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虫嫌いを克服させる千本ノック 55本目 コモンツチバチ(小紋土蜂)のオス

自分ではたどり着けない世界というものがある。

オリンピックなどはわかりやすい例だろう。

3日前に見たハチの同定などもまさにそれ。

信号待ちしていたら、あ、なんか飛んで来た、止まれ、止まれ、止まれ~と念じてたら、ツツジの葉の上に止まった。

ん?ハラナガツチバチのちっちゃいタイプ?名前なんだっけ、まあ、いいや家で調べよう。何枚か適当に撮っておいた。

以下が全画像である。

家に帰ってから予定通り、まあこの辺に出ているだろうと『ハチハンドブック』を開く。

(※) 増補改訂版が今年の3月に出ていたの今知った。

ああ、ヒメハラナガツチバチかあ、触角長いからオスだなあ、こう書いてあるし。

最も普通に見られるツチバチ

『ハチハンドブック』

そして、こうツイートした。

??を2つつけたのがポイントで(※)、実は、違うんじゃないかな?と思っていた。特にハチの場合は手元に資料が少ないうえに、ほんのちょっとした違いで違う種類も多いから。

(※)同定に関連したツイートで、?1つの場合は、間違いの可能性もあるけど、たぶん大丈夫だろう、?ではなくて、文末が「。」ならば、かなりの確実性で大丈夫(間違いない)だろう=確信レベルというふうに、まあこれもだいたいの感覚だが、使い分けている。

そうしたら大変ありがたいことに、覇蟆邇(はまに)人さん(@Hamani_jin )から、めちゃめちゃ詳しい解説がつきましたよ。

もう、ドドンとそのまま貼り付けますよ。

おお、コモンツチバチ!聞いたこともないハチ。

別角度から撮ったものないか調べたら、すでに上にリンクを張り付けもしたが、

ああ、よく見るハラナガツチバチだなと思って、写り方は気にしたけど、いろんな角度までは頭が回らなかったんだなあ。まあ、奥行きのある植え込みなので別角度もあまり選べなかったけど。

ハチ目(膜翅目)はやはり、翅の膜をきちんと撮っておかないとだなあ。

そして、これに対して、また怒涛の解説。ありがたや。

というわけで、覇蟆邇(はまに)人さんに、おんぶに抱っこどころではないお世話になり方で、コモンツチバチのオスと決定!

ところで、手元の資料で、一番出ていそうな『狩蜂生態図鑑』にもコモンツチバチは出ていなかった。

念のため、片っ端から手元にあるものあたったら、なんと、1冊だけあった!

出版されてからすぐに買った講談社の図鑑シリーズMOVEの『昆虫

ただし、私が持っているのは新訂版ではなく2011年発行のものだ。

ちなみに、オオモンツチバチは、上のMOVEはもちろん、小学館のNEO(ただし私が持っているのはDVDのついていない旧版)、学研の図鑑(LIVEではないもの)、学研のLIVEすべてに出ていた。


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