商社の営業とは~動機・行動編~

今回は商社の営業を通じてどうなりたいか。またその為にはどのような行動(考え)をしていくべきか検証したいと思います。商社の営業、という前にどのような仕事においても必要なプロセスかと思いますので自分に当てはめてもお考えください。


1、仕事を通じてどうなりたいか

学生を終えて、社会人になる。資本主義の日本における、「仕事をする」ということは国民の義務でもあります。

そもそも皆さんは何の為に仕事をしていますか?

生活する為、養う家族の為、お金の為、世間体の為、社会貢献の為・・・もちろん人によって動機は違いますし、理由に関しては人それぞれだと思います。当然仕事をしなければ収入が無くなり、そもそも生活することが出来なくなります。

この「何の為に?」「どうしてこの仕事しているのか?」ここの根本的な部分(土台)をしっかり考えている事が出来ているでしょうか。当たり前の事ですがこの部分はしっかり腹落ち出来ていない人が多いと思います。

私自身、第一志望の会社に入れた訳でもなく、行きたい部署にも行けず、順風満帆な社会人生活を送れているとは言えないです。しかし、この土台を作ることで仕事へのモチベーションや取り組み、将来のビジョンが見えるようになりました。

この土台がしっかりしていないと、仕事の中で迷子になってしまいます。何でこの仕事をしているのだろう、これは自分の為になっているのだろうか?立ち戻れるものがないと迷子になり、それこそ誤った選択や時間の浪費が起こってしまいます。

私が考える仕事の動機は、「自分の為」です。もっと言うと「自分の市場価値を高めたい」という事になります。1部上場企業に勤めていますが、いつ会社がなくなるか分からないですし、やれる仕事の幅を増やしたいと考えています。またどこの会社に行っても活躍できる人材になりたいです。その中で商社の営業というのは、たくさんの競合商流がある中で商品で選ばれるよりも会社(人)で勝ち取るという部分に惹かれ、門を叩きました。そこには自分自身が成長出来るものがあると考えています。

この「自分の為」という動機を強く持つことが出来れば、今行っている仕事や会社を通じてどうなりたいか。という部分を考えながらなので、行動に対して理由付けが明確となります。この当たり前の事、入社時は思い描いていたものが入社後や仕事に忙殺されてしまい見失っていた・・・という事が多いのです。人によって動機は違うと思いますが、そこの部分に対してしっかり自分での考えを持つ事が大事なのです。

「会社の為」ではなく、自分の為の市場価値を上げる為に会社を、営業という立場を利用させてもらっているのです。


2、営業で出来る事とは

会社によって営業職に求める業務やスキルは変わってきますが、本質的に目標計画(数字)に対して、売上(金額・台数)と粗利(売上ー原価)の確保を継続的に求められる職種だと考えます。昔の上司は言います、「数字さえ達成していれば、サボってたっていい」と。

求められるものとしては、売上・粗利の確保。次に債権管理(回収・違算)。会社への提出物。といった所でしょうか。その会社から求められるものをクリアしていく事は、前項目で上げた自分の市場価値を上げる為の手段と捉えています。

商社の営業に関しては前回記事の下記ご参照ください。

もちろんクリアするためには戦略(ストラテジー)を立てないといけません。自分の為に仕事する⇒市場価値を高めたい⇒商社の営業という立場で成長する⇒成長の過程として会社から与えられるものをクリアする⇒どのようにクリアするか?

土台があるから自分のロジックが組みあがってきます。


3、営業で必要な行動(考え)とは

ここの戦略的な話は、色々なビジネス書にも載っている事ですし、各個人でも持たれている必勝パターンや考えはあると思いますので要望あれば(もしくはまとめたくなったら)詳しく書きたいと思っています。

①優先順位を付ける

時間管理のマトリクスを知っていますか。緊急度の高低、重要度の高低の4領域に落とし込む優先順位を付ける上で大事な考え方です。まずはここをしっかり落とし込む事が大事。

②スケジュールの管理

会議やアポイント管理、打ち合わせの時間、研修・・・など時間を押さえてやる仕事がたくさんありますが、人が関わる項目(アポ・会議)に対してのスケジュールだけでなく、計画や自分に対してのスケジュールを落とし込む事が大事。

③個人のスキルアップ

仕事をこなすだけでスキルアップ出来ていると実感出来ているなら、その仕事は出来るかもしれませんがそれ以外の仕事の時はどうでしょうか?

ニュースを見る、本を読む、勉強をする、セミナーを聞く、有識者と話す、討議する、noteに記事を投稿する(アウトプットの練習)、、、時間を作って自分磨きを怠ってはいけません。それが直接的な仕事に繋がらないにしても、遠回りでも自分に知識・糧として返ってきます。また興味を持てるか、というのは非常に大事なスキル(能力)だと思います。

④どうやって売れるか?ロジカルシンキングの引き出し

どうやって売れるか?のアプローチに対しての戦略の練り方は人それぞれですが、ロジカルシンキングとして考え方のフレームが数多く存在するので使わない手はありません。個人的にですが今多用しているツールを紹介します。

OODAループ理論・・・観察(Observe)、状況判断(Orient)、意思決定(Decide)、行動(Act)

「40秒あれば逆転出来る。」アメリカ空軍のジョン・ボイド大佐の考えた戦戦略です。

PDCAサイクルがよく聞くツールの一つかと思いますが、どちらかというと生産(メーカー)的な思考であり、OODAループの方が営業戦略として短いサイクルで回すことが出来るので使用しやすいです。ぜひ考え方の一つにいかがでしょうか。



今回、根本的な話から記事にさせて頂きました。営業として悩んでいる方や、仕事に対してのモチベーションが下がっている方も含め、考え方の一つとして参照して頂ければ幸いです。

長文で読みづらかった部分もあるかと思いますが、お付き合いありがとうございます。よろしければコメント・フォローお願いします。(質問、意見何でも構いません)


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