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チョットワカル時の振る舞いに気をつける
ふと考えてしまったことがあったので、雑記程度に残してみました。
ここではエニアグラムを例に挙げていますが、他でも同じような事があると思います。
ぶっちゃけ結論はありません。自分が今まで感じていたことを、これから向き合って考えるようにしていきたいと思い、取り留めないですが文章に書き起こしました。また、以下は個人の見解であり、所属している会社や組織などは一切関係ありません。
キッカケ
「この人、エニアグラムについて何を知ってるんだろうか?」って悪い自分(不健全な状態)が出た。
出典は伏せますが、自分がモヤモヤした原因は2つあります。
自分が知らない人(少なくとも所属している協会ではない人)がエニアグラムを説明している
人を操る、うまく動かす、と言ったリーダーシップとしてエニアグラムを説明している
いわゆる流派の違いの問題だと思いますが、こういうものを目の当たりにしたときに「自分がどのように振る舞うべきか?」を事前に備えておきたいと思いました。
悪い自分が出ることは、よくあること
今回の書きたいことではないですが、例えばこんな事もあります。
他の手法推し
例えば、ストレングスファインダーやMBTIといった手法を会社やコミュニティが推して、その結果が全てで正しいみたいに主張しているところに遭遇した時。
過去に「え?それ本当なの?」ってエニアグラムと比較して質問してたかも。マウント取っても、きっと相手は困るだけですよね。
最近は「そういう考え方もあるよねー」と受け流すことにしています。
自分に合っているかどうかが問題なだけで、合わなければ関わらなければいいだけの話です。
適職診断
いわゆる性格診断というものを適職診断に使う考え方。
もちろんエニアグラムでもあります。多様性を認めることを主張しているはずなのに、ステレオタイプに当てはめようとしているところに矛盾を感じますし、自分の気質が関係してるかもしれないですが「お前が、俺の職業を決めんじゃねーよ」って気持ちになります。
ただし、主張している適職は案外間違っていないと思うし、それに反骨してしまうのは悪い癖だと思っています苦笑
流派の違い問題
今回キッカケとなった問題を一般化すると、こんな感じです。
自分の知らない人が、自分が大事にしていることを流暢に語っている
自分が大事にしているものが脅かされているためしれない。
実際は自分自身が脅かされてる訳ではないけど、
「そこらの性格診断のように、そんな軽く、薄っぺらくエニアグラムを語らないでほしい」みたいな気持ちになる。
適職診断の状態に近いのかもしれないです。
ただ、もし自分が大事にしていることを伝えようとした時、自分の想いの言語化が難しいし、例え言語化できたとしても伝わらない。そんなもどかしさと、言語化して伝えることを簡単にできてしまう相手に対して嫉妬心があるのかもしれません。
他のタイプではどう感じるのだろうか?興味のあるテーマではあります。
自分が知らない使い方をしている、もしくはその方法が気に食わない
リーダーシップの方法の一つとして「相手をうまく動かす」ための手法として語られる場合があります。
自分がそんな風には使わないとは言い切れないですが、なんかモヤモヤするフレーズです。
なぜなら、「自己理解と受容することによる個の成長」と「他者理解と受容することによる豊かな人間関係の構築」を目的としてエニアグラムを学んできた身としては、かけ離れたフレーズになっていると感じるためです。
自分の知らない主張に対する反応
同じように「帝王学としてのエニアグラム」って考え方があることを最近知りました。帝王学とは、以下のようなものです。
帝王学(ていおうがく)とは、王家や伝統ある家系・家柄などの特別な地位の跡継ぎに対する、幼少時から家督を継承するまでの特別教育を指す。
エニアグラムと帝王学の関係についても調べてみました。
鈴木秀子は、エニアグラムは約2000年前にアフガニスタン地方で体系が築かれたといわれ、イスラム社会全域に浸透し、特に神秘主義的な一宗派であるスーフィー派[注釈 13]で重視され、特に社会のリーダーの育成マニュアルとして発展したもので、イスラム社会を中心に2000年の実証的検証を得ていると主張している[11][12][注釈 14]。約2000年前に生まれイスラム周辺の王家に口伝されてきた帝王学などと主張する講師もいるが、根拠はない。
エニアグラムと帝王学の関連は初めて知りました。根拠がないからこそ学問として教わっていないと認識しているので、教えてもらわなかった事は全然問題ないと思っています。
一方で「自分が大事にしているもの」に対して知識不足がある事に気づきました。こういった自分の知ったかぶりな所は改めないといけないと気づかされました。
現時点での結論
私が持っているエニアグラムに対する知識からすると「相手をうまく動かす」とか「帝王学」と語るのはやや誇張しすぎだと感じています。
だだ、これらをビジネスの謳い文句としているのであれば、私が持っていない知識や経験に裏打ちされているのでしょう。それに対して自分が文句を言う筋合いもないです。
ですので「そんなことにいちいちモヤモヤしてもしょうがない」が今の私の結論です。
ただし、モヤモヤしてしまった時にどのように解消するか?については現時点で答えはないです。
これもタイプによって違うんだろうなぁ。
今後、さまざまな場面でこう言った問題は起こり得ると思っていますが、自分の中の「チョットワカル」が弊害になっているのではないかと考えています。
すべてのジャンルはマニアが潰す
という、新日本プロレスのオーナー木谷さんの考えにつながるのではないかと思います。
エニアグラムを知らない人、チョット聞き齧った人、ちゃんと学んでファシリテーターになった人、協会の運営側、それぞれに主張なりイデオロギーが少なからずあります。流派の違いによる問題は避けられない。
もし対立することでお互いを潰したり、最悪は業界自体の衰退の可能性もあるので、心地よい関係の作り方については常に考えてアップデートするようにしていきたいと思います。
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