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映画『デューン 砂の惑星 PART2』公開直前に!

映画館の予告で『デューン 砂の惑星 PART2』やるんだなあと、ぼんやり眺めてた。

『砂の惑星』というとパッと思い出すことが2つある。あった。

一つは旧作をテレビで見たこと。

もう一つは黒川伊保子がどこかの本で『砂の惑星』について言及していて、それは新作出ないとダメだと言っていたこと。

旧作は「映像化不可能とされた作品」と煽りまくっていて、興味をもって見た。高校から大学生の頃だと思う。調べたらテレビ初登場は1988年の金曜ロードショーで、さらに翌週の放送が『五福星』だったので間違いない、それで見ている。当時はジャッキー・チェン大好きで『五福星』を楽しみにしていたから。

もう36年近く前だな。

覚えているのは、ヴォイス。暗殺用の昆虫を模した小型ロボット。それと砂漠に棲む巨大な生き物。この3つだけ。その生物は振動に反応し、それをおびき寄せるために人工的に振動を発生させる棒状の機械を砂地に差す、そんなことだけを覚えている。

『砂の惑星』機会があればもう一度見てみたいと思っていたところ、アマプラで新作の方があるので、黒川伊保子も大好きなので、見てみることに。

字幕版で12日(火)11時近くから見始めた。

暗い画面が多く(苦手)、雰囲気も暗く(苦手)、だんだんつらくなってきた。眠気も襲ってきて、忍耐の視聴に…あれ、なんで俺こんなに頑張らないといけないんだ?1時間くらい見たところで止めて、コタツでまた寝た。

黒川伊保子は本の中でいったい何を言っていたんだ?まったく思い出せない。

断続的にコタツで寝ながら、なんとか仕事に行き、仕事から帰ってきてからつづきを見た。

部屋を暗くしたままで。

それでも画面が暗く、よくわからないところも。何度か戻して見たが。

ああ、これで終わりかなというところで、やっと終わった。

旧作で覚えていたシーンはやはり出てきた。描かれ方が違ったけども。

昆虫のような暗殺ロボットは旧作の方が好きだったな。

ヴォイスは旧作では低い音だったが、新作では高い音で表現されていた。これも旧作の方が好きだなあ。

旧作では記憶にない新作での羽ばたき機、あれはビジュアル的にとても気に入った。飛んでる姿はトンボのようで、可変翼の戦闘機以上に翅をたたむ姿はハチやアブのようだ。虫好きの俺にはワクワクする。

ただ、昆虫の飛翔の原理を多少なりとも知っているので、あれは絶対にありえないと醒めた目で見てしまう自分もおり、自分が残念過ぎる。

「高貴な女とやる犯すのは初めてだ」というシーンはやはり乗り物の中だったと記憶しているので、ヘリコプターのようななんらかの飛行ものは旧作でも出ているはずだ。しかし、全く覚えていない。

新作を見たあと、水曜日の朝にYouTubeで2つだったかな、解説動画を見た。

筋を追うので精一杯だったところ、世界観をある程度つかんだ。

もう一度見てみたくなり、今度は吹替え版で、昨日の午前にまた見始める。

筋を追う方に意識を割かずに済むので、なんだか、めちゃわかる、めちゃ面白い。

あれ、これ、スターウォーズ並みに面白いんじゃないの?

やはり一気見はしなかったけど、夜と、そして今朝に分けて見た。

二度目に見ると細部にまで目が行き、各グループの利害関係や個々の人間の感情の機微、表情まで読み取れるようになってくる。

悪役が勧善懲悪的にわかりやすいのがちょっと笑っちゃうけど。

さらにウィキペディアでいくつか調べていたら、驚くべきこと判明。

映画好きの仲良しさんに『砂の惑星』、画面暗くてわけわかんないよ、YouTubeで解説動画見たら、なんかわかったけど、忍耐の鑑賞だったって話したら、それならこれ見てくださいとすすめられた映画が『インランド・エンパイア』。

調べたら、監督、なんと『砂の惑星』の旧作の監督といっしょじゃん!

他にも調べてたら、旧作には

監督には初めリドリー・スコットが内定していたが、制作が思うように進まないことに不満を持ち、降板した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/デューン/砂の惑星_(1984年の映画)

だってよ。リドリー・スコット監督ってどこかで聞いたなだなとそのままリンク先飛んだら、ああ、そうか、『ハウス・オブ・グッチ』の監督か!

あと面白かったのは、最初、なかなか映像化できなくて、その企画がぽしゃったけど、関わったスタッフがそこから発展させて他の有名作にかかわって、人生切り拓いていったなんてエピソードもあるみたいで、「人間万事塞翁が馬」を人生訓としている俺には、なんかもう運命の作品かもしれない。

いやあ、明日から公開の『デューン 砂の惑星 PART2』、楽しみすぎて、もう8時半からのチケット、予約しちゃうよ!

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