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大人も子供も、不自由を作って自由になろう。精神的・身体的に元気な身体【デジタルデトックス】


1. イントロダクション

 先日のグリーンエクササイズの記事を見ていただいてもわかるように、現代人は便利なものに囲まれているが故に安らぐ時間がなくなってしまっています。

そこで重要となるのが、デジタルデトックスです。

 デジタルデトックスとは、現代のテクノロジー中心の生活において、デジタルデバイス(スマートフォン、コンピュータ、テレビなど)から意図的に距離をとる行為を指します。
 この概念は、私たちの日常生活が急速にデジタル化してきたことへの対応として登場しました。
 デジタルデトックスは、心と体の健康を保つための試みとして捉えられており、その必要性や方法についての興味は年々高まっています。

2. メンタルヘルスの影響

2-1. 睡眠の質の低下

 過度なスクリーンタイム、特に寝る前のデバイス使用は、メラトニンの分泌を抑える可能性があるため、睡眠の質を低下させるとされています。
 メラトニンは、私たちの体内時計を調節するホルモンであり、充分な量が分泌されないと、質の良い睡眠を得ることが難しくなります。

2-2. 集中力の低下

 スマートフォンやコンピュータの頻繁な使用は、脳を常に刺激し、その結果、集中力を持続させることが難しくなる可能性があります。特に、多くのアプリやウェブサイトが、私たちの注意を引きつけるよう設計されているため、一つのタスクに集中するのが困難になることがあります。

2-3. ストレスや不安の増加

 デジタルデバイスの過度な使用は、ユーザーのストレスや不安を増加させる要因となりうることが、多くの研究で示されています。特に、SNSによる比較文化や、常に新しい情報を追い求める行為は、メンタルヘルスに負の影響を及ぼす可能性があるとされています。

3. 身体的健康への影響

3-1. 体への負荷

 長時間のスクリーンの前での作業は、特に姿勢が悪い場合、筋肉や骨格に不自然な負荷をかける可能性があります。これは、長期的には慢性的な疼痛や体の不調を引き起こすリスクがあります。
 集中してパソコンや携帯を触っている人で良い姿勢な人を見たことがありません。

3-2. 青い光とメラトニンの分泌

 デジタルデバイスのスクリーンから放射される青い光は、眼の疲れや頭痛の原因となるだけでなく、メラトニンの分泌を抑制するとされています。これにより、睡眠の質が低下するリスクが増大します。

3-3. 首や背中の痛み

 スマートフォンやコンピュータの不適切な使用習慣は、首や背中の痛みの原因となることが知られています。特に「テキストネック(スマホ首)」と呼ばれる症状は、スマートフォンの長時間使用によって引き起こされる首の痛みや不調の一因とされています。これも姿勢からくることが多くあります。

4. リアルな人間関係の希薄化

 デジタルデバイスの過度な使用は、リアルな人間関係の希薄化を引き起こすと言われています。
 これは、オンライン上のインタラクションが増えることで、直接的な対人コミュニケーションの時間や機会が減少するためです。
 特に、家族や友人との関係がオンライン中心になると、感情の伝達や深い対話の機会が失われることがあります。さらに、SNSにおける表面的な関係や「いいね」文化は、本物の人間関係の質を低下させる要因となりうると考えられています。

noteやXをしている私には耳の痛い話ですが、、、
けど、「いいね」嬉しいですもんね。笑

5. 注意力の散漫

 現代のデジタルデバイスは、通知やアラート、SNSの更新など、常に新しい情報を提供する設計となっています。
 これらの情報は、私たちの注意を散漫にさせ、深い集中を困難にする可能性があります。継続的なタスクスイッチングは、脳の疲労を増加させるだけでなく、生産性の低下を引き起こすことが知られています。そのため、集中して作業を行うためには、不要な通知をオフにするなどの工夫が必要です。

6. デジタルデトックスの方法

6-1. 定期的な休憩

 「ポモドーロテクニック」とは、25分間の集中作業と5分間の休憩を交互に繰り返す時間管理の方法です。この技法を用いることで、作業効率を最適化し、同時にデジタルデバイスからの適切な距離感を保つことができます。

6-2. スクリーンフリータイム

 特定の時間帯、例えば就寝前1時間や起床後1時間を、スクリーンを見ない時間とすることで、心と体のリフレッシュを図ることができます。
 これにより、質の良い睡眠や一日のスタートをより良いものにすることが期待できます。

6-3. オフライン活動

 スクリーンから離れて、実際の趣味や活動に時間を費やすことは、心の健康を維持するための有効な手段です。例えば、本を読む、散歩をする、手紙を書くなどのオフラインでの活動は、デジタルデバイスからの適切な距離を築くのに役立ちます。

上記3つは私も取り入れています。
レッツ グリーンエクササイズ!

