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相手も自分も幸せにする説明の仕方とは〜説明力養成講座での学び〜

おはようございます。コウイチです。
「上司に説明しても、提案が通らない。どうすればいいの?」とお悩みの方いらっしゃいますか。
私も昔そんな悩みを抱えていました。そのような悩みを持つ方に役立てていただきたいと思って本日は書いていきたいと思います。

本日のテーマは「相手も自分も幸せにする説明の仕方とは〜説明力養成講座での学び〜」です。

今回は3/24に開催された、深谷先生の「説明力養成講座1DAY 」に参加し、得られた学びについて書いていきたいと思います。

講座に参加した理由は、シンプルに説明力を磨きたいと思ったからです。商品開発の場でも説明力は提案を通すために必要です。
しかし私は昔から説明することが得意ではなく、たくさんの失敗をしてきました。
今では以前のようにプレゼンで大失敗、ということはなくなりましたが、それでも求められていることからズレてしまったなー、ということはあります。
そんなこともあり、説明力について学ぶため、書籍『賢い人のとにかく伝わる説明100式(深谷百合子著)』を読んでおります。

その学びを深めたいと思い、冒頭の講座に参加しました。

これから、そこで得られた学びを書いていきたいと思います。


1,説明力とは

講座では、説明力とは「情報収集力」と「情報整理力」の掛け合わせであると述べられていました。

料理に喩えるとすると「情報収集力」は「素材(what)を用意する力」で「情報整理力」は「レシピや盛り付け(How)」をする力のことです。

説明力が付くと、スムーズに意思疎通が図られるので相手の時間を奪わない、かつ自分も信頼され、重宝されることに繋がります。

「説明力養成講座1DAY 」でのコウイチのメモより

相手も自分も幸せになる、そんな素敵な心がけですね。

それではその説明力を発揮するには、どのような心がけが必要なのでしょうか。講座の内容に沿って書いていきたいと思います。

2, 素材を収集し、相手のニーズに合わせて盛り付けよう

相手に届く説明をするためには、相手に具体的なイメージを持ってもらう必要があります。例えば「彼はジェントルマンだ」と説明しただけでは、どのようにジェントルなのか、いまいち伝わりません。そこで具体例やエピソードなどを添えると相手に具体的なイメージを持ってもらいやすいと述べられていました。
例えば「彼はどんなに疲れていても、かならずお年寄りに席を譲るようなジェントルマンだ」というともっと伝わるのではないでしょうか。

そこで説明をする際には具体例を入れられるように、情報収集しましょう。

ちなみにマーケティングの場でもストーリーテリングは顧客から共感が得られやすい方法として重視されています。以前、書きました「ペルソナデザイン」ではストーリーを作ることで生活者の合理性以外の感情面にアプローチできることに触れました。

さて素材となる情報が収集できたら、あとはどう盛り付けするかですね。

次は情報整理力です。そのときに必要な心がけは「説明のゴールを考えること」です。次に書いていきます。

3,説明のゴールを考えよう

説明について次の3つのパートに分けて考えることを教わりました。

説明の3つのパート
①事実を伝える
②感情や考え方を示して、気持ちを動かす
③相手にとってほしい行動を促す

「説明力養成講座1DAY 」でのコウイチのメモより

この中でまず伝えるべきは③になります。こちらが説明のゴールに直結するからです。

例えば外を子供と歩いていたら、向かいから車が来ていたとします。あなたは子供に道の端に寄ってほしい。そんなときどのように伝えますか。「道の端に寄って」と言いますよね。これが③のパートです。

③のパートだけでも、その通りに相手が行動してくれる場合もあるでしょう。しかし、ビジネスの場面、特に「上司に自分の提案を承認してほしい」ような場面ではそうはいきませんよね。

そんな時は、3つのパートを全て入れて説明することが重要です。

①「事実を伝える」には、先ほどの情報収集力をフル動員して素材を用意する必要があります。
②「感情や考え方を示して、気持ちを動かす」ためには、相手が何を望んでいるのかをしっかり把握し、情報を相手のニーズに沿った形に整理して伝える必要があります。
そして最後の③「相手にとってほしい行動を促す」が説明のキモとなります。
その説明のゴールは何か?ということをしっかり意識する必要があるからです。
ちょっと意外に感じられるかもしれませんが、この③をおざなりにしてしまうことが結構あるのです。

昔、会議で新商品の説明をしたときのことです。私の説明を聞き終えた部長は、おもむろに「、、それで?」と私に聞き返したのです。そのとき私は冷や汗をドバッとかいたのを覚えています。

伝えたい内容ばかりを気にして説明した結果、私が部長に何をして欲しいのか(③のパート)がすっぽりと抜けていたのです。状況報告を聞いてほしいのか、今後について相談したいのか、何かを承認してほしいのか、不明瞭なまま説明を終えてしまいました。

そのような失敗を経験してからは、説明の冒頭で「〜についての報告です/相談です/承認をしてもらいたいです」等と説明の目的を先に伝えることにしました。
説明される側もゴールを先に明確にしてもらった方が、何にフォーカスして聞けば良いか分かりますので負担が減ることになります。

このように「説明のゴールを明確にして、そのゴールの到達に必要な3つのパートを揃えてあげると良い」ということを学ぶことができました。
こんな分かりやすい講座を「10年前に受けれていたらなあ。。」と遠い目をしていまいます。
あの頃の自分のように説明がうまくいかないで悩んでいる方は、まずは深谷さんの書籍『賢い人のとにかく伝わる説明100式』を読んでいただくことをおすすめします。

説明する側の視点ばかりのものが多い中、説明される側への思いやりがベースになっている本書は、やっぱり素敵だなあと改めて思いました。

まとめ

今回は3/24に開催された、深谷先生の「説明力養成講座1DAY 」に参加し、得られた学びについて書いていきました。
<ポイント>
・説明力とは「情報収集力」と「情報整理力」の掛け合わせである
・具体例やエピソードなどを添えると相手に具体的なイメージを持ってもらいやすい
・その説明のゴールは何か?ということをしっかり意識する

(2024/04/13追記)天狼院書店さん主催「“面白かった”で終わらせない、超実践読書会」で本書が取り上げられるようです!

ビジネス書や実用書を読んで、「面白かった!」「良いこと言ってるな!」と思ったはずが、翌日にはもう、何を読んだのか忘れてしまっていることが。セミナーなどでもよく、『セミナーの内容を実践する人は参加者の内の1割もいない』と言われるのと同じように、本の内容について実践する人はほんの一握りです。

そして実践できた一握りの人であっても、一人でやると正解もわからず、挫折してしまうことがほとんどなのではないでしょうか。

そう、ほとんどすべての人が、本を使い切れていないのです。非常にコスパの悪い読書になってしまっているのです。この状況を打破するのが、『超実践読書会/プラクティス・リーディング・プロジェクト』です。

このプロジェクトは、読書会当日だけで完結するものではありません。
本を読み始めるその時からスタートし、実践、そして1ヶ月後のアウトプットまで含まれた、プロジェクトになります。
ひと月ごとに、対象となる書籍を、

「“面白かった”で終わらせない、超実践読書会/プラクティス・リーディング・プロジェクト」より抜粋

大変興味深い内容ですね。日程は、4/14(日) 10:00~、明日です。私は都合が合わず参加は難しいです。残念。。
ご興味のある方は検討されてはいかがでしょうか。
以上、追記でした。

お読みいただき、ありがとうございました。

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