見出し画像

ミッションインポッシブル!2

夜に駅前に行くには、もうこの道は、この神社は、必ず通るようになった。

同じアラカシだったかシラカシだったか名前はまた忘れている木をチェック。

以下は前回の画像。

もうこういう姿勢は、ミッションインポッシブルのトム・クルーズか、今でもまだ番組やっているのか知らないけど、サスケでしょう。

ヒキガエルではなく、クワガタやカブトムシに期待して来ているのだが、またヒキガエルがいた。

また木登り始めるかと思いきや、むしろ下ってきた。

さらに別の足元から物音がするから、懐中電灯照らしたら、もう1匹いた。

まあ、いいかと一度はその場を離れたのだが、あれだけ大量にいるカナブン、ヒキガエルは食べないのだろうか、それとも食べるのだろうか、頭の中はそれでいっぱいになった。

生贄を捧げてみたくなる悪魔のささやき。

それに、2匹同時撮影をやはりしたい。

少し迷ったのち、踵を返し、元の位置に戻った。

まずは1枚撮っておく。

下の方のヒキガエルが、この画像ではわかりづらいでしょう。つまり、見ごとに擬態が功を奏しているというわけです。

上のヒキガエルが下に降りてきたなあと思って眺めていたら、え?

パクっといっちゃいました。

次に撮った画像を見てください。見比べてみてください。

違いがわかります?

上のヒキガエルが少し下に来て、黒い虫がいなくなっているでしょう。後者はサイゼリヤの間違い探しのさほど難しくないものと同レベルでしょう。

黒い虫は画像ではわかりづらいが、カナブン。

カナブン、食ったんですよ。

生贄にする必要もなく、目の前で私の疑問にそのまま答えてくれた。

あと、よく見てもらうとわかるが、2枚目の画像、パックンチョしたほうのヒキガエル、目を閉じている。

飲み込んだ後、しばらくは音がしていた。

ヒキガエルの腹の中で、カナブンはもがいたに違いない。

脚のトゲが引っかかって、痛くないのか、胃の表面に傷つかないのか、心配になっちゃいましたよ。

上のヒキガエルは、下のヒキガエルのそれこそ、接触するのではないかというくらいの目の前を通り過ぎ、行っちゃいました。

『金沢城のヒキガエル』によると、図書館から借りて読んだのもう14年以上前なのだが、ヒキガエルは夜にミミズ1匹でも食べれば満足して、寝床に着くという。

その記述の通りなら、もうお腹いっぱいということになるのだろう。

カナブン、消化悪そうで、それで十分な栄養になるのかどうも疑問なのだが。

ミミズならばまるまる栄養になりそうだが、確かに。消化器官に入っているものを除いて。

スーパーに行った帰りにも神社に寄ったが、もう1匹のヒキガエルもいなくなっていた。

神社から出たところで、イケメンのヒキガエルも目撃。ヒカレガエルにならないことを祈る。

腕があまり太くも見えないから、イケメンではなく、凛々しい系の美女かな??



サポートありがとうございます。いただいたサポートは記事の充実のための費用にあてがいます。