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KindleはAVと同じ。

この前ちょっと衝撃受けたよ。

途中までしか読んでいない『読む力 最新スキル大全』がKindleアンリミテッドになってるんだよ。

読んでいる途中の本やまだ積読本に過ぎないものがKindleアンリミテッドになっているとショックだよね。まあ、それはともかく。

この本で著者は、電子書籍より紙の本の方がいいという人もいるが、それは慣れの問題と述べていた。

内容を取り込むという点では、理屈の上ではそうなのだが、そして、その視点もわかるのだが、実感としては違和感がある。

実際に『赤を身につけるとなぜもてるのか?』には、同じ内容のレポートでも、レポート用紙が重い方が内容を高く評価されたという実験結果が紹介されている。

もしも本質を見抜けない人がそうだと指摘するならば、その実験に協力した先生たちが無能だというに等しい。

単行本と同じ内容の文庫本を読む場合を想像してみてほしい。単行本の方がありがたみがないか?なんで文庫本の方が文庫本のあとがきや解説などおまけがついていることが多いのかそれでわかった気がする。

単行本の方が値段が高いからだというならば、図書館で借りて読むことを想像してみるといい。

どうであろう。

さて、重さを例にとったが、電子書籍と紙の本の違いはそれだけではない。

紙の本は、なんといっても手触り、匂い、紙をめくる音。編集者を中心に凝りに凝った表紙、表紙カバー、デザイン。五感のうち味覚以外すべてを駆使して味わえるのだ(さすがに本を舐めたり齧ったりする人はあまりいないと思う)。

電子書籍は、その本独特のものは、視覚情報しかない。音読もできることもあるが。

つまり、電子書籍での読書は、AVを見るのと同じなのだ。視覚とせいぜい聴覚しか使わない。触覚はいつも一緒だ。

それに対して紙の本による読書は、五感をフルに使うセックスに近い。

味覚を使わないと言ったが、だから読書しながらコーヒーを飲む人も多いのか。

セックスに近いと言ったが、本を読むだけでは、行為そのものはオナニーに近いかもしれない。一人で感じてるからな。

本棚はさしずめオカズ集。

眺めながら、ついニタニタしてしまうこと、あるよね?

いやらしいね。





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