虫嫌いを克服させる千本ノック 30本目 キムネクマバチ(黄胸熊蜂)のオス
真っ赤なお鼻と言えば、トナカイさん。
では、淡い黄色のお鼻と言えば?
それは、キムネクマバチ(いわゆるクマバチ)君。
オスなのに、可愛いでしょ?
お鼻と言ったけど、正しくは頭楯(とうじゅん)。
オスは頭楯が黄色くて、メスは黒い。
キムネクマバチのオスというと、GW前後のころに、やたらホバリングしてときに通りゃんせ、ときに近づいてくる。
まあ、オスなので毒針(産卵管が変化したもの)を持っておらず、無害なのだが、よく知らないうちは(ほとんどの人がそうだと思うのだが)びっくりして、ちょっと怖いよね。
オス同士の縄張りをかけたバトルもなかなか迫力がある。飛んでるものなんでも追っかけるし。ブーンという羽音もね、抜群の効果音。
今日は明治神宮に行ったのだが、そこの広場にシロツメクサがたくさん咲いていて、まるで下の記事の続きのようだった。
どんな虫が花に来ているかなあと花がたくさん咲いている方に足を踏み入れたらすぐに、え?スズメバチ?と思ったら、キムネクマバチだった。
シロツメクサにキムネクマバチが来るっていうイメージがあんまりないんだよね。
300mmレンズを構えて、え?オス?と気づく。
キムネクマバチのオスというと、とにかくすでに述べたホバリングしかイメージないので。
もちろん今までも花に来ているところを何度か撮ってはいるのだが、もうこの時期は、メスをゲットして、交尾して昇天しているのかとばかり思っていた。
キムネクマバチの生態、全然知らないしなあ。
で、驚いたのは、ここで見たキムネクマバチはすべてオスだったこと。
実際にファインダー越しで確認したのは4頭だけだったが(写真に撮れたのは3かも)、すべてオスだった。
またキムネクマバチは盗蜜と言って、花の正面からではなく、花びらに横から穴をあけて蜜を吸うのだが、シロツメクサの花が小さすぎるからか、みんな正面突破していたようだった。花粉がお鼻についたのかと錯覚するくらい。でも、あれならば花粉を媒介してくれるのではないかと思う。盗人とは言わせないぜ。
そうそう、キムネクマバチはマメ科の花が好きらしい。シロツメクサもマメ科だからね。
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