マーケティング検定3級の考察
先日、マーケティング検定3級を受験し合格したので試験についての考察や合格する為のプロセスについて書いていきたいと思います。この資格についての情報が多くないので参考にして頂ければと思います。
1、マーケティング検定とは
内閣府認定「マーケティング検定」とは、公益社団法人日本マーケティング協会主催のマーケティング能力を測定するための試験です。試験方式として「CBT(Computer Based Testing)」を採用しており、都合の良い場所と時間を選んで、全国各地のテストセンターで受験することができます。https://www.jma2-jp.org/marken マーケティングHPより引用
あくまで「民間資格」の対象となります。マーケティングの知識を有しているかの指標となるもので3級は初心者レベル、2級は中級者、1級は上級者という具合です。
*1級はまだ試験実施されていません。2020年7月に2級試験が始まったという、まだ新しい検定試験でもあります。
内容もマーケティングに関する知識全体を勉強する必要があり、アカデミック的な部分もありますが実務における知識を付けることが出来るものとなっています。なので社会人の方であれば営業や経営、開発などを実務として行われている方、マーケティングを勉強している学生にもオススメの資格だと思います。
2、試験内容
出題範囲ですが、
基本概念/市場環境/戦略マーケティング/マーケティングリサーチ/消費者行動/製品戦略/価格戦略/コミュニケーション戦略/チャネル戦略/サービスマーケティング
の10領域から6つのセクションに組み合わせて試験結果を評価されます。
試験時間は60分で30問中21問(70%)以上正解で合格となります。1問あたり4-5個の解答が用意され、正しいもの・誤っているもの・あてはまるものを選ぶ問題が比較的多い構成となっています。
3、勉強方法・時間
推奨テキストと問題集はマーケティング検定側より図書として、ホームページ上に記載があります。(下記参照)
勉強方法としては、テキストを読んでから問題集を解くという一般的な方法で3周ずつは目を通し、問題集も90%以上の正答率まで持って行った状態で臨んだのですが結果はギリギリの70%合格。正直私自身は間違った対策をしていました。
試験を受けた感想なのですが、問題集の問題はほぼ出ません。というよりテキスト上の話やそれ以外の問題が出てきた、という印象です。要はマーケティングの事をどれだけ体系的に理解しているか?というのが聞いてきている問題だと感じました。それは仮にテキスト上には記載の無い内容でも、マーケティングを体系的に理解していれば回答が導けるものだという意図も汲み取れました。
勉強時間は約30時間ほど、約3週間で集中して勉強して取り組みましたが私は大学時代にマーケティングを専攻していたのもあったので実際に一から勉強される方はもう少し時間がかかると思います。
なので勉強方法としては問題集はそこそこにして、テキストメインでの勉強を進め、可能であれば推奨テキスト以外で図解メインでマーケティングを表しているテキストなどで勉強されると良いかと思います。(参考になるテキスト見つけたらまた紹介します)
4、まとめ
自分のスキルアップと改めて勉強をと思い、今回マーケティング検定3級を受験しました。正直、自分の為と思い勉強を始め、余裕で受かるだろうというつもりで受けたのですが結果ギリギリで冷や汗もの。合格がすべてではないですが、再度マーケティングを学習するにはオススメです。また2級試験も開始されており、今月末には問題集が発行されるようなので挑戦したいなと思っています。(2級は「Advanced Marketer」として認定され、箔が付くと思うので)
あまり過去問題含め情報がなかったのでまとめてみました。参考になれば幸いです。長文お付き合い頂きありがとうございました。
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