7. デジタルミニマリズム

 デジタルミニマリズムは、デジタルデトックスとは異なり、完全にデジタルデバイスから距離を取るのではなく、その使用を最小限に抑える考え方です。
 このアプローチは、必要なデジタルツールだけを選択し、それ以外は排除することで、デジタルデバイスのオーバーユースを防ぐことを目指しています。
 デジタルミニマリズムを実践することで、デジタルデバイスをより効果的に使用し、同時にリアルな生活とのバランスをとることができるとされています。

8. 私の体験談: スマホ使用と睡眠の質

 私自身、以前から寝つきが悪く、眠りが浅い問題に悩まされていました。毎朝、新しい一日を迎えるはずなのに、前日の疲れが残ってしまい、一日を元気に過ごすのが難しい状態でした。なんなら寝たことで疲れているような状態・・・

 そんなある日、その原因として挙げられたのが、寝る直前にスマホをいじっていたこと。「眠りが浅いのそれじゃないの?」と、妻から指摘されました。
 そのアドバイスに従い、入眠前のスマホ利用をやめてみると、驚くほどの変化が。次の日からぐっすりと眠れるようになり、朝起きるときの疲れも軽減されました。

 その方法は非常に簡単。寝る前にスマホを機内モードに切り替え、枕の下や遠くに置く。そうすることで、手が届かない場所にあるため、ついついチェックしたくなる誘惑から解放されます。

 この簡単な方法を試すだけで、私の日常は大きく変わりました。
毎朝6時には起きて、妻と娘と散歩に出かけられるようになりました。
 もし、同じように睡眠の質に悩んでいる方がいれば、ぜひトライしてみてください。費用も時間もかかりませんし、良いことしかありませんよ!是非感想を聞かせてください。

9. Q&A: デジタルデトックスに関するよくある質問

Q1: デジタルデトックス中はどのようにして情報を取得すれば良いのか?
A1: 一時的にデジタルデバイスから距離を取る場合、新聞やラジオ、書籍などの古典的な情報ソースを利用することがオススメです。また、家族や友人との会話を通じて情報を交換することも有効です。

Q2: スマホを完全に手放すのは難しいが、少しでも依存度を下げる方法は?
A2: スマホの使用時間をトラッキングするアプリを利用して、自分の使用パターンを確認し、必要以上のアプリを削除する。また、通知をオフにすることで、頻繁にスマホをチェックする回数を減らすことができます。

Q3: デジタルデトックスの効果はどのくらいの期間で感じられるのか?
A3: 人によって異なりますが、多くの人は1週間程度で明らかな変化を感じることができるでしょう。特に、集中力の向上やストレスの軽減などの効果が期待されます。

10. まとめ

  • デジタルとの関わり方の見直し:

    • 科学的根拠: 数多くの研究が、過度なスクリーンタイムとメンタルヘルスの問題との関連を示唆しています。例えば、一部の研究によれば、長時間のスクリーンタイムは不眠や不安、うつ症状と関連があるとされています。

    • 推奨アクション: デジタルデバイスの使用時間を制限し、特に入眠前のスクリーン使用を避けることで、メンタルヘルスを保護することができます。

  • 健全な生活スタイルの築き方:

    • 科学的根拠: デジタルデバイスの過度な使用は、身体活動の低下と関連しています。これは、肥満や慢性疾患のリスクを高める可能性がある。

    • 推奨アクション: 定期的にアクティブな休憩を取ることで、身体活動のバランスを保ち、健康的な生活スタイルを維持することができます。

  • 個人のニーズに合わせたバランスの重要性:

    • 科学的根拠: 人々のニーズや生活スタイルは異なります。そのため、一つのデジタルデトックスの方法が全ての人に合うわけではありません。

    • 推奨アクション: 個人のライフスタイルやニーズを考慮しながら、デジタルとの関わり方を調整することが、最も効果的なバランスを築く鍵です。

 このように、デジタルデバイスとの健全な関わり方は、メンタルヘルスや身体の健康、そして日常の質に大きな影響を及ぼします。それぞれの科学的根拠を理解し、日常に取り入れることで、より健康的な生活を実現することができます。



なんか、先日のグリーンエクササイズでもそうですが、
身体に良いことをしようと思うと、徐々に過去に戻っていく必要があるのかもしれませんね。


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