してるはず‥。

いくつかあるワタシの顔。その全てにおいて、自分の理想像でいられないと、「顔」に失格の烙印を押されてる気がしてました。
だから、全てにおいて関わる方たちの期待に応えたいって思い、自分が作り上げた理想のワタシでいる為に、闇雲に頑張って。理想を追求していたつもりが、”ワタシ自身の笑顔がとても不自然”である事にハッとして。理想とは、かけ離れている事に気付きました‥。

取捨選択が心の余裕をくれる

利用できる事は“とにかく”利用する。
くれると言われると“なんでも”ありがたく頂く。
そして自分の足らない所があると気付けば、そこを補う為に学ぶ。今振り返ると、どんだけ自分を過大評価していたのかと、恥ずかしくなります。
そんなに沢山抱え込んでも持てないのに‥

人生の経験を、よく「点」として表現されます。その経験、点と点が後に繋がる事があると。だからどんな経験も無駄じゃない、と言われ励ましの言葉として使われがちです。確かにワタシもそう思います。
だけど、やっぱり時間は有限。20代の頃の時間の使い方と、40代の時間の使い方は同じ感覚ではいられません。若い頃は、「点」の経験は本当に必要だと思います。だけど、40代は?50代は?その時と同じでよいの?
時間の大切さを感じ始めた40代、ワタシは取捨選択を始めました‥
それによって感じること、「心の余裕」です。


ホントに必要なものだけの心地良さ

ワタシの中での優先順位、ここは間違えたくない。そう思えたのは、取捨選択を意識した40代。
いらないモノの為に使う時間。これは、「もったいない!」心のどこかでNOとしていることをYESとしてしまうこと。いくら笑顔を作っても、顔は間違いなく、歪んでるはず‥。不自然な笑顔はそうなりますよね。
優先順位を間違えることは、自分を偽る事に繋がるのだと、心と表情が教えてくれます。

ワタシのような繊細なタイプは、暇な時間があると不安に襲われやすいです。なので、暇な時間を作りたくなくてしていた行動。これの使い方が大きく変わりましたね。若い頃は必要なモノもないのに、ショッピングに出かけて、衝動買い。あとは、お酒。そんな時は大抵は飲みすぎてしまいます。結果、いらないモノを持ってしまう。時間を無駄に過ごしてました。
今は、時間のある時の過ごし方、それは見えないモノを得られるコトをしています。
例えば、散歩、運動、読書、映画鑑賞など。
これこそが、今のワタシに必要なモノだと体感中です。
散歩は気分が晴れるし、運動は汗と一緒に心と身体の老廃物が流れます。
これらは、自分の心と身体を軽くしてくれます。おかげで、睡眠の質はとても良いです。
そして読書や映画鑑賞は、ワタシの知らない世界を教えてくれ、とても有意義な時間です。

多くを持たない事こそが、理想的なワタシで、そう在れることがとても心地よい、という事に心底気付けました。


♾♾♾♾♾

歳を重ねる事は、何もしないと気力も体力も自然と落ちていく。そんな自分とうまくと付き合う為に心を整える為、自分と向き合うコト、必要なことです。
突き詰めていくと、この年齢ならこれくらいは出来ないととか、妻なら‥母親なら‥と、自分に課題を突きつけていました。その課題をこなすことは、足し算になりやすい。多くを持つ事は、心身共に疲弊します。
でも、これまでの経験にプラス思考ではなく、掛け算で捉えるようにする。そう応用で考えるようになれたら、人生の後半戦、少し楽になれたような気がします。不要なモノは抱えない。そうすると余力が生まれ、小さな事でも楽しめるようになる。そうすれば自然と好きなモノに囲まれて、自然な笑顔になれる、そう感じる毎日です。
40代後半戦、欲張る時ではないですね。見えるモノも、見えないモノも、多くをもたないコト、繊細なワタシは、それが心地良い。自分を存分に味わう秘訣かな、なんて思っています‥


最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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