橋から見えた衝撃の光景
以下の記事の続き(翌日)ではあるが、
向こう岸にわたる途中での橋の上から見た光景に、ここでは話を絞る。
この橋は車では何度も通っている。自転車ではこれまで数往復(2往復?)したことがあるだけ。
渋滞していないと車では一瞬で通り過ぎてしまう橋であるが、自転車だとけっこう長く感じる。歩いて渡る人もいないわけではない。
少し進むと川から離れた水辺があり、いきなり目に飛び込んできたのはこれ。
ヘビかと思ったが、どうも人工物のようだ。
2年前、この橋を渡ったその先でアオダイショウを見たことがある。
なので、ヘビがいても驚きはしないが、動かないので死体かと思った。
(ちなみに、川の近くにはあちこちにマムシに注意という立札がある)
ちょっとワクワクしたのだが、残念。
このヘビに擬態した人工物のあった池より先に進んだところで2つの池があった。
撮った順とは違うが、だんだんズームしていくとこんな感じ。
それぞれ順にマイクロフォーサーズで8mm、25mm、60mm、90mm。35mm判換算にするとその2倍の焦点距離。
300mm(35mm判換算600mm)ではこんな感じ。以下、2枚は撮った順。
手前と奥をいっしょに入れる。
と、その直後だった。
胴体の細い4本脚の哺乳類が向こうから歩いてきたんだよ!
イタチ?イタチ?イタチ!?
ファインダーをのぞく。
ん?あれは…。
次の写真を撮ったのが上の写真から6秒後。
タヌキか~!!
タヌキはワンシーンだが、「ダーウィンが来た!」でも出てきていた。いること自体は不思議ではないが、やっぱり本物が見られると感動する。
うちの近くでもタヌキは目撃したことがあるが、もうこの10年以上はハクビシンばかりでタヌキは見ていない。
写真のサイズを大きく(以下はトリミング)。
水を飲むのかなあと思ったら、池はスルーだった。
動画も撮ったよ。
撮っているときに橋の右から人が近づいてくるのがわかったから、途中で止めた。
そして、歩いてきたカップルのうち、旦那さんの方に話しかけた。
「タヌキがいますよ!」
私のおふくろも耳が遠いが、それに輪をかけて耳が遠いようで、何度も言った。
持っていた双眼鏡を渡してみてもらった。
「もっとこっちの方です」という声も届かず…。
「使い方がわかんないよ」
といったすぐ後に、
「あ、いたあ!!!」
と90過ぎていると思われるおじいさんも大興奮。
うれしい!!
奥さんと思しきおばあさんには撮った写真をカメラの液晶モニターで見せたが、老眼もあるのであろう、よくわからないようだった。
しかし、タヌキが動き始めて、肉眼でなんとか分かったよう。
おじいさんには何度も「ありがとう」と言われた。「初めて見た」って。
自分が見て興奮したものをいっしょに分かち合えて最高に幸せな気持ちだった。
そのあとそこにいるアオサギ、ダイサギを撮りつつ、
また先に進む。
そして多摩川。
息を吞んだ。
ひょ~~~~~、南国の海か!というくらいの深く、美しい青!蒼!!
うーん、どうも撮った写真だといまいちのようだけど。
心の底からバカンス!という感じだった。そんなお金かけて遠くに旅行しなくても、こんな身近にすごいところがあったなんて!
身体の芯から震えた。
そしてそこにはアオサギが。
カモにしてはちっちゃい水鳥も2カップル4羽ぷかぷか浮かんでいる。
カイツブリかな?と思っていたら、
潜った!やっぱりカイツブリか。
そして、ゆったりとこれまた大きな魚が泳いでいる。
ミサゴが来たらいい餌食だなあと思って見ていた。
撮っているうちに魚の種類がわかる。
恋じゃん。もとい、鯉じゃん。
悠然とこんなところにいるもんなんだね。
岸辺はセイタカアワダチソウの黄色とススキの白の融合も見事で。
いやあ、ほんと素敵なものを見せてもらいました。
写真でどこまで伝わるかなあ。
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