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資格いおっさん33 第3種電気主任技術者(4/6) 機械のお勉強編

note開始以前に受けた試験について、記録します。
電験は重要なので何度か執筆予定です。
4回目は機械の勉強法についてありのままと考察をお伝えします。

①勉強時間
 機械1年目:他2科目と同時進行で5か月(機械単独で実質毎日30分~1時間、ラスト2か月は毎日1時間弱)
 機械2年目:4か月(最初の2か月は毎日40分、ラスト2か月は毎日1時間~2時間)

②勉強量
 機械1年目:テキスト1周+過去問10年を2周半
 機械2年目:過去問10年を4周

③下知識
 機械工学出身、ボイラタービン主任代務者経験アリ(2年)、1年目と2年目の勉強の間に第2種電気工事士取得、
 電気点検について、電気主任技術者に月一で同行して一通りチェックなどを1年半

④使用テキスト・問題集

 みんなが欲しかった! 電験三種 機械の教科書&問題集
 印象:カラーイラストで非常に分かりやすい。一番売れているのも納得の内容。アッサリしている印象もあるが、高得点で合格できたのでこれで十分なのも確かか。
  問題集は過去問10年を先に買っていたのであまりやらなかった(目を通した程度)。

 みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集
 印象:練習用過去問の量としては十分。解説もほぼテキストどおり。


⑤おっさん流攻略

1年目
 (1)テキスト1周以上、過去問は確実に3周と定める。1年目の反省を生かして、半年前に計画を開始して、勉強量を確保。
 (2)電力と法規を同時学習したが、どちらにも応用が利く。特に三相交流。抱き合わせで学習すると良いと思う。
 (3)最初の一か月はテキスト中心で早めに駆け抜け、学習内容の網羅とボリューム感をチェック。
 (4)1日に2科目、各10問のノルマを決めてゴリゴリ。飽きたら科目チェンジ。結構こなせたが、最初は回路図を渋るなどして伸展はぬるい。
 (5)半年あったとはいえ、3科目同時はやっぱりきつかった。2か月前になって、重点的に実施する科目を絞る(電力と法規)。
 (6)同時にこの頃(2か月前)に交際していた彼女に振り回され苦悩。やっぱり難関資格は孤独にやるか、よき理解者の存在が必要。
 (7)10日に一回休むペースだとやはりしんどい。週に一回は休むのがちょうどいい。土日以外のどこかが良いだろう。
 (8)2週間弱残して過去問10年を2周半まで一応終える。計画を立てていたので大きな外乱があってもなんとかこのペース。
 (9)最後の10日は一日おきに過去問1年分一挙解答で、5~6割得点が続く。正直手応えは今一つだったが、電力を優先しつつも、疲れたらYoutube動画で
計算問題や電動機の仕組みを確認しつつやれるだけやった。
 (10)電力で満身創痍となり、機械はぼーっとして受験。結果は50点と振るわず、合格点調整に賭けるもあえなく撃沈。
もう少し早く、回路図を使った攻略に気がつければペースも上がった。また、独学で3科目は結構キツイとも分かった。

2年目
 (1)去年と同様に計画を立てて勉強量を確保する。今年は確実性を高めるために4周と決める。
 (2)昨年学習した内容は頭に残っていて、回路図の他、フェーザ図も頑張って頭に入れたため、かなり余裕の解答が続いた。
 (3)だれてきたので二種の問題集を購入、余裕があるときにマイペースで、その日やった場所と同じ範囲の問題を解く。
 (4)最後の2週間は法規と合わせてほぼ毎日1年分の過去問を解答し、7割~8割と理解を深める。
 (5)十分対策をしていたおかげか高得点で合格(70点)

⑥反省点
 初年度に3科目同時がキツイのと、プライベートの調整で苦しんだのは電力と同じである。
 電力で習った三相交流も大事だが、どちらかと言うと電動機のトルクや電流の計算、滑り、比例推移など独自の概念をしっかりやると良いと思う。
 1年目は公式丸暗記でゴリゴリ戦ってしまったが、絵解き図解の大事さに早く気が付くべきだった(Youtubeで知った)。
 回路図も慣れない人はうんざりしてしまうが、フェーザ図も同様に早く覚えたい。そんなに難しくないのだが、覚悟を決めないと覚える気にならないかも。

⑦学習優先度(通常の分けによる呼び名とは異なる場合があります)

 1位:直流器
 2位:誘導器
 3位:同機器
 4位:変圧器
 5位:照明
 6位:電気化学・パワエレ
 7位:その他(伝熱、自動制御、他)

 いきなりだが捨てるなら自動制御かもしれない。こればかりは異質で学習効率が悪い。おっさんは大学の頃にブロック線図を習っていたので、
 おや懐かしいねと多少取組めた(試験でもいけた)が、覚えることが多い中で、自動制御まで手が回るかは微妙である。でも5~10点分ある。
 1位~4位の4器の攻略は当然行うべし。必ず出題される得点源であり、回路図とフェーザ図を縦横無尽に使いこなせるまで練習すると安心。
 侮れないのが照明で、これも異質なのだが、語呂合わせと単位換算を同時にやりつつ、過去問よりも問題集重視で4、5問連続で解くと頭に入る。
 たまに出題されない年もあるが、例年5点は確実に取れると思うので、抜かしてはならないだろう(1年目捨ててしまって後悔したものだ)。
 電気化学は高校物理の延長である。高校物理をしっかりやっていれば後回しでも理解は追い付く(最悪そのまま受験もできる)。
 パワエレも捨てる人が多く、おっさんも優先度低め設定。覚えてしまえば割と解ける。Youtubeなどで補填しつつの学習が好ましい。
 伝熱も同じ。但し伝熱は計算ミスしやすいので、狙うなら電気化学の確実性といったところか。
 自動制御は賛否別れるが、その他については、一通りの網羅は必要と思う。急ぎで受かるなら4器だけは必修で、次いで照明が解ければあとは運次第か。

※次回は法規科目の攻略について具体的にお話をする。

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