SPINNS魂オデにおける、最終結果待ち候補者によるイベント参加の効果の考察

今回、ある候補者がオーデションの結果待ちにも関わらず、
アバター権などを目標にイベント参加したことについて、効果を考察する。
私が考えるイベント参加・アバター権GETによる効果は次の3つである。

①SPINNSバーチャル自体への宣伝効果
 これは、イベント自体の効果ではなく、イベント参加によって配信回数と時間が増えることによる効果である。特にSHOWROOMにおいては、配信していた方が視聴者の目に留まりやすい。当然、これはSHOWROOMでSPINNSに関連する人全員に効果がある。一番恩恵を享受するのは、間違いなく本人であるが、他の関係者も少なからずチェックされたり、人が来るきっかけになりうる。オーデション自体はもう既に終わっているが、選ばれた人の今後にも、少しでも効果はあると思う。

②話題づくり
 もし彼女が選ばれ、アバター権も入手したとしたら、非常に異例である。バーチャルのオーデションは、最近は月一ペースで行われているが、この様なケースは皆無と思われる。これは彼女を語る上での伝説の1つとして、選ばれた(場合の)後の活動や布教を容易にする。特にTwitterは文字数制限があり、短文が好まれるため、簡潔に説明しやすい個性や伝説は、布教においてプラスとなる。
 これは完全に個人的な体験談であるが、どれだけ魅力的で個性があっても布教しにくい方がいる。それは「かわいい」や「癒し」といった個性のタイプの方である。これらの個性は人によって定義が異なるし、これらがあふれたバーチャル界隈において、強くアピールしにくい印象がある。それに対して、過激な・少数派(独特)な個性や伝説は伝えやすい。デビュー前アバター権GETは、どちらかというと布教しやすいと思われる。

③アバターによる選出後の集客
 SPINNSバーチャルはSHOWROOMで選出される背景上、デビュー後もSHOWROOMと関わっていく機会も多いと考えられる。SHOWROOMなどの配信で活動しないのならば、それこそ公開オーディションなどする必要はないからである。極論、裏で声優を募集し、3年間契約すればいいだけの話になってしまう。しかし、配信で活動しようにも、デビュー直後はどうしてもSHOWROOMのリスナーが少ない。正式な仕事は、公式の拡散能力を利用することで力を発揮できるが、SHOWROOMでの活動はどうしても効果が薄いものとなってしまう。加えて、他のnoteでも書いたが、オーデション自体が円満に終われなかった最悪の場合、選ばれなかった候補者のリスナーは、選ばれて公式デビューした候補者に寄り付かない。むしろアンチに近くなる。そして顧客は選ばれた1候補者分のリスナーしか残らない可能性がある。そんな状態では、デビュー当初の宣伝効果に欠け、SHOWROOMに居るSPINNSのプレススタッフとしては活躍しにくい。しかし、アバターの配布は、これらの状況に関係なくSHOWROOMリスナーを引き付ける大きな効果がある。極端な例では、アバター配布によってルームフォローが一時的に100人ほど増えるケースもある。配布されたアバターをとりあえず入手しようとする人間が一定数いるからである。もちろん、入手したらフォローを外し、二度と来ない場合も多い。しかし、それでも多くの方が配信者を見るきっかけになる。一瞬でも見る人数が増えれば、それだけ顧客獲得の機会は増えることになる。
 
 これらの点において、イベント参加・アバター権GETは4月を超えた先で、彼女に大きな効果をもたらすと考えられる。これらの考察について、彼女が同様のことを考えた上で参加を希望したかどうかについては知らない。もっと深い理由があるかもしれないし、もっと浅い理由かもしれない。本人は、候補者である自分は(選ばれる・選ばれないに関係なく)もう残り短いから...と言ってた気がする。
以上。

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