粘る話(1)
『続ける思考』を読んで一番印象に残っちゃったのは、納豆のくだり。
本を読むちょっと前に、駅チカのスーパーに寄った時、あれ、納豆ってけっこう種類が多いなと驚いたことがあった。
たまたま連日、仕事帰りにスーパーに寄っていたのだが、必ず納豆コーナーを横切る。
納豆のくだりを帰りの電車で読んだその日は、納豆コーナーが今までの2倍に見えた。
今まで漠然とそこを通っていたが、見ていたつもりのさらに広い領域に納豆が展開されていたのだ。
そして、今日、数えた。いったい何種類あるのかと。
ちょっと想像してみてほしい。
いったい何種類の納豆が陳列されていたのかを。
数え間違いがないか、3回数えた。
売り切れているものもあったが、価格の書いてある札を数えた。
(実を言うと数日前にも数えていて、そのときは商品そのものを見てカウントしたのだが、今日の数より3多かった)
さて、何種類あるか考えてもらうために、あえて文章を冗長にして、改行もたくさんしたが、いよいよ、答え。
じゃーん。
発表。
イクよ。
答えは
46種類
だよ。
今日の仕事帰りに寄った時、どうしても、どうしても、どうしても、これを食べたくなって、ついに買ってしまった!
クミゴン(奥様)が用意してくれた夜ご飯は焼うどんだったが、どうしても、どうしても、どうしても、買った今日食べたかった。
焼うどんと卵とおひたしの汁物で意外と腹がふくらんだが、納豆単独で食べることに。
パックを開けてみると、なるほど、わさびはこんな色なのか。
思ったよりも緑でなくからしの黄色に寄せている(※)。
納豆の上についているビニールをはがすと、におう。
ん?いつものおかめ納豆とは違うにおいだ。
どう違うかを言葉で説明するのは私には無理だ。とにかくはっきり違う。見た目もだが。
見た目は白っぽい。
もう少し日がたてば違うかもしれない。
わさび、たれの順にかけて、箸でかき混ぜる。
充分粘り気が出たところで、口に運ぶ。
特にツンとくるようなにおいがするわけでもない。
いつも食べているおかめ納豆は極小粒のため、豆を大きく感じる。
そして味は、甘い。
第一印象は、甘い、だ。
味わうと、確かに豊かなわさびの香りがほんのりする。
ピリ味は微かで心地よい。
ご飯といっしょだと、どうなのかなあ。
おやつにいいかなって感じだ。
あるいは、たまに気分転換に、という感じで。
ドハマりすることは、私はないかな。
あと2パックあるので、感想は変わるかもしれないけど。
ところで、Amazonで納豆で検索したらどれくらい出てくるのだろうと調べたら、意外ととんでもないことに…。
そしてもしやと思って「山わさび納豆」で調べたら、バッチリ同じ商品出てきた。
こちら123円になっているが、私は117円で買った。
(※)記事をアップしてから風呂に入り、そのまま湯船で数時間寝たり考え事したりした後、こどものころ納豆に入れたり、ご飯といっしょに食べていたあのわさびは何だったのかと気になって調べた。
あれはまさに山わさびであり、わさびではなかったのだ!わさびと山わさびが別物であるということ、生まれて初めて知った!!
しかし、まだ違和感をぬぐえず、さらに調べた。
こどもの頃によく食べていたあのわさびとは何だったのか。
Amazonの中で検索していて、やっとわかった。
あれは、わさび漬けだったんだ。
すると山わさびではなく、やはりわさびなのか。
ポイントは酒粕だったのか。そこに味付け。
最初の納豆の話に戻ると、「確かに豊かなわさびの香りがほんのりする」というのは、わさび漬けの白いところ、酒粕がメインのところの味、香に似ていた。
納豆を46種、とりあえず全種食べるつもりでこの記事を始めたが、今度わさび漬け買ってみよ。
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