2023年5月の記事一覧
ひと匙日記 けん玉ラッパー
5月1日(月)
信号待ちで向こう岸にいた人がけん玉をやっていた。二度見した。
見た目はラップバトルとかしていそうな雰囲気の人でジロジロ見たらけん玉飛んできそうだから、視線は外しながらも視界の端に入れるかんじで見ていた。ラッパーらしくけん玉を回す時もなんとなく裏でリズムをとっているように見えた。かっけぇー。紅白の歌いながらけん玉するやつに参加してほしい。いや、もうする予定で練習しているのかもしれな
ひと匙日記 ラーメンライス
5月2日(火)
カップヌードルサイズのワンタンスープと家から持ってきた米がお昼にはちょうど良くてよく買っている。今日のお昼もそのつもりでワンタンスープのフタを開けたら思い切りヌードルが入っていた。しかし、何事もなかったかのようにラーメンとライスを食べた。パワー。
ひと匙日記 にがずっぱい
5月5日(金)
レオナルドディカプリオのドキュメンタリーを観た。
むかし、ちょっといいなと思っていた人に誘われてタイタニックを観に行った。映画のあと、映画館から出るための階段を降りる時、彼が突然、映画に出てくるワンシーンを真似て手を繋いで階段をかけ降りた。ドキドキした。なんかいいかんじなんじゃない?と淡い期待を抱いた。しかし、後日わかったのは、彼は自分の彼女が実家に帰省している期間にわたしを誘
ひと匙日記 電車のなかで本を読む
5月6日(土)
満月。夏葉社の島田潤一郎さんのトークイベント。何回も泣きそうになって、いっかい溢れたら止まらんくなるのわかってたから、必死でこらえた。
サインもいただけて、「又吉さんのファンで…」と声震えながら言ったら、すごく気さくにお話してくださった。もう一生夏葉社と島田さんを応援すると誓う。そして本を読む。
ひと匙日記 これから出逢える贅沢
これまで歌集をあまり読んでこなかったので、すばらしい歌人たちのうたを今から読めると言うのはすごく贅沢なのではないか。つい一昨日くらいから塚本邦雄の歌集を読みはじめたら、めちゃくちゃ良くて、ぞわぞわして、こういう感覚をまだまだ味わえるのかと思うと、ぞくぞくするのである。小説や随筆もしかり。
ひと匙日記 手をあげろ
5月10日(水)
質疑応答のチャンスがある時に、手をあげるのはかなり勇気がいる。変な質問と思われるかなとか、質問したいことが伝わらなかったら恥ずかしいなとか、なにが言いたいねんてならんかなとか、すごい考えちゃって質問するチャンスを逃してしまうことがよくある。でも、チャンスがあるときはなるべく勇気を出して質問した方がいいなと最近つくづく思う。先日の島田潤一郎さんのトークイベントでは聞きたいことを
ひと匙日記 非現実の現実
5月12日(金)
電車内で男子高生三人組の会話が聞こえてきて、「ほー」ってなった話。
「なんか、振られてからの方が会話が増えた」『LINEの?』
「いや、現実の」
おそらく告白をして振られてしまったけれど、その後の方が、かえって会話が増えたと言う話なのだけど、「現実の」のところがすごく気になってしまった。
直接会って話をすることは現実でLINEでのやり取りは非現実の世界ということか。顔を
ひと匙日記 365日
5月13日(土)
音楽は“あのとき“に一気に連れて行ってくれるタイムマシーンのような力がある。それはいい時もあるけど、連れて行かれるのが怖くなることもある。
すごく大切な曲があって、それを聴いた人とはもう会えないのだけれど、もし今、その曲を聴いてしまったら“思い出の曲“として自分の中で認定されてしまうのが怖くて、十年以上ちゃんと聴けなかった曲があった。でも、ある時、大好きな曲なのに「聴いたら
ひと匙日記 時空がゆがんだ話
5月14日(日)
バス停でバスを待っていると、「すみません、」と声をかけられた。振り返ると綺麗な身なりをされたご婦人がいた。「迷子になってしまって…ここどこかしら…」と言われ、「えっと、もう少し先に行って信号を右に渡ると、〇〇駅がありますが、どこか行きたかったところがありますか?」と尋ねた。ご婦人はなんとなく言葉を濁しながら「えぇまぁ、なんか、電車…」と言うので、さっきよりも丁寧に「電車でした
ひと匙日記 パワポがわからない
5月16日(火)
自分はつくづくアナログな人間であることを知る。