積読解消日記 #3
前回から3ヶ月ぶりの解消日記。
なお、前回は2ヶ月ぶりの更新だったので、4ヶ月後に#4が来るかもしれない。数列みたいですね。てか多分数列。
またまた積読だけ増やして解消できていない始末ですが、いつか仕事が減って本を読む余裕ができたときのお楽しみとしてですね。
(今トレンドの本もあるけど)
積読解消日記#3 『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』
今回はタイトル的にはめちゃ専門書っぽいですが、めちゃまんがでした!
個人的には対人援助職だけでなく、思春期・青年期と関わりを持つ人は読んでほしいと思いました。
オープンダイアローグ自体はフィンランドが発祥とされる精神療法ですが、そのシンプルさの中にとても奥が深いパラドックス的な方法です。
そして、オープンダイアローグの手法(と言っていいか)も本当にパラドックスでしたね。
『変えようとしていなからこそ変化が起こる。』
中でもグッときたのは、主体性を重んじること
対人援助上当たり前だろと思われるかもしれませんが、どこかで忘れてしまうことも。
解決を急いでしまうとき、支援者としての結果を求めてしまうとき、患者の関係者の目を気にしてしまうとき、
これもパラドックス的ですが、その急いでしまっている計画的な支援をしている時にあえて「今日は”ゆっくり”行くか」と意気込んで関わると、かえって進んでいくこともある。
この書籍をよんで、その”ゆっくり”な関わりにに輪郭がついてような気がしました。
支援者と被支援者は、同じ文脈の上にいる時もあるし、そうでない時もあって。それぞれが今どの立場にいるかをきちんと把握しておかないと、支援者は”行きすぎた支援”をするだろうし、被支援者は主体性を傷つけられて、支援されているはずなのにかえって悪化していくこともあるんだろうなと。
特に、今思春期青年期と関わることが多くなり、このオープンダイアローグの本はとても大切だなと思いました。
私は彼らの主体性をちゃんと尊重できているかな、学校というめちゃくちゃシビアな世界から勇気出して抜け出してきてくれたからな、と。
これを書きながらも色々考えることはたくさんだけど。
でも、最近こんなこと言ってるとよく笑ってくれて嬉しい。
「この社会はごく一部の人だけのための社会だから」
「君たちがそうなるのがむしろ当然」
「まじ万人ハードモード」
「週休1日で宿題も部活もあるなんて、まじでバグってるから」
思春期・青年期だけでなく、尊厳を傷つけられた大人たちもたくさん。
どうにかハードルを下げるお手伝いしかできないけど。
本の内容より、感想とか私の展望になってしまったけど!
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