「竜とそばかすの姫」初めて見た
細田守と新海誠の区別もつかないくらい無知の状態で金曜ロードショーを見た。
ひとことでいうと、とても素敵な映画だった。
これは映画館で見るべきだったなと。私が映画を映画館でちょくちょく見るようになったのは今年からだから、まあ、仕方ないんだけど。
仮想空間のイメージは、私の頭をどうひっくり返しても、あんなすごいのは出てこない。クリエイターってホントすごいなと。最初はそう思っていたが、見ているうちにそんなことも忘れてしまった。あれを大画面で見たらもう完全に圧倒されていただろうな。
そして、映像は常々音で決まると思ってきたが、やはり。
音楽が素晴らしかった。ウィキペディアをその後開いたら、いくつか賞を獲得しているようだった。そうだろうなあ。
聞いたことがないような、それでいて心地よい音楽を作曲するの、やはりクリエイターの頭っていったいどうなっているのかと。
お城のシーン、あれ、まるでディズニーのアニメ映画「美女と野獣」じゃないか、あまりに似てないか、これまたウィキペディアを読んで納得である。やはりそうであったか。
なにより、インターネットと今を、架空のバーチャル空間<U>を持ってきながら、あまりにうまく切り取っているので舌を巻いてしまった。これまたウィキペディアを読んで、なるほど細田守という人はそういうことをしたかったのかと、しているのかと。これまた納得である。
さかのぼって、最初の方のシーンで現実世界の細かな背景、あれ、ジブリっぽいなと思った。これまたウィキペディアで(以下略)。
主人公のお父さんをはじめ、あれ、なんか吹き替えに違和感がある。これまたジブリっぽい。というか宮崎駿っぽい。ぜったいプロの声優じゃないな、と思ってウィキペディアで調べたら、やはり。
途中、入道雲の微妙な動きに感動した。これまたウィキペディアを読んで(以下略)。
最後はツッコミどころ満載ではあるが、インターネットに対して楽観的な希望を持つように、現実世界にも楽観的な希望、メッセージを発しているととらえたい。これまた(以下略)。
全編通じて一番好きなシーンは、女版出木杉君と思われた(いや、実は性格悪いかもしれない)ルカちゃんが好きな男の子の前では挙動不審になってしまうところだ。
一番好きなキャラはヒロちゃん。
最後の最後にすずの足を引っ張るともいえるが、その呪いを解くのは、やっぱり王子。
姫が庇護されるだけでないところ、これはやはり昔ながらの神話の形(※)をしていないな、新しいなと思っていたが、そのシーンだけは典型的なものだった。
(※)以下も参照。
主人公の描かれ方に関しては、やはり海外(アメリカだったかな)からの評価がウィキペディアに書いてあり、やはりなと。
「鈴」だから「BeLL」だったのかというのは、ウィキペディアを読んでいるときに気づいた。
ウィキペディアってすげぇ…って結論じゃなくて、書きこんでいる人たちの熱量がすごい。ちゃんとまとまってなかったり、重複があったりするのがこれまたいかにもって感じで。複数の熱心な人たちが書いているんだろうな。
軽くメモ程度にするつもりが、けっこうな長さの文章になってしまったよ。
「もう寝なきゃ…明日たくさん仕事するから…」(ナウシカ風に)
あ、風呂で寝てたんだった。
そうそう、冒頭の写真、なんでスズメバチかって?
あれ、ヒメスズメバチなんだよ。
しかも、この時期しか見られない、オス。
(一般には)得体の知らない怖いスズメバチが竜のイメージに、そして、ヒメスズメバチで姫に。ピッタリだろ?
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