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虫嫌いを克服させる千本ノック 56本目 モモスズメ(桃雀蛾)の幼虫

一昨日(2023年7月25日)の夜、仕事帰りに神社を通り、ん?これは羽化中のミンミンゼミ?というのを見て、撮った。

成虫は誰が見てもその違いは明らかだが、幼虫でミンミンゼミとアブラゼミの違いのわかる男になりたい。課題なのだ。

家でご飯を食べてから、翅がもっと伸びたところで確認しようと思ったのだが、そのまま寝落ち、目覚めたら5時だった。

いてもたってもいられず、神社へ。しかし、その他の羽化中だったアブラゼミも含めて、すべてもぬけの殻だった。

ミンミンゼミ疑惑の抜け殻をもって、家に戻ることに。

庭木の多いとなりの家の前を通ると、今シーズン初のカラスウリの花に気づく。

これを撮った直後だった。

うわっ!

でかっ!

唐突に目に入ったそれは、見たら絶対撮りたくなる、そして絶対撮るスズメガ幼虫!

木を確認したら、これは春先に毎年花が咲くのを楽しみにしているアーモンドだよ。ということはウメとかモモにつくスズメガだな、あとですぐわかりそうだなと。

旺盛な食欲。間違いなく終齢幼虫だろう。

せっかくなので動画も撮った。

この記事よりも早く、昨日アップしているのだが、意外にも再生数が伸びている。

あ、そうだといったん家に300mmレンズを撮りに戻る。そして、#300ミリレンズ最近接 で撮影。

でかくて入りきらねぇ。

この尾角からの黄色いラインが同定ポイントになるよなと予感。

全身写すのに、カメラを斜めに傾ければいいことに気づく。早く気づけ。

再び90mmマクロレンズに換えて、全体像を撮っておく。

撮影終了5時半近く。

幼虫もそこまで種類が多いわけではないが出ている『くらべてわかる蛾』でまず調べる。

スズメガの幼虫は見開き2ページになっていて、多くの種類を一度に見られるので、非常に重宝する。

やはり。

モモスズメで確定。アーモンドとモモは非常に近縁なのだ(改めて調べて、アーモンドの和名が扁桃と初めて知った。そして、扁桃腺の扁桃がここからきていたとは!)。

出社時、また気になるでしょう(笑)。この隣のおうち、鳥もよく来るので。食われちまわないか心配で、心配で。

昨日の9時過ぎ。

あれ、いないよ?いなくなっちゃった?食われた?

塀を上から覗き込んで、アーモンドの下の方もチェックしたよ。いないよ!

いたわあ、向こうの枝に。

まだ食事中かとてっきり思っていたんだけどね。

あれ?死んじゃった?

こういうふうにぶら下がるようにして、畑で大量に死んでいる幼虫を見たことがある。あれは農薬の力だったと思うんだけど。ニンジンの葉だったかな。キアゲハの幼虫探してたら見たその光景はショッキングだった。

昨夜、仕事帰りの23時45分。

健在!

安堵する。

そして昨夜も寝落ち。

4時前にこの和室で目覚める。

モモスズメの幼虫チェック!

食ってます。3時58分。

そのあと、寝たっけ、寝てないっけ…。まあ、今日は仕事休みだからいいんだけど。

外が明るくなってきたので、また見に行く💦5時10分。

もう食事は終わっていた。

アリが歩いてきたよ。

昨日より食事の時間を早く切り上げている。それとも消化が進んだらまた食べるのだろうか。

背景の青空、高積雲がまずまずなので、いっしょに撮ることを試みる。

写真の芸術性はさておき、モモスズメの幼虫の擬態がそれなりに機能していることが分かるだろう。

あ、そうだと、25mmレンズを撮りにいったん家に戻る。まあ、隣なので。

再び90mmマクロ。

大きく撮ったものをトリミング。

ああ、そうだと、これを書きながらまた思い立つ。屋上から撮ったら、いよいよ幼虫を食べたい鳥視点に近づけるのではないかと。

まずは今いる位置を確認しに行く。

え?いない?

いた。

わかりづらいよ、やっぱり。そこら辺にいるとわかっていてすぐ見つからないんだからね。

見つかった時はまさにこの角度だった。実際はもうちょっと離れて見ているけど。

幼虫の位置からうちの屋上の方を見ると、うーん、ナナカマドが邪魔をして、こりゃ見えんなあ。

こんな感じ。

このあと屋上に行ってみたけど、やっぱり見えなかった。アーモンドの木の一部が見えはするんだけど、そこにはいない。


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